鳥が遺体を食べる葬儀!?チベットの「鳥葬(ちょうそう)」とは?

鳥が遺体を食べる葬儀!?チベットの「鳥葬(ちょうそう)」とは?

チベット仏教の教えでは、すべての生きものは輪廻転生すると考えられており、「ダライ・ラマ法王制度」も先代が没すると、次の生まれ変わり(化身)を探す「輪廻転生制度」によって選定されます。ダライ・ラマ14世も2歳のときにダライ・ラマ13世の転生者として認定されたそうです。

ちなみに生まれ変わりかどうかは、先代の遺言、遺体の状況、聖なる湖の観察、そして転生の候補者が先代の遺品を認識できるかどうかなどで判別するといわれています。そんな不思議な「転生」の国、チベットの葬儀について調べてみました。

<この記事の要点>
チベットでもっともポピュラーな葬儀は鳥葬です
死者の肉体をハゲタカに与えることで、前世の罪を洗い流し天に還ることができるとされています
特別な高僧は鳥葬ではなく、「塔葬」という別の方法で葬られます

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ポピュラーな葬儀「鳥葬(ちょうそう)」とは

チベットでもっともポピュラーな葬儀は鳥葬です。11世紀にインドから伝わったこの鳥葬は、多くの生命を奪ってそれを食べることによって生きてきた人間が、死後の魂が抜け出た肉体を他の生命ハゲタカに布施として与えることで、前世の罪を洗い流し天に還ることができるとされています。

その手順は、
1. 人が亡くなると、僧侶が来て読経し、死者から魂を抜き取る
2. 遺体を街はずれの山かげにある鳥葬台に運ぶ
3. 専門の鳥葬師により細かく裁断され、骨も石で細かく砕く
4. 鳥が余すところなく食べつくす


人工的な暮らしをしている我々日本人には伺い知れない世界で、なんとも野性味溢れる葬儀ですね。ちなみに家族は葬儀の場には出向かないそうです。

チベットで鳥葬が一般的になった理由には気候条件があります。火葬をしようにも、大きな木がほとんど生えないチベット高地では薪の確保が困難であり、土葬にしようにも寒冷なため、微生物による分解が完全に行われません。ですので、もっとも理にかなった方法が鳥葬というわけです。
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高僧は「塔葬」でミイラに

一方、ダライ・ラマなど特別な高僧は鳥葬ではなく、「塔葬」というまた別の方法で葬られる。いわゆるミイラです。

その手順は、
1. まず死体によく塩をこすりつけ乾燥させる
2. それから大量の香料や貴重な薬物をぬる
3. 霊塔のなかで僧の身体である法体(ほったい)を保存する


ちなみにダライ・ラマ13世が亡くなった時、塔葬によってミイラにすべく準備をしていると、次に生まれ変わる場所を示す兆候が現れたそうです。なんと南向きに安置してあったはずの顔が、東向きに変っているのが二度も発見されたというのです。続いて首都ラサの東北側の柱に、星の形をした大きなキノコが突然出現。瞬く間に「13世の転生者は、ポタラ宮殿の東側から現れる」という噂がラサの町中に流れました。その後、捜索隊一行によって見つけられたラモ少年が今のダライ・ラマ14世です。

次期指導者を決める有力情報が「キノコ」であったとは驚きですね。星の形をしたキノコってどんなものだったのか、一度見てみたいですね。

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まとめ

我々日本人はとかく常識でものを考えがちですが、世界には全くもって我々とは異なる常識による文化があり、グローバルスタンダードなどと叫ばれるいまなお、脈々と続いています。

その一端を「葬儀」という、その土地の文化や気候との密接な関わりの中で成立した儀式を通して考えてみるのも、なかなか興味深いことではないでしょうか。

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監修
小さなお葬式 コラム編集部
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メンバーは葬儀・法要関連だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
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