位牌を処分する必要が出てきた際に、身近に処分したことのある方がいない場合もあるのではないでしょうか。一生のうちで、何度もあることではないため方法がわからず困ってしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、位牌の処分方法やお焚き上げにかかる費用、処分する際の注意点などについて詳しく解説します。また、位牌を処分するタイミングも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事の要点>
・位牌が不要になった場合、永代供養を依頼したり閉眼供養をしてお焚き上げをしたりすることが可能
・閉眼供養のお布施の目安は1万円~3万円程度
・お焚き上げを専門業者に依頼する場合は5,000円~1万円程度かかる
こんな人におすすめ
位牌の処分を検討している人
位牌の処分にかかる費用が知りたい人
位牌は先祖代々受け継いでいく大切なものなので、簡単に処分するものではありません。それでも、事情があって処分しなければならないこともあるでしょう。
ここからは一般的に位牌を処分することの多いタイミングを3つ紹介します。
葬儀が終わると故人の年忌法要が行われますが、三十三回忌や五十回忌を「弔い上げ」として遺骨が合祀されるのが一般的です。
弔い上げと同時に先祖代々の位牌に合祀して供養するので、故人の位牌を処分する場合があります。
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先祖代々の位牌を受け継いでいくうちに、破損したり変色したりしたために新しいものに作り替える場合があるでしょう。
位牌を作り替える際にも、新しいものができたら古い位牌を処分します。どのような手順で進めるのかは、仏壇仏具店に問い合わせてみましょう。また、宗派や戒名の位号を変更するなどの場合も位牌を新しくする必要があります。
実家や親戚の家で遺品整理をしていると、位牌を発見することもあるでしょう。誰の位牌なのかわからない場合でも位牌を放置しておくのは忍びないため、きちんとした手順を踏んで処分すれば安心できます。
また、引越し先の自宅に仏壇を置けなくなり、その中に安置されていた位牌の処分を考えることもあるでしょう。
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遺品整理を行う時期や費用について
位牌の処分方法は2種類あります。閉眼供養を行った後にお焚き上げをしてもらう方法とお寺などで位牌の供養を続けてもらう方法です。
お焚き上げとは位牌などをお寺で燃やして供養してもらうことです。お焚き上げを行う前には、位牌に宿っている魂を抜く儀式「閉眼供養」を行う必要があります。
永代供養とは、お寺などに遺骨や位牌を預けて供養を続けてもらうことです。すぐに位牌を処分したくない際には、永代供養を検討してみましょう。
永代供養には契約期間が定められており、例えば三十三回忌などまででお焚き上げになります。
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位牌のお焚き上げにかかる費用は、大きく分けて2種類あります。閉眼供養のお布施とお焚き上げそのものにかかる費用です。
ここからはそれぞれの費用の目安について解説します。
閉眼供養は菩提寺に依頼しますが、その際には僧侶にお布施を渡します。お布施の金額の目安は1万円~3万円程度ですが、不安な場合は事前にお寺に聞いてみてもよいでしょう。
菩提寺がない場合には僧侶派遣サービスなども利用でき、この場合の料金の目安は3万円~5万円程度です。
菩提寺に閉眼供養を依頼した際には、お焚き上げまでしてもらえることが一般的です。この場合、お焚き上げにかかる費用はお布施に含まれていますので、特に支払う必要ないでしょう。
お寺ではなくお焚き上げの専門業者に依頼した場合の費用の目安は、5,000円~1万円程度です。
位牌をお焚き上げして処分してしまうと取り戻すことはできないため、処分する前によく考えましょう。また、他宗派とは異なり浄土真宗には特有の教えがあります。
ここからは処分する際の注意点や浄土真宗について解説します。
位牌を処分する際は、家族や親族に経緯を説明して理解を得る必要があります。位牌は故人の魂が宿っているものとして、それぞれの家族の思い入れが強いものです。自己判断で処分せず、周囲の方への十分な配慮が必要です。
処分しなければならない事情や閉眼供養を行い、適切な手順を踏んで処分することを丁寧に伝えてトラブルにならないように気をつけましょう。
浄土真宗においては「故人は亡くなってすぐ仏になる」と考えられています。そのため、魂が宿る位牌を作らないのが一般的です。
ただし、礼拝する対象がほしいという家族の思いから位牌を作るケースもあります。その場合、位牌のお焚き上げは浄土真宗のお寺では行っていないため、処分する際には業者に相談してみましょう。
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位牌のお焚き上げにかかる費用には、閉眼供養のお布施とお焚き上げそのものにかかる費用があります。位牌を処分する際には、家族や親族の間でトラブルにならないように事情を丁寧に説明をして理解を得るようにしましょう。
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忌引き休暇は、実は労働基準法で定められた休暇ではありません。ホゥ。