20代の終活は早過ぎる?メリット・デメリットや具体的な方法まとめ

20代の終活は早過ぎる?メリット・デメリットや具体的な方法まとめ

「終活」とは、人生の最期を考えて取り組む準備のことを指します。終活と聞くと高齢者が行う印象を持つ方も多いのではないでしょうか。終活をはじめるのに年齢の決まりはないので、20代のような若い頃から取り組むことも可能です。

今回は、終活する若年層が増えている理由、早めに取りかかるメリットなどを解説します。

こんな人におすすめ

20代から終活に興味がある人

終活を早くやるメリットが知りたい人

終活の具体的な方法が知りたい人

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20代で終活を始めるのは早いの?

終活について考えるのは、20代でも早過ぎることはありません。若くても病気や事故により、亡くなる可能性があるためです。事前に身辺を整えておけば、万が一の際に生じる不安や、身近な人の負担を軽くできます。

また、過去を振り返ることができるため、人生を見つめなおすことが可能です。やり残したことや今後やりたいことを把握できるため、未来の人生設計にも役立ちます。

20代で終活する人が増えている理由

昨今、終活という言葉は幅広い層が認知するようになりました。高齢者が行うイメージがある一方、若いころから準備をする人もいます。

なぜ20代から終活を行う人が増えているのでしょうか。ここからは、終活を意識する若年層が増えた理由を解説します。

終活に対する意識が高まっているため

2012年のユーキャン新語・流行語大賞でトップ10に「終活」が取り上げられ、年代を問わず終活という言葉が広まりました。自分の死後に関する準備は、高齢者のイメージでしたが、幅広い年代で意識されています。

20代の若年層は、インターネットやSNSから情報を集めやすい環境にあり、20代の間で終活が話題に挙がることも少なくありません。

生き方の選択肢が増えているため

理由のひとつとして、個人が持つ価値観の優先やワークライフバランスの選択など、生き方や働き方の多様化が浸透し、自分に合ったライフスタイルを選択しやすくなりました。

20代にとっての終活は、将来の計画を立てやすくなり、自分らしい生き方を選べることにもつながります。現代では、終活に対する考え方が前向きになったといえるでしょう。

20代のうちから終活を始める5つのメリット

高齢者が行う終活は、亡くなった後に備えておく意味合いが強くなります。一方で、時間が残されている20代の場合は、早めに終活に取りかかることでさまざまなメリットを得られるでしょう。

ここからは、20代から終活を始めるメリットを5つ紹介します。

1.死に対する不安を軽減できる

20代の頃から終活をしておけば、残される家族や親族の負担を軽減できます。自分の意思や資産をまとめておくことで、事故や病気など万が一の死に対しても安心できます。

また、きちんと準備を行い、死に対する不安を軽減することで、今後の生活を安心して過ごせます。自分の死に関する悩みや不安を解消して、前向きな生活を送りましょう。

2.人生の目標や計画を決められる

自分の過去を振り返るきっかけになる終活は、今後の人生の目標や計画を立てることに役立ちます。人生100年時代といわれる昨今、20代という早い段階から生き方を見直すことは、人生を豊かにするうえで重要です。

終活という活動を通して、自分らしい生き方や理想の人生を送るための手がかりが見つかるかもしれません。見つけたヒントなどを参考に、具体性のある目標や計画を立てることが可能です。

3.普段の生活が快適になる

終活には生活を快適にするメリットがあります。終活の一環として行う断捨離により、周りの不用品が減るためです。さらに、自分の人生に必要な物をはっきりと知ることができます。

一度に多くの物を断捨離しようとすると負担が大きいので、普段から整理整頓を意識しておくとスムーズに進めることができるでしょう。断捨離を行うことで遺品整理の負担も軽減されます。

4.時間とお金を節約できる

終活を行うと経済面や時間面において、余裕が生まれるでしょう。断捨離で不要品が減ると、必要な物や収納場所が把握しやすくなり、余計な買い物や物探しによる無駄な時間を削減できます。

時間やお金のロスを減らし、若いうちから節約を心掛ければ、老後に向けて安定した資産形成ができるでしょう。

5.両親の終活についても考えられる

20代から終活に取り組めば、両親の終活について考える機会が生まれます。20代の子を持つ親世代は、終活について認知していても、取り組めていないことが多いのが現状です。

自身が積極的に取り組むことが、両親が終活を始めるきっかけになるかもしれません。また、人生経験が豊富な両親と終活を進めることで、お互いに助け合うことも可能です。

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20代のうちから終活を始めるデメリット

終活に取り組むことで発生するデメリットは、20代に限らず少ないでしょう。ただし、過度な断捨離などは、今後の生活を窮屈にします。自分の状況に合った範囲で行いましょう。

終活は高齢者が行うというイメージから、家族や親族に理解されにくい部分があるかもしれません。自分の中で取り組む意味や目的をしっかり持っておくことが大事です。

20代が終活を始める際の注意点

20代の終活はメリットが多い反面、知識や経験が少なく迷うことも多いかもしれません。20代から始める終活をよりよいものにするためにも、注意点を把握しておきましょう。

20代が終活を行う際に、気を付けたい具体的な注意点を3つ紹介します。

1.終活は亡くなる準備とは考えない

終活を行う目的は、将来や老後の生活を豊かにするためであって、亡くなるための準備ではありません。死への過度な意識は、気分が落ち込みやすくなります。

有意義な人生の計画を練るためには、前向きな気分の状態で取り組むことが重要です。

2.1人で抱え込まない

20代で終活を始めようとしても、死についてイメージが湧かなかったり、何から始めればよいかわからなかったりします。判断できない内容を放置したまま終活を進めても考えがまとまりにくいでしょう。

より中身の濃い終活を行うためには、自分だけで解決しようとせず、家族や友人など周りの人を頼りましょう。必要であれば、専門家に相談するのもよいでしょう。

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3.高額な保険や詐欺に気を付ける

終活の中で加入中の保険を見直す場合や、新たに加入を検討している場合は、慎重に選びましょう。自分に必要な保険を見極められない状態では、高額な保険や詐欺に騙されるかもしれません。

また、保険以外にも貯蓄方法や株式投資など、老後に向けた資産運用も検討するでしょう。その際は自身の貯蓄額や収支を把握し、身の丈に合ったサービスの利用が必要です。

20代から始められる終活の方法

家族に迷惑をかけないために終活をしたいと考える一方、何をすればよいかわからないという方も一定数います。終活を始める前に終活の方法やするべきことを把握しておきましょう。

ここからは、20代で終活を始める場合、何をすればよいか紹介します。

断捨離をする

遺品整理は遺族にとって最も負担となる作業です。そのため、断捨離を行うことで家族の負担を軽くできます。若いうちから断捨離をする癖をつけておけば、生活に必要な物の見極めができ、無駄な出費も防げるでしょう。

万が一不幸なことが起きても、家族に大きな負担をかけずに済むでしょう。ただし、過度な断捨離は人生を窮屈にするので、ある程度の余裕をもって進めましょう。

エンディングノートを作る

エンディングノートの作成も重要です。エンディングノートとは、葬式に関する希望や家族への伝言など、自分の意思を書き残す物を指します。

20代で作成したエンディングノートは将来見直す可能性もあるので、今後の希望について記しておくのもよいでしょう。パソコンやスマホなどデジタル情報に関する指示延命処置や臓器提供の意思についての記載もおすすめです。

ライフプランを決める

今後のライフプランを計画しましょう。終活におけるライフプランとは、金銭面に関する人生設計のことを指します。将来どのような人生を送りたいか、どのくらいの資金が必要なのか思案します。

将来必要となる資金の計算ができれば、若いうちから効率よく資産運用に取り組むことができます。今後の人生を有意義にするためには重要な計画といえるでしょう。

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まとめ

20代から始める終活は、将来に活かせるメリットが多く、早過ぎるということはありません。しかし、過度な取り組みは、本来の目的を見失ってしまうので注意しましょう。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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