お供え物の定番として線香や花が挙げられますが、お菓子を仏壇に供える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、仏壇のお供えに適したお菓子をご紹介します。自宅でのお供え時や贈り物として用意する場合を想定したお菓子の種類や費用相場、渡すときのマナーについてまとめました。ぜひご一読ください。
<この記事の要点>
・お菓子のお供え物には、最中や羊羹、マドレーヌやクッキーがよく選ばれる
・お菓子のほかには、故人の好きだったものや長持ちする果物などを贈るのがおすすめ
・お供え物としてお菓子を贈る場合の相場は3,000円~5,000円ほど
こんな人におすすめ
仏壇のお供え物として贈るお菓子選びに悩んでいる人
仏壇のお供え物に適したお菓子の相場を知りたい人
仏壇のお供え物を贈るときのマナーについて知りたい人
仏壇にお供えするお菓子を買う際に、自宅用か贈る用かでどれを選ぶべきか迷う方もいるのではないでしょうか。和菓子と洋菓子のどちらにするか悩む方もいるかもしれません。しかしどちらが適しているといったルールはありませんので、故人やご遺族に配慮して選ぶようにしましょう。
お供物として和菓子を選ぶ場合、最中や羊羹(ようかん)、どらやきといった定番の和菓子がよく好まれるでしょう。美しい見た目の落雁(らくがん)や砂糖菓子も、贈り物としてふさわしい品です。
子どものいる家庭には団子や大福、大人向けにはおせんべいといったように、送りたい相手の家族構成を考慮して選ぶのがおすすめです。
お盆や法事に、洋菓子を選んでも問題ありません。贈り物ならゼリーの詰め合わせや、マドレーヌやクッキー、バウムクーヘンなどの焼き菓子が数種類入った詰め合わせなども喜ばれるでしょう。和菓子も同様に、贈り物の場合は日持ちする品を選ぶのがポイントです。
<関連記事>
お供え物選びにもマナーがある!用意する方法・ふさわしい品物・渡し方を紹介
お菓子以外を贈るなら、故人の好物や長持ちする果物や乾物類もおすすめです。しばらく仏壇に供えることを考慮して、日持ちする贈り物を選びましょう。
故人が生前好んでいた食べ物や飲み物を用意するのも、選択肢のひとつです。誕生日によく食べていたケーキや、晩酌に飲んでいたお酒、毎日飲んでいたコーヒーなど、生前の姿を思い出し、故人の好きだった品を贈って供養しましょう。
果物もお供え物としてよく選ばれています。カゴに盛ると品があり、果物の有無で仏壇の雰囲気が違って見えるでしょう。
果物の場合、仏壇用にフルーツセットも販売されているため、悩むことなく購入しやすいのもポイントです。ただし中には腐りやすい果物もあるため、メロンやリンゴなど常温で日持ちのするものを選ぶようにしましょう。
<関連記事>
果物はお供え物の定番│おすすめの種類や飾るときのマナーを解説
そうめん・ひやむぎは、季節を問わず食べやすい食品です。長く保存できるため、夏の暑い季節の贈り物として適しています。
また同様の理由で、海苔・昆布・カツオ節・干ししいたけといった乾物類もおすすめです。さまざまな料理に使えるので、自宅用・贈る用どちらにも最適でしょう。
ギフトを扱う百貨店や和菓子屋・洋菓子店に足を運べば、手に取って贈り物を探せます。贈り物に精通したスタッフがいる場合、予算や利用シーンを伝えて、おすすめの品を選んでもらえるのも利点です。包装やのしをつけてくれるお店もあるので、購入後そのまま持参できるでしょう。
最近ではネットショップでも贈り物を購入できます。ギフト専用の通販サイトもあり、和菓子店・洋菓子店がオンラインショップを運営しているケースもあるためチェックしてみましょう。
お供え物としてお菓子を贈る場合の相場は3,000円~5,000円ほどです。いくらくらいのお菓子を贈るか迷ったら、相場や贈りたい相手との関係性を考慮して選ぶとよいでしょう。
血縁者や歳を重ねている方へ贈る場合は、相場がやや高くなる傾向にあります。ただし8,000円を超えると相場を上回ってしまうため注意しましょう。
なお、お供え物の代わりに御供物料(おくもつりょう)を渡す場合は、5,000円~3万円が目安になるため、故人との関係性や自身の年齢に応じた金額を包みます。
故人を供養するための法事やお盆では、マナーを守ってお供え物を渡すことが大切です。ここでは、お供え物を渡す際に大切な3つのマナーをご紹介します。
贈る用のお菓子には「のし」をつけるのがマナーです。手渡しの場合は見えやすい外のし、配送する場合は内のしにすると破損を防げます。
包装用の掛け紙や名前の書き方は、弔事用に適している必要があります。包み方に不安のある方は、お菓子の購入先へ利用シーンを伝え、のしの用意までをお願いするとよいでしょう。
お供え物を直接手渡したい場合は、施主に一言添えてから渡すのが基本です。「本日はお招きいただいて、ありがとうございます。お菓子を持ってきたので仏壇にお供えさせてください」などと伝え、中身を風呂敷や紙袋から取り出して渡しましょう。
法事やお盆の当日に参加できない場合には、事前に配送しても問題ありません。配送自体はマナー違反ではありませんが、少なくとも前日までに届くよう手配することが大切です。
なお、ネットや通販で購入すると繁忙期に混み合う可能性もあるため、早めに発送しておくと安心です。
法事用のお菓子は、長い期間仏壇に供えられることが考えられます。そのため、冷凍・冷蔵不要で1週間~2週間以上持つタイプのお菓子を贈るのがおすすめです。
果物を贈る際も、リンゴ・メロン・みかんといった長持ちする種類を選びましょう。
お菓子を選ぶ際は、個包装になっているかどうかにも注目するのがおすすめです。小分けできるお菓子は、ご遺族や訪問者に配りやすく、配慮のある贈り物といえます。1つひとつが密封されている分、味の質も落ちにくいでしょう。
<関連記事>
葬儀・法要での供物の正しい送り方
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。(※2024年4月 自社調べ)
仏壇へのお供え物のお菓子は和菓子と洋菓子のどちらでも問題ありません。重要なのは、長く保存できるか、小分けになっているか、タブーの食品は避けているかといった点です。
ただし、お供え物の決まり・マナーは地域や宗派によっても異なります。不安な方は、小さなお葬式へお問い合わせください。葬式・法事・香典返しなど弔事のあらゆることについて相談可能です。全国各地にある葬儀社とのネットワークから、地域に根ざした情報を提供します。
お供え物以外にも、お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
お供え物にタブーはある?
ミニ仏壇に飾るときのお菓子は?
いつまでお菓子をお供えする?
葬儀費用が捻出できないときは「葬祭扶助」を活用することで補助金が受け取れる場合があります。ホゥ。