一周忌のお供えは何を選ぶべき?選び方と渡し方のマナーを解説!
法事・法要

作成日:2021年03月08日  更新日:2021年03月08日

一周忌のお供えは何を選ぶべき?選び方と渡し方のマナーを解説!

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一周忌は故人が亡くなってから一年の節目の日です。一周忌では故人と縁があった方を招いて法要を行って供養しますが、参列する際にお供えは欠かせません。

しかし、何をお供えすれば良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。また、渡し方の作法が分からないという方もいるでしょう。

そこでこの記事では、一周忌のお供え物の選び方や渡し方について解説します。のしや香典袋の書き方も分かり、一周忌に参列するための知識が身につく内容です。

【もくじ】
一周忌のお供えは何を選ぶべき?
お供え物を選ぶ際の注意点
一周忌のお供えの相場とは?
お供え物を渡す際のマナー
一周忌のお供えの「のし」や香典袋の書き方
まとめ

一周忌のお供えは何を選ぶべき?

お供え物選びは、法要に参列する際の悩みの種の一つです。お供え物はマナーに沿って選ぶ必要があり、適さない品を選ぶと非常識と思われる可能性があります。故人への気持ちをきちんと伝えるためにも、一周忌のお供え物の知識を確認しましょう。

一周忌のお供え物とは

一周忌法要は、故人の命日から満一年近辺に執り行う回忌法要です。遺族や故人と関わりが深かった方が、故人を供養するために実施します。

本来は、四十九日法要の後は百箇日法要を行いますが、近年は省略されることが多く、四十九日法要の次は一周忌法要を行うことが多くなりました。

命日から一年間は喪中とされており、一周忌をもって喪が明けて遺族は日常生活へ復帰するとされています。

一周忌の法要に参列する際は、お供え物を持参するのが一般的です。お供え物は「消え物」が良いとされており、灯り飲食の五共(ごくう)が基本ですが、代わりに遺族に香典を渡すこともあります。地域によっては決まりが異なることもあるので、周囲の詳しい方に確認するのが確実です。

お菓子

お菓子は、五供の「飲食(おんじき)」に該当します。お供え用のお菓子は日持ちするものが適しているので、賞味期限の短い生菓子は避けた方が親切です。

日を分けて消化しやすく、おすそわけもしやすい小分けされたものが喜ばれるでしょう。ケーキなどの常温保存が向かないものもお供え物には向いていません。

お供え物は仏前にお供えするための品ですが、最終的には下げて遺族が消化します。遺族の好みや家族構成を考えて品を選ぶことも大切です。

和菓子から選ぶ場合は、まんじゅうや煎餅、羊羹などが良く選ばれます。洋菓子の場合はクッキー、マドレーヌ、カステラやゼリーなどが定番です。

仏壇にお供えする花は、四十九日法要までは白い花を選ぶのがマナーですが、一周忌では明るい色合いの花も贈れます

亡くなってからある程度時間が経っていることを考慮して、ピンク系や淡い紫といった心が和む色にするのがおすすめです。法要の場ではあるので、ビビットな色の花は避けて、淡い雰囲気の花から選びましょう

一周忌で贈る花は弔花ではないので、故人が好きだった花を選ぶことも可能です。アレンジメントやプリザーブドフラワーといった手を加えた花もマナー上問題はありません。

花だけでなく、「一周忌に際し、お花を送らせていただきます。あらためてご冥福をお祈り申し上げます」といったメッセージを記したカードを添えるのも良いでしょう。

飲み物

飲み物は法要後の会食の席で振る舞われることが多いので、一般的なお茶やジュースが手堅いと言えるでしょう。お酒は飲めない人もいるので注意が必要です。

容器のサイズが大きかったり重かったりすると、おすそわけでもらった方が持ち帰る際に苦労することになります。ビン入りは避けてペットボトルにする、小分けされているものを選ぶといった配慮をすると喜ばれるでしょう。

喪主の家ではなくホテルや会場で法要を行う場合は、飲み物の持ち込みを禁止していることもあります。飲み物をお供えするのであれば、事前に確認した方が良いでしょう。

線香・ろうそく

線香は五供の「」、ろうそくは「灯り」に該当します。線香やろうそくは昔からお供え物の定番です。線香には香りで心身を浄化する、ろうそくには故人の進む道を明るく照らすという意味があるとされています。

法要で用いる線香やろうそくは遺族が用意するので、実用的な意味ではあえて贈る必要はないかもしれません。贈るのであれば、高級な贈答用が良いでしょう。香りがよいものや煙が少ないものが人気です。

デパートや仏具店では線香にはさまざまな線香が販売されていますが、知識がなければ違いは分かりにくいかもしれません。購入する際は専門家の説明を受けて選ぶことをおすすめします。

お金

物品の代わりにお金を贈ることもあります。この場合はお供え物の代わりに渡すので、お供え物と香典は両方用意する必要はありません

地域によってはお供え物よりも香典を渡すのが主流な場合や、両方渡す習慣があるところもあるので、どうすればよいのか分からないときは周囲に話を聞いてから検討しましょう。

お供え物の代わりとして渡す場合は、「御供物料(おくもつりょう)」の名目で渡します。お金を贈るのは香典と同様ですが、お供え物の代替という意味で区別されることもあるので用法に注意しましょう。

お供え物を選ぶ際の注意点

お供え物は気持ちが大事と言いますが、何を送っても良いわけではありません。宗教的なタブーや配慮の面で避けた方が良いものもあるので、実際に品物を選ぶ前にマナーを知っておくことは大切です。ここでは、事前に知っておきたいお供え物を選ぶ際の注意点について解説します。

肉や魚を避ける

仏教では殺生を禁止していることから、殺生を想起させる肉や魚をお供えするのはマナー違反とされています。

これらは「なまぐさもの」と飛ばれており、故人の好物だったとしても失礼になるので避けましょう。かつおぶしや缶詰といった贈答用の加工品であってもNGです。

他には、香りがきついものもNGとされています。仏様は香りを食するとされているため、香りがきつい食品や花はお供えするには向いていません。どうしてもこれらを贈りたいのであれば、法要とは別の機会に個人的に贈答しましょう。

サイズや値段に注意する

お供え物は法要後に参列者におすそ分けすることが多いので、持ち運びにくいものは極力避けましょう。特に遠方から参列した方は長時間持ち運ぶことになるので、サイズが大きいものや重いものは負担になる場合があります。分けやすいように小分けにされているものを選ぶと喜ばれるでしょう。

また、あまりに高額な品を贈ると遺族の負担になることも考えられます。好意であってもお返しの際に気を遣わせることになり、かえって迷惑になることもあるでしょう。値段が安過ぎても失礼なので、相場を意識して選ぶことが大切です。

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一周忌のお供えの相場とは?

お供え物の相場は、故人との関係によって変動します。故人と関係が近いほど高額になる傾向があるので、故人が親族か一般的な知人かを考慮して調整しましょう。親族の場合は5,000円~1万円、友人・知人の場合は3,000円~5,000円程度が相場です。

法要の後に食事の席を設けられている場合は、食事代として上乗せして渡すこともあります。上乗せするなら、元の額に1.5倍~2倍程度上乗せして、きりがよい金額に整えましょう。

葬祭にまつわるマナーは地域や宗派によって異なる場合があるので、ローカルな相場がある場合はそちらを優先してください。

お供え物の代わりに御供物料を渡す場合は、4,000円や9,000円といった「4」「9」がついた額にしないように注意しましょう。これらの数字は死や苦しみを意味する不吉な数字とされているため、避けるのがマナーです。

お供え物を渡す際のマナー

お供え物は用意する品や金額だけでなく、渡す際にもマナーがあります。お供え物を用意することは意識していても、渡すときのことを忘れてしまうと、当日になってから慌てることになります。自信をもって参列するためにも、お供え物を渡す際のマナーを確認しましょう。

お供え物を渡す際のマナー

お供え物は法要会場までは風呂敷に入れて持ち歩きましょう。風呂敷の色は黒や薄い紫などの薄い色が適しています。風呂敷がなければ紙袋でも良いでしょう。

お供え物は仏様に捧げるものですが、持参した方が自分の判断で仏壇にお供えするものではありません。

まずは施主に声を掛けて、「御仏前にお供えください」と品物を預けましょう。その際は風呂敷や紙袋から取り出して品物のみを渡します。この際、相手に文字が読める向きで渡す気配りも大切です。

施主から「どうぞお供えしてください」と許可が出てからお供えしましょう。包装紙や箱に入ったままでは仏様の目に入らないので、中身を取り出してから仏壇にお供えするのがマナーです。施主が自身でお供えすることもあるので、その場合はお任せしましょう。

供花を渡す際のマナー

当日にお花を供えする際は、左右で二基一対になるように並べるのが基本です。供花の数によっては対にならないこともありますが、その場合は一基でも問題ありません。飾り方に迷ったときは、施主に確認しましょう。

当日に花を贈ると置き場所に困ることもあるので、前日に到着するように手配しておくのがベストです。早く到着すると鮮度が失われて枯れてしまう危険性があるので、2日前までには届くように手配しましょう。

会場で法要を行う場合は、遺族が供花を持ち帰るケースも見られます。鉢植えに入っているものは重くて持ち運びが大変なので避けて、アレンジメントなどで贈るのが親切と言えるでしょう。

参列できない際のマナー

一周忌は喪明けの区切りになる大事な法要なので、できる限り参加したいところです。しかし、どうしても予定が合わずに参列できないこともあるでしょう。

そのようなときは、できる限り早く施主に事情を説明して参列できない旨を伝えるのがマナーです。手紙やメールではなく、電話で直接伝える方が誠意を伝えられます。

当日参列できない場合は、お供え物は宅配で送付しましょう。お供え物のマナーは当日に渡す場合と変わりませんが、早めに用意する必要がある分、飲食物の消費期限には一層の注意が必要です。

お金は普通郵便では遅れないので、御供物料を郵送する場合は現金書留を利用する必要があります。お金は直接封筒に入れるのではなく、不祝儀袋に包んでから現金書留用の封筒に入れるのがマナーです。

一周忌のお供えの「のし」や香典袋の書き方

通夜や葬儀と同様に、一周忌のお供え物と香典でものしや香典袋は欠かせません。しかし、のしや香典袋は法要によって書き方が変わるため、困っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、一周忌ののしと香典袋の書き方を確認しましょう。

一周忌の香典袋の書き方

香典袋を選ぶ際にポイントになるのが水引の種類です。水引の結び方や色によって用途が異なるので、それぞれの意味を把握することが重要です。

一周忌の香典では、黒白や双銀の結び切りの不祝儀袋を使用します。関西の一部では黄白の不祝儀袋を使用することもあるので、周囲の環境に応じて選びましょう。

表書きは「御香典」や「御仏前」と書くのが一般的です。仏教では四十九日法要を過ぎると故人の霊魂は仏様になるとされているため、「御霊前」は用いません

名前は水引を挟んで下段中央に書きます。個人で出す場合はフルネームで、夫婦連名の場合は夫の名前をフルネームで書いた左に妻の名前のみを記名するのが正式な書き方です。

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お供え物ののしの書き方

一周忌で贈るお供え物にはのしを付けます。現在ののしは長命の象徴である、あわびの乾物を簡略したものなので、弔事で用いる熨斗紙にのしは描かれていません。

のしがないものは「掛紙」と呼ばれており、一周忌ではこちらを用います。香典袋と同様に水引によって用途がことなるので、結び方や色をチェックして選びましょう。

のしには「外のし」と「内のし」があります。外のしは品物の包装紙の上から付けるのしで、内のしは品物に直接付けるのしです。

改まった場では外のしを使用しますが、一周忌では内のしでも問題ありません。どちらでもマナー違反ではないので、法要の規模や参加者などを考慮して使い分けましょう。

一周忌では、黒白や双銀あるいは黄白で結び切りの水引が付いたのしを使用します。表書きは「御供」とし、水引を挟んだ直下にフルネームで名前を記載しましょう。

一周忌の引き出物ののしの書き方

引き出物とは、お供え物や香典へのお返しの品を指します。元は料理の一部を持ち帰る習慣を指していましたが、現在は冠婚葬祭の贈呈物全般を指すようになりました。施主はお供え物や香典を持参してくれた参列者に、引き出物としてお返しをするのがマナーです。

引き出物にも黒白や双銀、黄白で結び切りの水引が付いたのしを使用します。表書きは「」や「粗供養」です。「志」と似た表書きに「寸志」がありますが、こちらは目下の方へ慶事の引き出物を渡す際の表書きです。

法要にはふさわしくないのでご注意ください。名前は施主のフルネームや、家の苗字のみを入れます。

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まとめ

一周忌のお供え物は五供が基本とされており、お菓子、花、飲み物、線香やろうそくが主流です。

地域によっては物品の代わりに御供物料の名目でお金を渡す場合や、お供え物と一緒に香典を出すこともあります。何を贈ればよいか分からないときは、周囲の方に相談して歩調を合わせることを優先してください。

スムーズに葬儀を進めるためにも法要や葬儀に関する疑問を相談して確認しておきましょう。小さなお葬式では遺族の想いに応えた葬儀のご提案が可能です。葬儀の前から葬儀が終わるまでしっかりサポートいたします。葬儀をお考えならぜひご相談ください。

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