「古くなった仏壇を新しく買い替えたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。仏壇は長期間安置するほど、素材や塗装が傷んでしまいます。タイミングを考慮しつつ、買い替えを検討するのがよいでしょう。
この記事では、仏壇を買い替える手順やポイントを解説します。これから仏壇を新調しようとしている方に役立つ情報をまとめました。
<この記事の要点>
・仏壇を買い替える際は、古い仏壇の閉眼供養をする
・新しい仏壇を購入する際は、家族の同意を得て置き場所を計測しておく
・古い仏壇は仏壇店に依頼して引き取ってもらうか、粗大ごみの回収サービスを利用して処分する
こんな人におすすめ
仏壇を買い替える予定がある人
仏壇を買い替える前の注意点について知りたい人
仏壇を買い替える際の手順について知りたい人
仏壇を買い替える際には、宗派の決まりに即した準備が必要です。ここでは仏壇を買い替える前に確認しておきたいことを解説します。
最初に仏壇の供養を済ませておきましょう。供養は宗派やお寺によって考え方が異なります。そのため、事前に菩提寺に仏壇の買い替えを検討していることを相談し、供養の方法や手順などを確認しておくのがおすすめです。
古い仏壇の処分には、いくつか方法があります。具体的には、古い仏壇の下取りや引き取りをしてくれる仏壇店に依頼する方法や、自治体による粗大ごみの回収サービスを利用する方法です。
また、供養をおこなった後に仏壇を引き取ってくれるお寺もあります。菩提寺がある場合には、一度相談してみるとよいでしょう。
仏壇を購入した後の設置場所も考えておきましょう。設置場所の広さや部屋の雰囲気などによって、選ぶ仏壇も変わってくるためです。設置場所に適した場所とそうでない場所については、次の表を参考にしてみてください。
設置に適した場所 | 設置しないほうがよい場所 |
・仏間、床の間 ・リビング |
・熱気、湿気の多い場所 ・日光が強く当たる場所 |
家族全員が集まる場所を選ぶのがおすすめです。ただし、湿気の多い場所や日光の強い場所は避けましょう。
どのような仏壇を購入するか、仏壇のサイズや種類を確認しておきましょう。近年市場で扱われている仏壇の大きさや種類には、さまざまなバリエーションがあります。コンパクトサイズの仏壇やデザイン性の高い仏壇もあります。
部屋の雰囲気や仏壇を置くスペースも考慮しながら、事前にサイズやデザインをある程度検討しておくと選びやすくなるでしょう。
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仏壇を新しくすると同時に、本尊や仏具の買い替えも検討しましょう。たとえば仏壇のサイズを小さくする場合、これまで入っていた仏具が収まらない可能性があります。
大きな仏壇からコンパクトな仏壇に買い替える場合には、新しい仏壇のサイズに合わせて仏具を購入するとよいでしょう。また、今の仏具をそのまま使うのであれば、仏具が入るサイズの仏壇の購入を検討しましょう。
これから仏壇を買い替える場合、買い替えまでの手順を確認しておきましょう。購入前にやるべきことが分かっていれば、買い替え後もスムーズな作業が可能です。ここでは仏壇を買い替える際の手順を解説します。
仏壇を新しくする場合、まずは古い仏壇から魂を抜いておく必要があります。仏教においては、仏壇の処分時に故人の魂を抜く「閉眼供養」と呼ばれる儀式があります。
宗派によっては閉眼供養を必要としない場合もありますが、仏壇は魂を抜いてから処分するのが通例であることを覚えておきましょう。
新しい仏壇を購入した後は、仏具の入れ替えをしましょう。古い仏壇から新しい仏壇に仏具を入れ替える際は、事前に記録しておくと並べ方に困りません。携帯電話やカメラで写真に収めておくと、新しい仏具を並べやすくなります。
新しい仏壇を購入した後は「開眼供養」が必要です。仏壇は開眼供養を通じて故人や先祖の魂を宿します。「魂入れ」とも呼ばれることがあるように、仏教においては重要な儀式のひとつです。仏壇を新調した際は、忘れずに開眼供養を行いましょう。
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供養が終わったら、古い仏壇や不要な仏具は処分します。特に仏壇を処分する前には、引き出しの中が空になっているかをよく確認しましょう。
仏壇の引き出しには故人の遺物や金銭など大切なものを入れている傾向が見られます。処分前に忘れずに確認しておきましょう。
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仏壇の買い替え時には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。知らずに仏壇を買い替えてしまうと後でトラブルになる可能性もあるため、注意が必要です。ここでは仏壇を買い替える際の注意点を解説します。
仏壇の購入前に、信仰している宗派に沿う仏壇かどうか確認しておきましょう。宗派やお寺によっては、仏壇のデザインや使用する仏具が決まっていることもあるためです。事前に確認しておくことで、購入後のトラブルを避けられます。
新しい仏壇を設置する場所の広さを計測しておきましょう。仏壇を置く場所の高さや奥行き、幅といった情報をメモしておくと、購入時にサイズで悩むリスクを下げられます。また、事前に設置場所の写真を撮っておくと、店舗スタッフに相談しやすくなるでしょう。
仏壇を新調する際には、事前に家族に相談しておきましょう。ひとりの判断で仏壇を買い替えてしまうと、購入後に家庭内でもめる場合があります。特に次の世代へ仏壇を引き継ぐ予定がある場合は、全員が納得する仏壇を購入するのが重要です。
仏壇を買い替える際、適切なタイミングが分からないと感じることがあるかもしれません。仏壇の買い替え時期は決まっておらず、買い替える理由もさまざまです。ここでは目安として買い替えを検討する人が多いタイミングを紹介します。
家の新築やリフォーム、引っ越しのタイミングに合わせて仏壇を買い替える場合は少なくありません。住環境の変化により、「仏壇のサイズやデザインが合わない」と感じることもあるでしょう。
仏壇の汚れや破損が気になるときは、買い替えのタイミングといえます。仏壇はメンテナンスを行って長く使い続けられる一方で、買い替えたほうが費用を抑えられる場合もあります。
実家から仏壇を引き継ぐタイミングで買い替えを検討する方もいます。何らかの事情によって仏壇を引き取る際、サイズやデザインの好みの相違により買い替えを検討する方も多いでしょう。
次の世代に引き継ぐことを考えて、「負担をかけないように早めに仏壇を買い替えておこう」と考える方も増えています。新たな世代に仏壇を引き継ぐ予定がある場合には、メンテナンスしやすいコンパクトサイズの仏壇への買い替えがおすすめです。
近年では、コンパクトサイズの仏壇や手元供養など、新しい供養のかたちも増えつつあります。実際に仏間がない家も多く、仏壇をリビングに置いている家も珍しくありません。
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仏壇を買い替える際には、古い仏壇の処分方法や新しい仏壇のサイズなどを確認しましょう。正しい手順に沿って作業を進めることで、スムーズな買い替えが可能です。
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