家族葬の生花祭壇の相場やサイズ・デザインについて徹底解説

家族葬の生花祭壇の相場やサイズ・デザインについて徹底解説

「家族葬の祭壇はどのようにすれば良いかわからない」「生花祭壇の種類や金額について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

最近では祭壇に生花を使う人も増えています。ただしどういったお花が良いのか、金額は変わるのかなど不安も多いでしょう。

そこでこの記事では祭壇のメリットやデメリットから料金相場、生花について詳しく解説します。祭壇について知ることで、気持ちよく故人を送り出せます。ぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめ

家族葬をご検討中の方

家族葬の祭壇の種類を知りたい方

生花祭壇の相場を知りたい方

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家族葬の祭壇は3種類存在する

生花祭壇とは葬儀の際に、その名の通り生花や草木を使って作られる祭壇のことを指します。今は様々なスタイルの祭壇があり、地域や好みによってどんなデザインにするかは人それぞれです。

葬儀での生花祭壇は大きく3種類あります。一般的な白木で作られた祭壇や生花のみの祭壇などそれぞれ細かく解説します。

1. 生花で造られた生花祭壇

生花祭壇とはその名の通り、生花で作られた祭壇です。生花といっても、草木を間に少し詰める場合もあります。

元々生花祭壇は大規模な葬儀のみで使われており高額でしたが、現在は一般的な葬儀でも生花祭壇を注文される人は多いです。

生花の場合だと宗教に関係なく、故人の好きだった花などを使用しオリジナルで作れるという特徴もあります。

花によって葬儀のイメージや雰囲気も大きく変わるため、選びがいのある祭壇だといえます。

2. 白木で造られた白木祭壇

白木祭壇は、白木を使って作られた祭壇をいいます。白木とはスギやヒノキなど表面が白い色をしている木材のことです。元々はこの白木を用いた祭壇が最もよく使われてきました。

理由として、昔は輿に棺を据え参列していました。白木の祭壇にはその輿と呼ばれる屋根のような部分が名残としてあり、伝統的と言われているためです。主に白一面の祭壇となるため、とても落ち着いた優しい雰囲気があります。

3. モダンな洋風祭壇

洋風祭壇はモダンな作りの祭壇無宗教の場合や、オリジナル性を加えたい人におすすめです。

清楚感ある真っ白の祭壇に生花の装飾をする場合もあれば、全体的にピンクのベールをかぶせたり、草木で彩ったりとエレガントなイメージもあります。他にも下からライトを当てるデザインもあります。

従来の白木祭壇がいかにもお葬式というイメージがあって好みではないという方には、洋風祭壇がおすすめです。

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葬儀の祭壇はどれにする?種類や選び方を紹介!

家族葬の生花祭壇の平均相場は20万円~80万円

家族葬の生花祭壇の平均相場は20万円~80万円です。昔の生花祭壇は有名人の葬儀で使われるものというイメージがありましたが、一般的な生花を使用するのであれば20万円ほどから用意できます。

ただ、故人が好んでいた花が高級だったり、大きな祭壇にしたりする場合はもちろん金額も上がります。ここでは平均相場から花の種類などを解説します。

1. 家族葬の生花祭壇費用は規模によって異なる

家族葬の生花祭壇費用は規模によって異なります。一般的な生花祭壇の大きさは1段~2段で、横の長さは1.5メートル~3.5メートルほどです。

この一般的な大きさで使用する花も、特に珍しいものでなければ約20万円くらいでしょう。

ですがこれ以上に大きいサイズや珍しい花、大きな生花などを用意するとなると金額も上がるため注意が必要です。盛大に行いたいという人は、80万円ほど用意しておくと問題なく手配できるでしょう。

2. 生花祭壇に使用するお花の種類

基本的に生花祭壇で使うお花に決まりはなく、どんな種類の花を用意しても良いとされています。

ただし宗教によっては使わない方が良いお花もあるため注意が必要です。他にもバラなどのとげがある花も相応しくないと言われています。

そのため、一般的には菊やゆりの花は白が多いためよく使われます。他にも故人が気に入っていた花や思い入れのある花を準備することも可能です。

3. 祭壇に飾る花以外のもの

祭壇に飾る花以外のものは遺影供物仏具などです。祭壇の中心に一番目立つように遺影が飾られます。この遺影は故人が元気な頃の写真にする人が多いです。

供物としては果物お菓子蝋燭などが一般的で仮に供物を渡す際には事前に遺族に相談し品物を決めましょう。

また、仏具とは香炉や燭台、花立など供養するための道具のことを言います。こちらは喪主が用意する必要はないため、葬儀社に任せます。

家族葬で祭壇を選ぶ際の基準

こちらでは、家族葬で祭壇を選ぶときの基準をまとめました。昔は宗派や伝統などによって細かい決まりがあり、ある程度の形は定まっているものが多いのですが、最近は独自のデザインやオリジナリティを足したものが主流となります。

どういった基準で祭壇を選べば良いかわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 祭壇の種類で選ぶ

先ほど述べたように、祭壇には大きく3種類あります。伝統的でもっとも一般的とされている白木祭壇、近年数が多くなってきている生花祭壇、キャンドルなどを用いてモダンな印象にし上げる洋風祭壇です。

故人が伝統的なしきたりなどを尊重する人であれば白木祭壇好きな花やこだわりの花がある場合は生花祭壇がおすすめです。無宗教でいかにも葬儀という雰囲気が好みでない人には洋風祭壇が適しています。

2. 祭壇の大きさやデザインで選ぶ

祭壇のデザインは様々ですが大きく分けるとカタログに載っているそのままのデザインそこから少しアレンジしたもの完全にオリジナルデザインの3種類に分けられます。

もちろんカタログ品が一番安く、そこにカスタマイズを足していくほど値段も高額になります。

先ほど述べたように一般的な生花祭壇の大きさは1段~2段で、横の長さは1.5メートル~3.5メートルほどです。よってこのサイズを基準として大きさで選ぶのも良いです。

3. 予算で選ぶ

祭壇の平均相場は20万円~80万円です。よって予算に合わせて祭壇を選ぶこともおすすめです。

一番お手軽なのは白木祭壇で、洋風や生花祭壇は飾る花の種類や大きさ、量によって高額になります。また、生花祭壇は葬儀によってデザインが異なるため、他2つと比較すると高額です。

生花か造花でも値段は異なります。オプションなどもあるため予算は少し多めに考えておくことをおすすめします。

<関連記事>
最適な祭壇を選ぶために知る、費用内訳と規模に合った選び方

家族葬で生花祭壇を選ぶメリット

家族葬で祭壇を選ぶメリットについてまとめました。祭壇によってその葬儀のイメージや規模も異なるため、葬儀にとって祭壇は重要な要素です。生花祭壇は自由度が高いため今最も人気です。

生花で作られた祭壇を用意したいけれど明確なメリットがわからないという人はぜひ参考にしてみてください。

1. 好みに合わせた幅広いデザイン

生花祭壇の最も大きなメリットとしては、好みに合わせた自由なデザインができることです。祭壇とは故人がこの世に生まれ、最後まで人生を全うしたということへ向けた「最後のはなむけ」という意味も含まれています。

よって、故人について参列者全員で思い出を振り返りながら気持ちよく旅立ちを見送れます。

最後の別れの時に、故人の好きだった花や思い入れのある花など自由にデザインできることが生花祭壇の大きなメリットです。

2. 種類などに大きな決まりはないため自由

家族葬では、生花祭壇に飾る花の種類やデザインにも大きな決まりはありません。会社関係の知人や友人、遠い親戚なども招く大きな葬儀だと一般的にはユリやカーネーション、胡蝶蘭など主に白を基調としたお花が決まっている場合も多いです。

ただし家族葬は身内のみで行う小規模な葬儀なので、従来の決まりから脱却し、華やかな種類の花を選べます。しきたりに囚われすぎず、自由に葬儀ができることもメリットの一つです。

家族葬で生花祭壇を選ぶデメリット

家族葬で祭壇を選ぶデメリットについてまとめました。祭壇によってその葬儀のイメージや規模、費用なども異なるため、葬儀にとって祭壇は重要な要素です。生花祭壇は自由度が高いため人気ですが、デメリットも存在します。

生花で作られた祭壇を用意したいけれどデメリットもしっかり知っておきたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 金額が一定ではない

生花祭壇は一般的な他の祭壇よりも高額です。また、祭壇のデザインやどのくらいの花を用意するのか、何種類飾るのかなどによっても価格は異なるため一定ではありません。

また生の花を使用するので、咲く時期によっては値段も変わります。特に冬に葬儀を行う場合は取り寄せが困難なため、多額の費用が必要になる可能性もあります。
葬儀は祭壇以外にも費用がかかってくるため、事前に金額は確認しておくことが大切です。

2. 細かい準備が必要

家族葬で生花祭壇を予約するのであれば、先ほど述べた生花の取り寄せや花の種類、飾り方やデザイン決めなど細かな準備が必要になります。

葬儀は祭壇の他にも準備することは多いため、人によってはこの工程がデメリットに感じる場合もあります。

よって生花祭壇を注文する場合は、事前にしっかり打ち合わせをすべきです。故人を悲しませないためにも準備は入念にすることが重要です。

葬儀が終了した後の祭壇に飾られた生花について

こちらでは、葬儀が終了した後の生花について解説します。結論をいうと、生花祭壇に使われた生花たちはそのまま茎の部分を切って「お別れ花」として棺のなかに入れて飾ることが多いです。

しかし他にも、捨てたり持って帰ったり、プレゼントにすることもあります。残った生花について詳しく知りたい人は、以下の内容をぜひ参考にしてください。

1. 棺の中に入れる

葬式の後に火葬をそのまま行う場合は、出棺の準備の際に生花を棺の中に飾り入れます。

入れるかどうかは地域や家族、葬儀社によって異なるため、棺の中に入れたい場合は事前に伝えておくと良いでしょう。

祭壇から生花を抜き取る作業は、主にスタッフが行います。そしてこの茎の取られた花は遺族の方が主に入れ、故人と最後の別れになります。よって「お別れ花」と呼ばれます。

2. ブーケにしてプレゼント

祭壇に飾られていた花はブーケとして遺族にプレゼントされる場合もあります。もちろんこれは葬儀社によって異なるため、ブーケに変えて欲しい場合はあらかじめ連絡しておくことが大切です。
遺族だけでなく参列者にも渡す場合もあります。他には一輪挿しとして受け取ることも可能です。最後の別れを一緒に過ごした時を思い起こす花として仏壇の前に飾るのもおすすめです。後々使用できるので一輪挿しは人気も高く、喜ばれています。

3. 捨てても持って帰っても良い

生花はブーケや一輪挿しとして持って帰っても良いですし、捨てても問題ありません。人によっては葬儀で使った花なので、縁起が悪く感じるという人もいます。

結論をいうと、祭壇にある花は「長寿になる縁起物」と言われ縁起の良いものとされています。

しかし、どうしても持ち帰りを断らなければならない場合でも、失礼には値しません。仮に持ち帰る場合は遺族に一言伝えるようにするべきです。

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まとめ

生花祭壇は、故人をより気持ちよくお見送りする大切な要素です。費用や流れ、種類などをしっかり理解することで、急な不幸でも焦らずスムーズに対処できます。いつか来るその時のためにメリット・デメリットもしっかり理解しておきましょう。

葬儀は頻繁に経験することではないため不安な点も多いかと思います。他にも祭壇や家族葬のことでお困りでしたら、小さなお葬式までぜひお問い合わせください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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