家族葬に誰も呼ばないことは可能?人を呼ばない際の対応について解説

家族葬に誰も呼ばないことは可能?人を呼ばない際の対応について解説

家族葬とは、主に身内だけで執り行う葬儀のことです。しかし、本当に身内以外の誰も呼ばないで葬儀を執り行うことは可能なのでしょうか。この記事では、家族葬で誰も呼ばなかった場合のメリットや対応について解説します。家族葬について知りたい方や、家族葬を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

家族葬をお考えの方

身内以外の方を家族葬に招待したくない方

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家族葬とは?

家族葬とは、家族や親族といった身内、友人や知人の中でも故人と近しい関係の方のみに参列してもらう葬儀のことです。参列者は比較的少なくなりますが、近しい関係の方だけが参列するため、堅苦しくなく家族的な雰囲気の葬儀を執り行えます。

家族葬といっても、定まった定義付けはされておらず、参列者が1人の場合もあれば50人の場合もあるでしょう。

家族葬は、およそ20年前から普及しはじめた葬儀の形式です。参列者の高齢化に伴い、葬儀場に足を運びづらくなったことも、家族葬が増えた要因の1つでしょう。

家族葬の費用

家族葬にかかる費用の全国平均は115万円程度とされています。日本全国のどの地域であっても金額に大きな差がないのが特徴です。家族葬の中でもとりわけ小さな規模で行う場合は、そのぶん葬儀費用を抑えられる傾向にあります。

家族葬のメリット

家族葬を行うメリットは以下の通りです。

・ゆとりをもって、故人とお別れができる
・参列者への対応が少なくて済む
・比較的費用を抑えられる

家族葬は参列者を限定するため、一般葬などと比べて、家族が参列者の対応に追われることは少ないでしょう。自由な時間が増えることで、故人とのお別れに多くの時間を割くことができます。

また、近しい関係者だけで葬儀を執り行うため、家族を中心に穏やかな雰囲気の中でお別れできるのもメリットです。参列者が少なく規模が縮小されるにつれて、飲食代や葬儀場代も抑えられるでしょう。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットは、お別れの場に限られた方しか立ち会えないという点です。そのため、たとえ故人と近しい関係だったとしても、身内でなければ参列できない場合があります。

身内以外にも故人と近しい関係の方が大勢いる場合、最後に故人と顔を合わせることができないまま葬儀を終えてしまうことも考えられます。

家族葬を執り行ったあとは、逝去したことに加えて、すでに葬儀が執り行われたことを知らせる必要があります。お知らせをすると、後日に弔問客として自宅へ訪れる方もいるでしょう。

弔問される方が多い場合は対応に時間がかかる可能性があるので、その点は考慮しておきましょう。また、家族葬は一般葬よりも規模が小さいため葬儀自体の費用は抑えられますが、参列者が少ないため香典の額も少なくなります。家族葬を選択するかどうかは、以上のデメリットも理解した上で決定することが重要です。

家族葬の流れ

家族葬は葬儀の進行なども比較的自由に決定できますが、葬儀にはある程度決まった流れがあります。ここからは、家族葬を執り行う際の流れについて解説します。

1. ご臨終から搬送

逝去後に医師から死亡診断が出されたら、家族で葬儀についての概要を話し合ったり、搬送の手配をしたりするために葬儀社へ連絡しましょう。

逝去した方の遺体は、数時間のうちに入院していた病院から安置場所へと搬送しなければいけません。そのため、できる限り早めに連絡を行う必要があります。

2. 葬儀社との話し合い

葬儀社を決定したら、葬儀の概要について話し合いを行います。ここでは、葬儀の日時、斎場の場所、プラン等を決定するため、喪主をされる方はできるだけ話し合いに参加することをおすすめします。葬儀の日程が決定したら、僧侶を手配するために菩提寺に連絡しましょう。

3. 湯灌と通夜

家族葬の場合も、葬儀の前日には通夜を行います。通夜が始まる前には、逝去した方の体を清める「湯灌」という儀式を行うのが一般的です。本来はお湯につけて行いますが、濡れタオル等を用いて簡易的に行うこともあります。

湯灌が終わったら、通夜の受付を行います。受付は基本的に開始時間の1時間前から行うことが一般的です。通夜では、読経や焼香をあげたり、会食をしたりします。近年の家族葬では通夜を省略するケースも珍しくありません。

4. 葬儀

通夜の翌日には葬儀が執り行われます。火葬の時間から逆算して、お昼頃から開始することが多いでしょう。通夜と同様に読経をしてもらい、その間に焼香をあげます。このときの作法の順序は通夜のときと同様です。

5. 出棺から火葬

葬儀が終わったら、出棺した遺体は火葬場へと搬送されます。柩は霊柩車で運ばれ、遺族や参列者はバスや車に乗って移動するのが一般的です。火葬の前には、炉前で僧侶が御経を唱えます。火葬には1時間ほどの時間を要し、火葬が終わると骨壷へと遺骨を納めます。

家族葬に参列するときの服装

家族葬に参列するときに、どのような服装で参列したらよいのか迷う方もいるでしょう。家族葬も葬儀の一種なので、基本的には一般葬と同じような略礼服を着用するのがよいでしょう。

和服を着用する場合は半喪服を、洋服の場合は黒いスーツ等を着用しましょう。女性は黒色のワンピースを着用しても問題ありません。

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家族葬に誰も呼ばないようにする方法は?

家族葬は、身内以外の関係者を呼ばずに小規模で執り行う葬儀です。家族葬を選ぶ方の中には、できるだけ誰も呼ばずに葬儀を執り行いたいと考える方もいるでしょう。その際は以下のようなポイントを押さえることで、参列者を呼ばずに葬儀を執り行うことが可能です。

訃報を誰にも伝えない

訃報を誰にも伝えないことで、葬儀に参列する方を減らせます。単に連絡をしないだけではなく、新聞への掲載や斎場での看板を控えたりするのも訃報を伝えないための方法です。

訃報を知っている方に情報拡散を控えるように伝える

身内や入院先の医師・看護師には、こちらから伝えなくても必然的に訃報が耳に入ります。その際に「家族葬を執り行いたいので、訃報はあまり拡散させないでほしい」と明言しておかないと、訃報が広まってしまうこともあるでしょう。

家族葬に誰も呼ばない場合の利点

参列者への対応として挙げられる代表的なものとしては、お悔やみの言葉を述べられた際の会話や香典返しのやりとり、会食等での対応が挙げられます。家族葬に誰も呼ばない利点としては、上記のような参列者への対応が大幅に減ることです。

特に喪主は、葬儀の流れを把握しつつ参列者への対応を行わないといけないため、非常に負担が大きくなる傾向にあります。そのため、参列者を限定することで喪主にかかる負担を大幅に減らせるでしょう。

家族葬に誰も呼ばない場合の欠点

家族葬に誰も呼ばない場合の欠点は、葬儀に参列できなかった方が不満を抱えてしまう恐れがあることです。故人とのお別れの場は、葬儀の瞬間しかないため、葬儀に参列できないと「お別れの機会を逃した」と考える方がいるかもしれません。

不満の声を防ぐためにも、あらかじめ家族葬を執り行うことについて了承を得たり、家族葬を執り行った報告をしたりすることを忘れないようにしましょう。

家族葬に呼ばない方への対応

葬儀に参列をお願いしない方には、家族葬を執り行うという意向を伝えることが必要です。伝え方は大きく以下の2つに分類されます。

1つ目は、遠方にいる方にはがきで連絡する方法です。はがきには、家族が逝去したことに加えて、家族葬という形で身内のみの葬儀を執り行うことについてお詫びを記載しましょう。

2つ目は、直接伝える方法です。関係者が近隣に住んでいる場合は直接伝えるとよいでしょう。遠方にいる方と同様にはがきで連絡しても問題はありませんが、直接伝えるほうが丁寧です。

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家族葬へ参列しなかったときの対応

もしも、自分自身が家族葬に呼ばれなかった場合、どのように弔意を示せばよいのでしょうか。弔意を示す方法の1つに弔電を送るという方法があります。また、遺族の了承があれば、葬儀後に遺族宅へと訪問するのも1つの手です。

場合によっては、弔電も遺族宅への訪問もあらかじめ控えてもらうように記載されていることもあるため、案内状等をしっかりと確認してから行動しましょう。

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まとめ

家族葬は、身内のみといった限られた方だけで執り行う葬儀です。そのため、より堅苦しさのない雰囲気で葬儀を執り行えます。

しかし、たとえ身内でなくても、故人と近しい関係だった方もいるでしょう。その方々の不満にならないように、家族葬を選んだ旨を周知し理解を得るのが重要です。

家族葬を検討されている方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。専門の知識を持ったスタッフが最適なプランをご提案いたします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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