近年、少しずつ耳にする機会も増えてきた「生前葬」ですが、実際にどのようなものなのかは、知らない人も多いかもしれません。
この記事では、生前葬の特徴やメリットについて詳しく解説します。また、どのような流れで行うのか、参列する際の服装マナーについても説明します。
※注意:小さなお葬式の提供するサービスには生前葬プランはございません。
<この記事の要点>
・生前葬とは、生きているうちに自身の葬儀を行うこと
・生前葬のメリットは、自分で葬儀の内容を決められて家族の負担を減らせるところ
・生前葬を希望する場合は、家族や親族、参列者に事前に説明して理解や同意を得る
こんな人におすすめ
生前葬を行いたいと考えている人
生前葬の流れを知りたい人
生前葬に参列する際の服装マナーを知りたい人
実際に生前葬に参列したことのある人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。生前葬について知るために、特徴や目的について解説します。また、最近広まってきた理由も紹介します。
生前葬とは、まだ生きているうちに自分で行う葬儀のことです。自分自身が主催者となって主体的に関わるため、家族、友人、知人との素敵な思い出を作ることができます。
決まったやり方が定められているわけではなく、自分で企画して実行するため、自由に行うことができるのが特徴です。
生前葬の目的は一人ひとり異なりますが、一般的な目的は次のとおりです。
定年、引退などこれまで行ってきた仕事などの活動に区切りを付けることを知らせる場となります。
親しい人やお世話になった人に対して、自分が生きているうちに直接感謝の気持ちを伝えるのに、生前葬はとてもよい機会です。
生前葬が広まっている理由としては、社会全体として、死や葬儀に抵抗感が薄れてきていることがあります。死について考えたくないというよりも、むしろ積極的に向き合い、準備をしていく「終活」を行う人が増えてきました。
死を考えることは、今現在生きていることを大切に扱うことにつながるのだという認識が浸透してきています。そのような背景のもとに、生前葬を自己表現の手段の1つとして行う人が増えてきました。
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生前葬とは?事前に考えておきたいことと供養について
生前葬を行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。自身で葬儀の内容を決められる、時間の縛りがない、家族の負担を減らせる、予算を立てやすいという4つのメリットを紹介します。
葬儀は自分が亡くなった後に執り行われるものです。あらかじめ、どのような葬儀にしてほしいか家族に伝えておくことはできますが、自分がその場にいることはできません。一方生前葬であれば、自分自身で自由に葬儀の内容を決められるのがメリットです。
死後の葬儀の場合には、火葬、葬儀会場などのスケジュールに沿って取り進めなければならないため、時間の制約を受けざるを得ません。
生前葬の場合には、火葬とは関わりがないイベントであるため、時間に縛られずに余裕を持ってスケジュールを決められます。
家族が亡くなると、遺族は葬儀の内容を決めて、親族や参列者に知らせ、当日は挨拶をするなどとても忙しくなります。
生前葬は、自分自身が主体となって進めていきます。生前葬を行った後に実際に亡くなった場合、葬儀を簡素化するのであれば家族の負担を減らせるでしょう。
生前葬は、友人を招待して食事などを振る舞い、もてなすこともできます。あるいは会費制にして、参列者から参加費をもらってもよいでしょう。どちらにしても、事前に参列者の数を想定し、予算が立てやすいというメリットがあります。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
生前葬を行うにあたっては、いくつか注意しなければならないことがあります。まだまだ認知されていないものであること、自分で内容を決めなければならないこと、死後の葬儀がなくなるわけではないことなどについて解説します。
生前葬は広まってきてはいるものの、必ずしも周囲の人が理解してくれるとは限りません。「生きているうちに葬儀を行うなんて非常識なことだ」と思われてしまうこともあるでしょう。
家族や親族はもちろん、参列してもらう人にも前もって説明し、理解や同意を得る必要があります。
生前葬には亡くなった後の一般的な葬儀のように、決まった流れや形式はありません。どのような内容にするのかは、自分で決める必要があります。
葬儀社に生前葬の相談をすることもできますが、生前葬を成功させられるかは葬儀社がどのような提案ができるか、企画力があるかなどにかかっていることを理解しておきましょう。
生前葬を行った人が亡くなった場合には、直葬など、葬儀は簡素なものにする傾向があります。ただし、遺族としては、供養のために通常の葬儀をしたいと考える場合もあるでしょう。生前葬を行う場合には、死後の葬儀についても家族で相談しておくことをおすすめします。
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生前に葬儀準備をしたい人に!やることやメリットを解説
生前葬を行う流れの例を紹介します。
1. 開式の案内
2.代表者挨拶 代表者は本人の長男などが務めます。生前葬の趣旨について説明します。
3. 主催者入場 主催者である本人が登場するシーンです。
4. 乾杯
5. 主催者の生い立ちや業績の紹介
6. 余興・スピーチなど
7. 主催者あいさつ 本人が感謝の気持ちを述べます。
8. 閉式の案内
9. 見送り 主催者が参列者一人ひとりを見送ります。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
葬儀に参列する際の服装については知っていても、生前葬の服装マナーは知らない人が多いかもしれません。喪服にするかどうかと、小物の注意点について解説します。
生前葬の場合、本人が亡くなったわけではないため、喪服は着用しないのが基本です。案内状の指定に従うのがマナーですが、特に服装の指定がない場合には、男性はスーツ、女性はワンピースなどの平服でよいでしょう。
どのような服装がよいのか迷う場合には、主催者に直接問い合わせても失礼にはあたりません。
小物やアクセサリーは目立たないものを用意しましょう。メイクや髪型も相手に不快感を与えることのないように、派手なものは避けるのが基本です。目安としては、ビジネスシーンにふさわしいものと考えれば間違いないでしょう。
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自分で内容を決めて生前葬を行えば、自己表現できるだけではなく、家族の負担を減らすことにもつながります。生前葬を行い、家族や友人・知人との素敵な思い出を作りましょう。
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墓じまいとは、先祖供養の続け方を考えた際の選択肢の一つです。ホゥ。