仏壇とは何か?意味・役割・種類などについて詳しく解説

仏壇とは何か?意味・役割・種類などについて詳しく解説

仏壇が自宅にある人にとっては当たり前の存在かもしれませんが、仏壇の持つ意味がわからないという方もいるかもしれません。

そこで基本に立ち戻って、仏壇の意味、役割、種類などについて解説していきます。仏壇を持っている人も、これから購入しようかと迷っている人も、ぜひ参考にしてみてください。

<この記事の要点>
仏壇は本尊を祀り礼拝するための祭壇で、家の中の小さな寺のような存在である
仏壇には心の拠り所、先祖供養の場、故人と対話する場という役割がある
仏壇には伝統的な金仏壇や唐木仏壇のほかに、モダン仏壇などの種類がある

こんな人におすすめ

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仏壇とは

まずは、仏壇についての基礎知識を身につけておきましょう。仏壇とは何かについて説明し、仏壇の歴史を振り返ります。仏壇のことを理解することで、手を合わせる際にも今までと違った心持ちになるかもしれません。

仏壇とは何か

仏壇とは、本尊である仏様をお祀りして礼拝するための祭壇のことです。仏壇の最上段には、仏様の世界の中心である「須弥山(しゅみせん)」をかたどった「須弥壇(しゅみだん)」に本尊が安置されています。

信仰の中心となる世界を表現しているため、寺院の本堂と同様に美しく飾り立てられているのが特徴です。一段下には、ご先祖様の位牌を祀っています。

仏壇の歴史

仏壇は、7世紀に天武天皇の詔(みことのり)を契機として日本中に広まり祀られるようになったといわれています。法隆寺に安置されている「玉虫厨子(たまむしのずし)」は、仏壇の源流の1つであるとされています。

貴族の間でだけ祀られていた仏壇は、江戸時代になり幕府が寺檀制度を整備すると、仏教に対する信仰心の証として、庶民の間にも仏壇が広まっていきました。

仏壇の意味

仏壇は本尊や位牌を祀るためのものですが、実際にはどのような意味を持つのでしょうか。家の中にある寺、ご先祖様のシンボルという2つの意味について解説します。

家の中にある寺

寺院の中には「内陣」と呼ばれる、本尊を安置しておく場所があります。また、「厨子」とは仏像を安置するための戸棚のようなものです。

この内陣と厨子を合体して小型化したものが、家庭に置く仏壇です。つまり仏壇とは、家の中にある小さな寺のような存在といえます。

ご先祖様のシンボル

仏壇は、本来は仏教の信仰の中心となる本尊をお祀りする場所です。内部に安置した本尊にご先祖様を守ってもらう意味を込めて、位牌も安置しています。

仏壇に向かって手を合わせる際には、本尊とご先祖様に対して感謝の気持ちを込めてお参りしましょう。仏壇はご先祖様のシンボルであるとも考えられます。

仏壇の役割

日頃、何かと気忙しい生活を送っていても、仏壇に向かって手を合わせると心が落ち着く場合があるのではないでしょうか。仏壇の持つ役割をまとめて紹介します。

心の拠り所

仏壇に向かい合って座ると、自然と背筋が伸び、心を落ち着けて仏様やご先祖様に感謝の気持ちを持てるでしょう。また、家族の健康を願ったり、自らを振り返って反省したりするかもしれません。

仏壇は私たちの心の拠り所であり精神的な支えとなるものです。ご先祖様の位牌に向かって拝むことによって、家族や人間の命について考える場にもなるでしょう。

先祖供養

毎朝、仏壇に線香や水などをお供えして手を合わせることで、ご先祖様の冥福を祈り、先祖供養を行います。毎日お寺に行ったり、お墓参りに行ったりできなくても、仏壇に手を合わせてお参りできるでしょう。

命日、お盆やお彼岸などの節目には、普段とは違ったお供え物を供えたり、飾り付けをしたりしてしっかりと供養をします。

故人との対話

仏壇にはご先祖様だけではなく、身近で亡くなった人の位牌も祀られている場合があります。仏壇に向かって拝むことで、故人やご先祖様とのつながりを感じ、大切に思うことができるでしょう。

仏壇に向かって話しかけ、故人と対話することによって悲しみを癒し、心を落ち着かせることにもつながります。

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仏壇の種類

仏壇にはいくつかの種類がありますが、大きく分類すると、伝統的な仏壇とモダン仏壇の2種類があります。それぞれの特徴について説明していきますので、ご家庭に合った仏壇を選びましょう。

伝統的な仏壇

伝統的な仏壇と聞いて思い浮かべるものは、身近にあった仏壇がどのようなものであったかによって、人それぞれ異なるかもしれません。代表的なものとして、黒漆塗りに金箔を施した「金仏壇」と、黒壇や紫壇、ケヤキなど木の素材を生かした「唐木仏壇」があります。

浄土真宗においては金仏壇が用いられることが多く、その他の宗派では唐木仏壇が選ばれる傾向にありますが、宗派や地域によっても異なるでしょう。

モダン仏壇

最近では和室のない家も珍しくないため、洋室のインテリアにも調和する「モダン仏壇」「家具調仏壇」と呼ばれる新しいタイプの仏壇も増えてきました。

モダン仏壇はリビングなどになじみやすい、インテリア性を重視した比較的コンパクトな仏壇です。ウォールナットやメープルなど洋家具の木材や、クリスタル製のものなどさまざまな素材のものがあります。

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まとめ

仏壇には、家の中にある寺、ご先祖様のシンボルなどの意味があります。また、心の拠り所、先祖供養の場、故人との対話といった大切な役割を持った存在です。仏壇に向かって仏様とご先祖様に手を合わせ、心を込めて礼拝しましょう。

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