生まれて間もない赤ちゃんがいる家庭は、法事に参加する際に赤ちゃんも一緒に連れて行ってもよいか疑問に感じるのではないでしょうか。赤ちゃんは突然泣いたり騒いだりするため、周囲の方々によく思われない可能性もあります。この記事では、法事に赤ちゃんを連れて行くときの対処法や注意点について解説します。
<この記事の要点>
・自身が親族であれば連れて行ってもよいが、親族以外の場合は控える
・抱っこ紐や離乳食を持ち込む場合は、事前に確認するのがマナー
・赤ちゃんが泣いたり騒いだりした場合は、すぐに外に出て落ち着かせられるよう、出入口付近に座る
こんな人におすすめ
生後間もない赤ちゃんがいる方
赤ちゃんを連れて行ってはいけない法事について知りたい方
法事に赤ちゃんを連れていくときのマナーを知りたい方
まだ生まれて間もない赤ちゃんがいる方の中には、赤ちゃんを法事という厳粛な場に連れて行くことに抵抗がある方もいるでしょう。赤ちゃんを出席させてはならないという風習の地域もあるため、余計に迷われるかもしれません。ここでは、赤ちゃんを連れて行ってもよい法事とそうでない法事について解説します。
自身が親族以外として出席するのであれば、連れて行くことは控えたほうが賢明です。法事の最中に泣き出すと、出席している身としては申し訳ない気持ちでいっぱいになるでしょう。また、赤ちゃんがいつ泣くか予測できないため、そのたびに退出したり周りにお詫びしたりしていると気疲れもします。
赤ちゃんが泣くことは不幸を連想させるというイメージを持つ地域もあるため、出席者として参列するのであれば、なるべく連れて行かないことをおすすめします。
自身が親族であれば、赤ちゃんは連れて行っても差し支えありません。親族で出席するということは、赤ちゃんも親族の一員にあたります。ただし、一定のマナーも存在するため、赤ちゃんに対して気を配る必要はあるでしょう。
法事の場でも両親をはじめとした周りの方々が赤ちゃんのお世話をする必要があります。いつもとは異なる場のため、どのように対処したらよいかわからない方もいるでしょう。ここでは、法事での赤ちゃんのお世話の方法を紹介します。
オムツ替えは専用のスペースやトイレでするとよいでしょう。トイレの場所がわからずに放置していると、赤ちゃんが泣き出すだけでなく、臭いが充満して周囲の方々の迷惑にもなります。あらかじめオムツ替えのスペースがどこにあるか把握することが大切です。
赤ちゃんはいきなり泣き出すため、法事中に泣き声をあげることは問題ありません。ただし、泣いた赤ちゃんを放置して何もしないと、周りに迷惑をかける恐れがあります。
赤ちゃんが泣き出しそうなときは、周りの方々の了承を得て早めに会場の外へ出るとよいでしょう。入り口から遠いと移動が大変なため、入り口から近い場所に座ることをおすすめします。
法事が長引いたり赤ちゃんが泣き出したりした場合、法事の最中でも授乳しなければならない状況もあるでしょう。ただし、公の場で授乳すると、周囲の方々の迷惑になる恐れがあります。あらかじめ授乳室や授乳が可能なスペースを確認することが重要です。
哺乳瓶で授乳するときも場所は移動したほうがよいでしょう。会場に授乳室がない場合、人目につかない場所や車の中で授乳します。また、吐き戻しの心配もあるため、ハンカチやティッシュといった拭く物を用意しておきましょう。
法事に赤ちゃんを連れて行くときは、通常の参列時とは異なるマナーがあります。マナーに反すると周囲の方々に迷惑をかけるかもしれません。ここでは、法事に赤ちゃんを連れて行くときのマナーについて解説します。
赤ちゃんを抱っこしやすくするために抱っこ紐を持ち込む場合は、後で指摘されることがないように一言断りを入れてから持ち込むとよいでしょう。一方、会食の場は抱っこ紐を用いても問題ないとされています。抱っこ紐を用いると両手が空くため、法事の手伝いといった作業もスムーズにできるでしょう。
生後半年から1歳半程度の赤ちゃんを連れて行く場合は、離乳食が欠かせません。離乳食を持参しないと、他の方に面倒を見てもらう際に、会食の料理を与えられる恐れがあります。相手は悪意があるわけではありませんが、アレルギーのようなトラブルを避けるためにも離乳食は持参したほうがよいでしょう。
法事の最中に赤ちゃんが泣き出すのはごく自然なことです。法事という独特な空気感を察知して、突然泣き出す赤ちゃんは少なくありません。
ただし、そのまま席に座っていると進行の妨げになったり周囲の方に迷惑をかけたりするため、退席する必要があるでしょう。赤ちゃんがいつ泣いてもいいように、あらかじめ出口の近くに座ることをおすすめします。
赤ちゃんのオムツ替えや授乳は、専用のスペースか使っていない部屋を利用しましょう。必要なときに速やかに向かえるように、事前に場所を把握することが重要です。専用のスペースがない会場では、できるだけ目立たない場所を利用しましょう。
赤ちゃんを連れている方は、座る位置にも注意しなければなりません。前方に座っていると、何らかの理由で退席するときに出入り口までの距離が長く不便です。後方であれば、出入り口からすぐ外に出られるだけでなく、退席できない場合でも人目につかない後方で対処できます。
法事に赤ちゃんを連れて行くときは、あると便利な物が存在します。前もって準備しておけば、予想外のトラブルが起きても対応が可能です。ここでは、赤ちゃんを連れて行くときに便利な物を紹介します。
赤ちゃんは、いつオムツ替えが必要になるか分かりません。いざというときに備えて、オムツやお尻拭きは必ず持参しましょう。また、使用済みのオムツを捨てる場所がない会場もあるため、持ち帰るための袋も準備します。
赤ちゃんが泣いたときになだめるためのおもちゃや絵本があると便利です。ただし、法事という厳かな場であるため、音や光を発しないおもちゃを選ぶとよいでしょう。
赤ちゃんが吐き戻したときに服が汚れることがあるかもしれません。そのまま放置すると不衛生なため、着替えを持参することをおすすめします。また、服を汚さないためにも、タオルやティッシュを用意すると便利です。
赤ちゃんの服装は、黒や白の服が望ましいとされています。黒や白の服がない場合、ベージュや薄い色の服でも問題ありません。赤ちゃんの服装について指摘されることは滅多にありませんが、マナーに沿った色の服を着るのが賢明です。
赤ちゃんを連れて行く母親の服は、授乳がしやすいように前が開くシャツやワンピースをおすすめします。また、赤ちゃんの世話をしていると母親の服も汚れる恐れがあるため、自身の着替えも用意しておくと万全です。
法要ではそれぞれが焼香を上げますが、赤ちゃんを抱えたままの焼香は危険が伴うため、無理は禁物です。焼香を上げないのであれば、次の方にその旨を伝えて自分の番は飛ばしてもらいましょう。
赤ちゃんを法事に連れて行くと、赤ちゃんも両親も心身ともに疲弊する恐れがあるため、赤ちゃんが小さい間は法事に出席しないという方もいるかもしれません。とはいえ、何もせずに欠席するのはマナーに反します。ここでは、法事に欠席するときにやるべきことを紹介します。
喪主と連絡を取って欠席することを伝えます。その際、赤ちゃんがいるから出席できない旨を伝えるのを忘れないようにしましょう。夫婦どちらか一方が出席し、香典を連名で出す方法もあります。
赤ちゃんを連れて法事に出席してもよいかわからない方は、周りの詳しい方に相談することをおすすめします。法事を欠席する以外にも、託児所や身近な人に預けるといったさまざまな方法があるため、どの方法が望ましいか相談するのが賢明です。
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法事に赤ちゃんを連れて行ってはならないというきまりはありません。ただし、亡くなった方との間柄や地域の風習によっては連れていけない場合もあるため、臨機応変に対応しましょう。
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