新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、近親者のみで葬儀を行う「家族葬」が増えています。家族葬を執り行った経験がない方にとっては、費用がいくらかかるのか気になるところではないでしょうか。
この記事では、家族葬はいくらかかるのか、費用の目安や内訳を紹介します。また、家族葬の費用を安く抑えるためのポイントについても解説します。
<この記事の要点>
・東京都の家族葬の平均費用は約113万円
・オプションを最小限にすることで家族葬の費用を安く抑えられる
・葬祭費補助金制度を利用することで、葬儀費用を安く済ませることができる
こんな人におすすめ
家族葬にかかる費用を知りたい人
家族葬の費用を安く抑えたい人
家族葬は、家族や故人の親しい友人など、近親者のみで行う小規模な葬式のことです。ここでは、家族葬の平均費用について解説します。
エンディング・データバンクの「家族葬の平均費用」によると、2017年東京都の家族葬の平均費用は約113万円です。
このデータは10名~30名ほどの小規模なお葬式を対象にしており、家族構成や地域などによってばらつきもありますが、首都圏の家族葬はおおよそ110万円だと思っておくとよいでしょう。
小さなお葬式の調査でも、家族葬にかかった費用の全国平均は約110万円※という結果になりました。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ。火葬料金を含む)
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【第1回調査】家族葬にかかる費用相場(全国編)
新型コロナウイルス感染症が蔓延する前は、一般葬が主流でした。小さなお葬式の調査では、一般葬にかかった費用の全国平均は約191万円※という結果になりました。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ。火葬料金を含む)
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【第1回調査】一般葬にかかる費用相場(全国編)
葬式では親族や関係者が多数集まり、密な状態になりやすいことが問題でした。そのため、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、少人数で葬儀を行う家族葬が急増しています。
家族葬は少人数で葬儀を行うため、一般葬と比べて小規模な式場で済み、葬儀費用が安く抑えられます。しかし、参列者が減ることでいただく香典の金額も少なくなるので、自己負担を考えると必ずしも安くなるとはいい切れません。
家族葬にかかる費用の内訳は以下の通りです。
・葬儀用具一式
・施設利用料
・参列者のおもてなし費用
・宗教者へのお礼
なお、葬儀用具一式以外の部分は状況によって費用が変動するため注意しましょう。ここでは、家族葬の費用内訳を解説します。
葬儀会社のセットプランには、以下のような葬儀を行うのに必要な葬儀用具一式の費用が含まれています。
・祭壇
・棺
・骨壺
・焼香台
・受付台
なお、上記の費用の詳細は葬儀会社のセットプランによって異なります。
施設利用料とは、火葬場や斎場の利用料金を指します。火葬場の料金は公営や民間、地域によっても異なる点に注意が必要です。地域によっては無料の火葬場もあります。
おもてなし費用とは、「飲食接待費」「返礼品」「香典返し」などを指します。通夜振る舞いは1人2,000円~3,000円程度で、精進落としは1人5,000円程度が目安の金額です。
宗教者へのお礼とは、「お布施」や「ご神饌料(ごしんせんりょう)」のことを指します。お布施の費用目安は3万円~5万円、ご神饌料は1万円~5万円です。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
「家族葬は一般葬と比べて費用が安くなるのでは」と思う方もいるでしょう。確かに家族葬では葬儀の規模を小さくできますが、一概に安くなるとはいえません。ここでは、家族葬の費用に関する注意点を紹介します。
家族葬と一般葬では、葬儀の流れは基本的に変わりません。違うのは「葬儀の規模」や「香典・供物の辞退がある」という2点です。
家族葬では、香典返しの負担を軽減するために香典を辞退することも少なくありません。そのため、香典で葬儀費用を賄うのは難しくなります。
葬儀後は、主に以下の費用について考える必要があります。
・法要
・葬祭補助金の手続き
・保険
・相続
・遺品整理
特に相続の金額が大きい場合は、親族間で揉めないように、よく話し合う必要があります。
家族葬といっても葬儀の費用は多くかかるため、できる限り安く済ませたいものです。ここでは、家族葬の費用を安く抑える5つのポイントを紹介します。
家族葬の費用を安く抑えるポイントは、オプションを最小限にすることです。そのためには、プランの内容をきちんと把握し、何が必要なのかを親族間でよく話し合いましょう。
生前予約をすることで割引が受けられる葬儀社もあります。また、資料請求時にアンケートに答えることで割引を実施している葬儀社もあるため、利用する葬儀社にどのような割引があるのかを確認することも大切です。
通夜振る舞いや精進落としなど、会食には一定の費用がかかります。しかし、家族葬は近親者のみで行うため、無理に会食を行う必要はありません。会食を省いて費用を安く抑えるのも1つの手段です。
少人数で行う家族葬では、一日葬を検討するのもよいでしょう。一日葬とは、お通夜を省略した葬儀のことです。喪主や参列者の負担も軽減できます。
国民健康保険の被保険者が亡くなった場合、葬儀を執り行った人に対して補助金が支給される制度があります。ただし、金額や条件は市区町村によって異なる点には注意が必要です。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
ひとくちに家族葬といっても、参列人数や宗教・宗派、葬儀の形式など家族によってさまざまです。そのため、葬儀費用がほかの家族と同じ金額になるとは限りません。葬儀費用を抑えたい場合は、複数の葬儀社から見積もりを出しましょう。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。(※2024年4月 自社調べ)
家族葬の費用は100万円程度ですが、参列者の人数や葬儀の形式によって金額は異なります。葬儀費用を抑えるためには、必要最小限のプランを選択したり、お通夜を省略した葬儀である「一日葬」を検討したりするのもよいでしょう。
小さなお葬式では費用を徹底的に見直した「5つの家族葬プラン」をご用意しています。一日葬や小規模な家族葬、火葬のみなど用途や希望に応じてプランが選べるため、「葬儀費用を抑えたい」「希望に合った葬儀を行いたい」という方は、ぜひ小さなお葬式へご相談ください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
キリスト教の場合お布施にあたる費用は不要?
葬儀費用はいつ支払う?
初七日とは故人の命日から7日目に行われる法要のことです。ホゥ。