みなさんは老衰について知ってますか?
今回は老衰とは何かや、自分の望む最期を向かえるための家族とのコミュニケーションの方法についてご紹介します。
<この記事の要点>
・老衰とは高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死のことを指す
・終末医療という考え方が広まり、QOLを向上して自然な死を望む人が増加している
・自身の医療やケアの希望を話す「人生会議」を行うことで周囲の人の心を軽くできる
こんな人におすすめ
自分の最期をどう迎えたいか考えはじめた方
老衰について知りたい方
終活をはじめようと思っている方
一般的には「年をとって心身が衰えること」を老衰と言いますが、厚生労働省は「死亡診断書記入マニュアル」において、死因としての老衰を「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」と定義しています。
高齢者というものの、老衰死と認定される年齢には決まった定義はなく、平均寿命を超えた高齢者が病気を抱えていない状況で亡くなった場合や90歳以上を老衰死と認定する医師もいたりと様々なようです。
(参考:『令和6年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル』厚生労働省)※2024年11月時点
令和元年の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>、第2位は心疾患(高血圧性を除く)、そして 第3位が老衰です。
過去からの推移をみると、老衰死も2010年以降急増し続けており、2019年には 12万1868人が老衰として死亡診断されています。
これは、病院で治療を受けながら亡くなる方よりも自宅や介護施設での看取りが増えたことや、延命治療を望まない患者が増えたことが要因と考えられています。
参考:令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況
戦後、医療の発展や衣食住の環境も整備され、人々が長生きできる環境が整ってきました。その流れの中、終末医療(ターミナルケア)という考え方が広まり、無理に病院での治療を続けていくよりも、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上すべく自身の死についての希望を家族や医師に共有し、サポートしていくという傾向が強くなってきています。
このように、自然な死を望む人が増えつつあるのは、より長く生きられるようになったことも要因としてあげられます。
人はいつどこで病気やけがをして死を意識するか分かりません。あまり考えたくはありませんが、出来れば家族や身近な人と今後どのような最後を迎えたいかを話し合っておく時間をとるのがおすすめです。
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことを「人生会議」といいます。この取り組みを行うことによって、自分の意思を尊重し、家族など周囲の人たちの心を軽くすることができます。
話すきっかけがないという方は、エンディングノートを書いて共有したり、カードゲームなどで楽しみながら整理していくのも良いでしょう。
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ここ10年で老衰が死因の3位に入るなど、自然な死を向かえる方が多くなってきています。それは、終末医療の考え方が広まったり、意思を伝えて延命治療を行わない人が増えたということが要因としてあげられます。
自身の最期をどう迎えるか、みなさんもこの機会に将来「死」をむかえるにあたって意思の整理をしてみてはいかがでしょうか。
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お通夜とは、家族や友人たちが集まり、故人と最後の夜を過ごす儀式のことです。ホゥ。