永代供養について
永代供養とは
永代供養とは、ご遺骨や位牌を納骨堂・寺院・共同墓地に預けて埋葬する供養方法です。「お墓がない」「お墓を継ぐ方がいない」等のご事情の方が利用されています。
永代といっても永遠という意味ではなく、33回忌までと期間が決められている場合があり、その後は処分されます。お寺によっては、檀家を辞めると永代供養の契約が破棄されることもあります。しかし、永代供養をすれば、僧侶に定期的に供養してもらえることから、永代供養を希望する方が増えています。
供養の方法は各寺院によりますが、僧侶が毎日読経してくれたり、定期的(年一回、春秋の彼岸など)に合同供養が執り行われます。供花を備えたり線香をあげたりして、お参りすることもできます。
すべてのご遺骨を納骨せず、少し手元に残して手元供養(自宅供養)をされる方も多くおられます。
永代供養墓の種類 | 特徴 | 相場 |
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合祀墓 | 他の人の骨と一緒にされますので、一度埋葬したご遺骨は取り出せなくなります。費用が安いのが魅力です。 | 3~30万円程度 |
集合墓 | 納骨スペースが個別にあり、それぞれ小さな石碑や石塔などを建て、1つのお墓にまとめてたものです。一定期間後にご遺骨は他の人の骨と一緒にされます。 | 40~150万円程度 |
個別型 | 埋葬後もご遺骨を取り出すことができます。ただ、期間は依頼先によって異なりますが、一定期間で他の人の骨と一緒にされます。合祀墓と比較すると高額になります。 | 30~200万円程度 |
永代供養の流れ
- 問合せ・見学:資料を取り寄せたり、寺院・納骨堂・永代供養墓の見学をして依頼先を検討します。
- 入金:契約し、永代供養料を入金します。
- ご納骨:骨壺を送付するか、持参して納骨壺へご遺骨の移し替えを行い、法要を営みます。
- 永代供養:僧侶が毎日お経をあげたり、お盆や彼岸に合同供養を行うなどして定期的に供養します。
- お参り・法事:遺族・親族はお参りしたり、回忌法要も行えます。
永代供養のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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永代供養でよくあるトラブル
トラブル内容 | トラブルを回避するために | |
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家族・親族間の 意向の違い | 両親や祖父母のご遺骨がある場合、施設見学をして契約した後に他の親族と考えが違ってトラブルになります。実際に見学に行く人と決済者が違う場合も意見がまとまらず納骨が先延ばしになることがあります。 | 両親・祖父母のご遺骨を永代供養墓に納骨しようとを考える場合、親族で「永代供養墓にするのか否か」「永代供養料などはどこから捻出するのか」といったことを事前に話し合いましょう。 |
生前申し込みに 気づかない | 生前に永代供養を契約し、永代供養料を払っていた場合、本人が死亡した時に領収書、証明書を紛失していたり、保管していても遺族の手に渡らなかった場合に、寺院・施設側とトラブルになります。 | 生前申し込みをした場合は本人が必ず家族・親族に知らせておきましょう。 |
永代供養の期間に 関するトラブル | 納骨後も永久に供養されると思い込んでいて、途中で合祀されるのを知らなかったというケースがあります。 | 事前にいつ合祀されるかを必ず確認しておきましょう。 |
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