自分の家族が危篤と言われたらどうすればいいかを説明します。実際、家族の危篤に直面する機会は多くないので、どんな行動や手順が必要か分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、家族が危篤と言われたときに取る行動とあわせて、危篤の人をお見舞いする際のマナーについてご紹介します。この記事を読めば、取るべき行動が分かり、ひとつひとつのことを慌てずに行うことができます。
<この記事の要点>
・家族が危篤になったら、心の準備をしておくとともに宿泊の準備もしておく
・危篤時に連絡するのは、三親等以内の親族・友人・勤務先など
・危篤時のお見舞いは親族以外は控えるのがマナー
こんな人におすすめ
危篤と言われたらすべき行動について知りたい方
ご家族以外の危篤連絡の対応について気になる方
お見舞いのマナーについて知りたい方
自分の家族が危篤になったときに取るべき行動をご紹介します。突然の事態に何をすればいいかまったく分からないという状況で、実践できる3点です。それぞれのポイントで具体的な注意点についても取り上げます。事前に紙に書きだしたり、携帯電話などにリストアップしたりしておくと便利です。
家族の死を意識すると、ほとんどの方は気が動転してしまいます。普段は冷静沈着な人でも慌てふためいてしまうこともあります。そのようなときに、まず大事なのが心を整えることです。家族の死が近いというニュースはとてもショックな知らせですが、できるかぎり気持ちを落ち着かせましょう。
病気や事故に関連して、大事な医療上の決定をすることもあります。治療法を受け入れるか、それとも断るかどうかの最終判断をする必要があるかもしれません。難しい選択となる場合もありますが、冷静に行動できるように心の準備をしておくことが最善です。
病院にいる家族を見守るうえで、泊まり込みの準備も欠かせません。状況によっては病院にいるときに家族が危篤になることもあります。必要に応じて泊まり込みに必要なものを自宅に取りに帰ることもあるでしょう。
危篤状態はどれくらい続くか分かりません。状況によっては、何日間も泊まり込みをする場合もあります。洗面用品や着替え、常備薬などの泊まり込みに必要なものを多めに準備するといいでしょう。もしくは、家族や親族、友人と連携して、泊まり込みに足りないものを届けてもらうようお願いしましょう。
最後に会ってもらいたい人がいれば急いで連絡します。たとえば、親族や親しい友人、お世話になっている人たちです。なかには遠方に住んでいて、駆けつけるのに時間がかかる人もいるため、事情の許す限り速やかに知らせるといいでしょう。
家族が病院で治療を受けている場合、病院のルールに従うことも大切です。ICU(集中治療室)で治療を受けている患者を面会できるのは家族だけ、と規則を設けている病院もあります。患者が危篤の場合、特別な配慮を設けている病院もありますが、事前に確認するのは大切です。
危篤とは、どれほど深刻な状態なのか、そして、どのような原因で危篤状態になるのかについて説明します。危篤について多少なりとも理解していれば、医師からの説明も落ち着いて聞きやすくなるでしょう。また、予断を許さない状態から回復して元気になる見込みはあるのかについて、一般的な見解をご紹介します。
病状やケガなどが重く、命に危険がある状態です。もともと患っていた持病が次第に悪化して危篤にいたることもありますし、急性の病気が原因で突然死の危険が訪れたりもします。不慮の事故によって危篤状態になることもあり、突然の知らせに家族が動揺するのは自然な反応です。
原因が何にせよ、医師は患者の血圧や呼吸の状態、病状などをふまえて、患者が危篤かどうかを判断します。患者の死が近い危険な状態でも、それ以上治療が施せない場合もあります。
危篤の状態にある人は、一般的に回復の見込みはあまりありません。医師は患者の状態を総合的にとらえて危篤状態と判断しているからです。残念ながら、危篤状態にある患者はいつ亡くなってもおかしくありません。
もちろん、患者の生命力が強く何日も生き続けたり、のちに回復したりするケースもあります。危篤と言われたとしても、すぐに亡くなるわけではありません。しかし、回復の見込みは低くいため、速やかに行動するほうがいいでしょう。
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自分の家族が危篤と言われたときに、誰に連絡する必要があるのかをお伝えします。たとえば、一般的に連絡することが多い家族や親族ですが、何親等以内の人に連絡するかは目安が決まっています。
実際、自分が連絡を入れる場面になると、いったい誰に連絡すればいいのか思いつかなくなるかもしれません。そのようなときは、まず今回紹介する人たちに連絡を取ってみてください。
危篤者の家族や親族へは真っ先に知らせたほうがいいでしょう。家族の死に目に会えなかったことがとてもつらく思え、ずっと後悔する人がいるかもしれません。
実際に連絡するべき親族は、三親等までです。三親等内の親族とは、配偶者や親、子、兄弟姉妹、祖父母、孫、おじさん・おばさん、甥・姪を含みます。
三親等の親族のうち、日ごろから親しくしていた人へ電話をします。疎遠になっている親族の場合、関係によっては知らせなくても大丈夫です。
親族の次に報告するべきなのは友人や知人です。仕事や趣味をとおして交流を深めてきた仲間や、助け支え合ってきた関係にある人たちに電話しましょう。友人・知人が危篤者に会う最後のチャンスです。
もし伝える人数が多い場合は、代表の数名に電話をかけ、そのあとほかの人に伝えてもらいましょう。窓口となる人に連絡係をお願いしたり、時間を合わせて一緒に面会してもらったりするのもいい方法です。
危篤の人が勤務している会社があれば、勤務先へ電話します。会社の上司や同僚が、亡くなる前に会いたいたいと願うかもしれません。また、仕事の調整をお願いでき、会社への迷惑を減らせます。ほかにも、利用できる会社の制度があれば、ふさわしいときに説明してくれるでしょう。
危篤者の勤務先とともに、自分の勤務先にも連絡を入れます。家族の看病や付き添いで、出勤できない状態が続く可能性があるからです。業務の内容によっては、一時的な引継ぎを求められる可能性もあります。
お見舞いの際に気をつけるべきマナーをご紹介します。自分の家族や親族が危篤であることを知ったなら、どのように行動すればいいのでしょうか。友人や知人の危篤を人づてに聞くこともあります。
危篤は生死が関係するので、軽はずみな言動で危篤者の家族や身近な人に不快な思いをさせないように注意しましょう。危篤者やその家族への配慮が伝わるお見舞いマナーを取り上げます。
親族ではない人はお見舞いをしないのがマナーです。危篤と診断された人はいつ亡くなってもおかしくありません。家族や親族だけで最後の時間を過ごせるように、親族以外はお見舞いへ行かないほうがいいでしょう。
しかし、親族からお見舞いをお願いされることがあります。ぜひ最後に危篤者に会ってほしいと頼まれたら、お見舞いへ行っても問題ありません。できるかぎり時間を調整してでもお見舞いへ行くことが望ましいでしょう。
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危篤は一刻を争う状態ですので、知らせを聞いたらすぐに駆けつけるのが大切です。自分がいる場所からの距離や移動手段にもよりますが、最善を尽くしてお見舞いに行くといいでしょう。
せっかくお見舞いに行っても、早く行動しないと死に目に間に合わないこともあります。そうなると自分自身、後悔が残りますし、忙しいなか連絡をくれた危篤者の家族に申し訳なく思うかもしれません。もちろん、どんなに急いでも大事な人の最期に間に合わないことはありますが、なるべく早く駆けつけるのがマナーです。
一般的な入院の場合、手土産やお見舞い金を用意することが多いので、危篤時も手土産やお見舞い金が必要なのかと心配になる方もいるでしょう。しかし、危篤者をお見舞いする際には手土産やお見舞金を持参する必要はありません。最期に間に合うように急いで駆けつけることがより重要視されます。
ただし、危篤者に付き添っている家族に頼まれた場合は、食事や身の回り品など必要なものを届けることもあります。手土産やお見舞い金の心配はせず、最後を看取ること・家族を支えることに集中するほうがいいでしょう。
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家族が危篤になると、たくさんのことを同時進行で行う必要があります。治療方針に関する確認や決定、親族・友人への連絡、ときに必要になるのが泊まり込んでの付き添いです。強いストレスにさらされて、動揺してしまうことがあるため、まずは落ち着いて冷静な対応をする必要があります。
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