葬儀に「参列」すると「列席」するの違いとは?当日のマナーについても解説!
葬儀マナー[参列者]

作成日:2021年01月07日  更新日:2022年04月21日

葬儀に「参列」すると「列席」するの違いとは?当日のマナーについても解説!

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「参列と列席の違いが分からない」「葬儀に参列する時のマナーに不安がある」「葬儀に参列できない時はどうすべきなのか」とお考えではありませんか。

葬儀に関する用語の中で「葬儀に出ること」は様々な言い回しで表現できます。何種類もある言い回しが混ざってしまい、正しい言い方があやふやな方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、自分と相手の立場によって言い換えているだけで、言葉の意味は変わりません。
この記事では「参列」と「列席」の違いについて、具体的に解説していきます。

他にも似た言い回しがあるので、全てまとめて整理しておきましょう。正しい用語の使い方をマスターできるはずなので、ぜひ最後までご覧ください。葬儀全体の流れについてあわせてご確認することもおすすめです。

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【もくじ】
葬儀に関する用語の違い
葬儀に参列する時のマナー
葬儀に参列できない時は弔電を送る
葬儀に参列した方へのお礼
葬儀に参列するか迷う相手の場合
まとめ

葬儀に関する用語の違い

知人の葬儀に出向く時、日本語には多くの言い回しが存在します。普段であれば多少の違いを咎められることはないかもしれませんが、葬儀は非常にフォーマルな場です。

ミスは察知されやすく「マナーがなってない人」だと思われやすい場面でもあるので、正しい言い回しを心がけましょう。主語やタイミングによって5つの言い回しがあるので、順に解説していきます。

1. 出席

「出席」とは、本来大人数が集まる会合に出ることを指します。「あらかじめ用意されていた席に出る」という意味合いです。授業や会議など、居ることが基本の場合に使われています。

葬儀の場においては、本来の意味から転じて主催者側として式に出ることを指す場合が多いです。よって喪主や親族に対しては「出席」を使うと良いでしょう。誰が使う場合でも、喪主や親族に対しては「出席」で問題ありません。

2. 参列

「参列」とは、特定の式典などに出ることを指します。「列に参加する」という意味合いです。主催者側に敬意を表す言葉で、主に自分を指して使用します。

葬儀の場においても、招かれた自分を指す言葉として使います。そのため主催者側は自分で「参列する」とは言わないように気をつけましょう。「参列」は招かれた自分を指す言葉なので、葬儀に限らず結婚式などに使用しても問題ありません。

3. 列席

「列席」とは、列(式典などの列)に加わることを指します。「席に連なる」という意味合いです。主催者側が式に出た人を指す言葉で、他人に対して使用します。

葬儀の場においても同様に、主催者側が「ご列席いただきありがとうございます」などの挨拶で使用することが多いです。「参列」と「列席」は、意味としては同じですが、使用する人の立場によって使い分けるので、ご自身が主催者側なのか、招かれた側なのか考えて使用してください。

4. 参加

「参加」とは、特定の集まりの中に加わることを指します。「参上して集団に加わる」という意味合いです。他に特定の意味合いを持たず、自由に使いやすい言葉でもあります。

葬儀の場においては使用する機会はほとんどなく、他の言葉に言い換えた方が無難です。葬儀以外にもフォーマルな場においては「参加」が使われる場面は少ないので気をつけましょう。

5. 弔問

「弔問(ちょうもん)」は誤解されやすい言葉ですが、これまでの言葉とは意味が違います。また、葬儀の場でしか使用しません。意味としては、遺族の元を訪ねて悔やみを述べることを指します。

実際に使用する場合は、葬儀当日ではなく後日訪ねることを指す場合がほとんどなので、式の場で使用する機会は薄いでしょう。式に出られなかった方が忌明けまでの間に故人へと「弔問」するので、式とは関係のない言葉となります。

葬儀に参列する時のマナー

葬儀に参列する時は、マナーをしっかりと守ることが大切です。マナーを疎かにすると自分が恥をかくだけでなく、相手にも不愉快な気分にさせてしまうかもしれません。

失敗しがちな葬儀のマナーは「服装」「香典」「焼香」の3つです。順に解説していくので、失敗しないように気をつけましょう。まずは服装を男女別にチェックしていきます。

1. 男性の服装のマナー

男性は葬儀にはスーツを着て行きます。ご自身の服装を見て、次のチェックリストをクリアできるか確認してください。

【男性の服装チェックリスト】
・光沢のない黒スーツとネクタイ
・白無地のシャツ
・アクセサリーは結婚指輪のみ
・清潔感のある髪型
・カフスボタンやネクタイピンはNG
・夏でもクールビズはNG

男性の中には装飾が施された時計を持っている方もいますが、葬儀の場には相応しくないので外しておくか、質素なものに付け替えましょう

2. 女性の服装のマナー

女性はスーツの他、黒であればワンピースでも構いません。以下のチェックリストを確認してみてください。

【女性の服装チェックリスト】
・光沢のない黒のスーツかワンピース
・靴も黒で低めのパンプス
・アクセサリーはパールのみ
・ベール付きの帽子は正装にあたる
・メイクは地味なもの

また、葬儀の場では革製品は生死を連想させるためマナー違反となります。うっかり皮のカバンを持っていかないように気をつけましょう。

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3. 香典のマナー

香典は、高額な葬儀費用を支払う遺族の負担を和らげるために送る気持ちのお金です。受付で渡す際は「このたびはご愁傷様でございました」と一言添えて、気持ちを伝えると良いでしょう。香典のチェックリストもしっかり確認しておくと安心です。

【香典のチェックリスト】
・新札は使わない
・香典袋は白黒または双銀の水引を選ぶ
・寒色系の袱紗に包む

香典袋の表書きは薄墨で四十九日前は「御霊前」それ以降は「御仏前」や「御供物料」とします。書き方は宗派によって異なるので、不安のある方はお寺に確認してください。

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4. 焼香のマナー

焼香のマナーが必要とされるのは喪主になったときです。喪主は最初に焼香を行うので、後に続く人の手本となります。僧侶の指示がある場合もありますが、なければ次の手順に沿って、焼香を進めてください。

【焼香の手順】
1. 僧侶・遺族・遺影に一礼する
2. 焼香を3本の指で摘んで、おしいただく
3. 香炉に入れて合掌
4. 一礼して戻る

焼香の回数などは宗派によって異なるので、こちらもお寺に確認しておきましょう。故人とは宗派が違う場合でも、必ずしも故人の宗派に合わせた焼香をする必要はありません

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葬儀に参列できない時は弔電を送る

やむを得ない事情で葬儀に参列できない場合、謝罪を込めて弔電(ちょうでん)を送るのがマナーです。弔電とは電報の一種で、送っておけば当日式場で名前が読み上げられます。

また、弔電の送る際に気をつけるべきことが3つあるので確認してください。

【弔電を送るときに気をつけること】
・宛名は喪主にして、フルネームを記入する
・式場に弔電を送るので、住所と電話番号を確認する
・式に間に合うように、前日までに送る
・故人の名前は伏せ、喪主との続柄で明記する

民間企業にお願いして弔電を送っても良いですが、急ぎの場合はNTTの電報申し込みを使うと良いでしょう。電話で115番にかければオペレーターの対応が受けられます。前日19時までに申し込めば、全国どこでも当日中の配達が可能です。

式場の住所がわからない場合は喪主宛に送っても問題ありません。ただし行き違いがないように、忘れず連絡してください。

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葬儀に参列した方へのお礼

葬儀に参列していただいた方には、お礼の品を渡すのがマナーです。大きく分けて3つの返礼品がありますが、すべて別々に渡すようにしましょう。

特に香典返しは受け取った金額によってものが変わるので、金額をメモしておくことも大切です。

渡すタイミングも含め、順に解説していきます。

1. 通夜返礼品

お通夜に参列した方へのお礼として「通夜返礼品」を贈ります。喪主は参列者に食事(通夜振る舞い)を用意するのがマナーですが、通夜返礼品は別物です。本来は通夜振る舞いを受けなかった方へ贈る物でしたが、最近は参列者全員に贈る方が主流です。

中身はコーヒーやお菓子が一般的で、お礼状と清めの塩をつけるとよいでしょう。通夜返礼品は感謝の言葉を述べながら喪主が一人ずつ帰り際に手渡します。

2. 会葬御礼品

葬儀に参列した方へのお礼は「会葬御礼品」と呼ばれ、こちらも式後の食事(精進落とし)とは別物です。葬儀には通夜以上の人数が想定されることもあり、タオルやペンなどの小さく持ち帰りやすいものが推奨されます。

会葬御礼品も、お礼状を付けて喪主が直接手渡しすると良いでしょう。精進落としの後に渡すものなので、忘れないように注意してください。

3. 香典返し

香典返しは他の返礼品と違い、後日郵送で送るのが一般的です。香典をいただいた方に向けて、香典の半額程度の金額のものをお礼として贈ります。

香典返しは忌明け後(四十九日の法要後)に送ることが多く、直接手渡しても問題ありません。参列者があまりに多く、住所を把握しきれない場合は、香典返しを当日に式場で手渡す場合もあります。都合によって対応を変えると良いでしょう。

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葬儀に参列するか迷う相手の場合

知り合いの方の訃報を受けたとき、関係次第では葬儀に参列するか迷う場面があるかもしれません。ご自身に参列の意思があるなら構いませんが、ほとんど交流のない親戚の場合などは、判断が難しいところです。

明確なルールはありませんが、一種の線引きは考えられるので迷ったときには確認してください。

1. 三親等以内を目安に参列

法律をひも解くと、親族とは「六親等以内の血族および配偶者と、三親等以内の姻族」とされています。ひとつの目安ではありますが、三親等以内であれば出席するのが望ましいでしょう。

【三親等の親族】
・祖父母
・伯叔父母
・甥姪

四親等を超えると、基本的に交流も薄くなってくるかと思いますが、親しくしていたのであれば参列しても問題ありません

2. 生前の交流の深さを考慮する

家族葬であれば別ですが、恩師や友人の葬儀に参列することに何ら不思議はありません。また、四親等の従姉妹でも親しい間柄であれば参列する場合も多いです。

ただし、あまり知り合いのいない場に出ても浮いてしまうので、故人や親族だけでなく、周りの参列者との関係性を考えて出るか否かを決めると良いでしょう。

参列しない場合は、弔電を送ったり、タイミングを見て弔問を行ったりしてください。

まとめ

葬儀に関する用語の違いはややこしいですが、しっかりと守るのがマナーです。たとえ間違えたとしても意味は通じるので問題ありませんが、自分が恥をかくだけでなく相手を不快にさせてしまうことも考えられます。

葬儀に参列する際は、言葉やマナーを守りつつ、故人の冥福を祈りましょう。

もし参列できないようであれば、弔電を送った上で後日に弔問しても構いません。故人との関係性を測りつつ、タイミングを見極めると良いでしょう。

他にも葬儀に関する細かいマナー等の疑問があれば「小さなお葬式」までお問い合わせください。専門のスタッフが直接お答えさせていただきます。

葬儀に関するお問い合わせは「小さなお葬式」へ

葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。

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