追悼とはどういう意味?哀悼との違いや使い方、追悼式の基本マナーを解説!
供養

作成日:2021年06月11日  更新日:2021年06月17日

追悼とはどういう意味?哀悼との違いや使い方、追悼式の基本マナーを解説!

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インターネットやテレビなどのメディアで芸能人や著名人の訃報に触れた際に「追悼」という言葉を見聞きするものの、「追悼の意味がわからない」という方も多いのではないでしょうか。

最近では、亡くなった方を偲ぶ「追悼式」が一般化しつつあります。追悼式に呼ばれた際、あるいは自分が何かしらの形で追悼式を執り行う立場になったときに、マナーや意味をしっかり把握しておけば、いざという時も慌てずに対処できるでしょう。

そこでこの記事では、追悼という言葉の意味や追悼式のマナーなどについてご紹介します。

【もくじ】
追悼ってどういう意味?読み方は?
追悼と哀悼の使い分け方
追悼式に関する基本マナー
追悼文の書き方や注意点
追悼アカウントの作成方法
まとめ

追悼ってどういう意味?読み方は?

「追悼」と似たような言葉がいくつか同じ意味として浸透していることもあり、「追悼」という言葉の使い分けに迷うことがあるかもしれません。

日本語は常に変化しますが、本質的な部分は変わらないと言えます。「追悼」という言葉の使い方や意味を知ることで、適切に使い分け方できるでしょう。

追悼の意味と読み方

追悼(ついとう)という言葉が一般的に示す意味は「死者の生前を偲び、その死を悲しむこと」です。

「追悼」は漢字の「追う」と「悼む」が組み合わさって構成されており、「追う」の意味を調べてみると「物事の順序に従う」という意味があることがわかります。

芸能人や政治家など、自分と直接的な関係のない人が亡くなった際、過去の活躍に思いを馳せるという経験があるという方もいることでしょう。

つまり「追悼」は、人生の終着点である「死」を迎えた人の人生を順序的に追う行為をしながら、亡くなった事実を悲しむことだと言えます。

また、追悼を英語に訳すと以下のような表現があります。

・memory
・remembrance

哀悼の意味が強い追悼式は「memorial ceremony」と翻訳できます。亡くなった方のことを回想するという意味も含まれているため、人の死について婉曲的に使われていることが多いようです。

例えば、イギリスでは毎年11月11日は戦没者の追悼日である「remembrance day」という日が設けられています。
remembrance」を使うことで「追悼記念」の意味が強くなっていることがわかるのではないでしょうか。

「memory」や「remembrance」の他に、「追悼式」の意味として「funeral service」を使用することもあるようです。
しかし、「funeral」という言葉自体が「死者の埋葬」を意味するため、「funeral service」は葬儀(告別式)という翻訳が近いとされています。

追悼と哀悼の意味の違い

追悼と似たような言葉として「哀悼」という言葉があります。「哀悼(あいとう)」は「人の死を悲しみ悼むこと」という意味があることからも、「追悼」と「哀悼」は細かな区別がされないまま一般的に広まっているようです。

「追悼」と「哀悼」は、いずれも気持ちに焦点を当てているものの、亡くなった方の生前の姿を回想するかどうかという細かなニュアンスの違いが見られます。

「追悼」の場合は亡くなった方の生前の姿を回想しながら死を悼むのに対し、「哀悼」は死亡の事実を悲しむ感情的なものであると覚えておくと便利です。

追悼と慰霊の意味の違い

「慰霊(いれい)」という言葉も亡くなった方を悲しむ意味として使われていますが、「追悼」とどのような違いがあるのでしょうか。

「追悼」と「慰霊」は、それが「悲しみ」であるのか、それとも「無念を慰める」ことなのか、その意味合いによって使い分けをします。

慰霊」は「死者の魂を慰めること」で、この場合の「慰める」という漢字の意味は「なだめ鎮める」が該当します。

そのため、「慰霊」は戦争や災害・事故など特定の原因によって亡くなった大勢の人たちの無念の気持ちを「なだめ鎮める」という意味で使われる傾向にあります。

また、「慰霊」は何らかの理由で亡くなった動物たちにも使えるため、覚えておくと役立ちます。

追悼と哀悼の使い分け方

一般的に「追悼」と「哀悼」は同じような意味として使われているため、意味の違いを把握してきちんと使い分けなければなりません。

「追悼」なのか「哀悼」なのかを見極めるためには、言葉を発する本人が焦点を当てている部分によって変わります。

追悼式

「追悼式」と呼ばれるセレモニーは存在していても、「哀悼式」という式典は存在しません。

追悼式は、亡くなった方の生前の姿に思いを馳せる行為が、追悼式や追悼コンサートなどといった公の場などで形となります。

「追悼式」では亡くなった方の死を個人個人が同じ場所で悲しむと同時に、周囲に自分の悲しみや思い出を発信・共有する行動が含まれると言えるでしょう。

哀悼の意を表します

亡くなった方の死に際し、弔電文などで「哀悼の意を表します」という表現が使われます。「哀悼の意を表す」というのは、亡くなった方を悲しむ気持ちを示す表現です。
そのため、「追悼の意」と言わない理由にも

・感情なのか行動なのか
・悲しみを分かち合い共有するかしないか

が関係していると言っても良いでしょう。

また、「哀悼の意を表す」という言葉は本来、文語表現であり話し言葉ではないところにも違いがあります。

挨拶などでうっかり使用すると、表面上だけ丁寧に見えて実は横柄さがにじみ出てしまう「慇懃無礼」と思われかねませんので注意しましょう。

追悼式に関する基本マナー

葬儀・告別式の後に、亡くなった方と縁が深い人たちが有志となり「追悼式」を開くケースがあります。

最近では葬儀の縮小化に伴い、個人でも追悼式を執り行うケースがあるため、何らかのきっかけで追悼式に参列することもあるかもしれません。

追悼式のマナーをあらかじめ知っておくことで、急な参列となった場合でも対応しやすくなるでしょう。

追悼式とは?

追悼式とは、亡くなった方の死に際し、自分の悲しみをセレモニーと結びつけて悲しみを発信する行動を指します。

日本においては、亡くなった方を「偲ぶ会」も追悼式の一種と考えて差し支えないでしょう。
亡くなった方をお見送りする式は、追悼式以外にも葬儀や告別式・お別れ会と多岐にわたります。

追悼式(偲ぶ会) ・故人の死に対する悲しみと思い出を共有する場
・遺族に限らず友人が行う場合もある
・公的なものから個人的な物まで様々
・火葬後に行われる
・時期や回数を選ばない
葬儀 ・故人の死から火葬までの式次第のひとつ
・宗教性と儀式性がある
・告別式と同時進行であることが多い
・亡くなってから1回限り
告別式 ・故人の死から火葬までの式次第のひとつ
・本来は宗教性を入れないが儀式的に送り出す
・亡くなってから1回限り
・葬儀とまとめて執り行うことが多い
お別れ会 ・定義がない
・遺族に限らず友人が行う場合もある
・本来は宗教性を入れないが儀式的に送り出す
・個人と個人や集団と個人の関係性が強い
・亡くなってから1回限り

追悼式とお別れ会は一見似たようなものに思えるかもしれませんが、追悼式は1回に限らず、10年・20年経っても亡くなった方を偲ぶ気持ちが変わることはありません。

2021年3月11日に執り行われた「東日本大震災」10年目に関する追悼式典がわかりやすい事例でしょう。
東日本大震災の被災地では、国だけでなく関係者や自治体などが主催した場所を問わない数多くの追悼式が執り行われました。

一方、葬儀や告別式・お別れ会は、故人の旅立ちに際して宗教性を持つかどうかや、故人と別れを告げるという意味合い上、1度きりです。
以上のことから、追悼式は回数や時期を選ばないという点がお別れ会との大きな違いと言えるでしょう。

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追悼式の服装

追悼式は葬儀などのように形式的な式典ではないため、参列する際は喪服でなく以下のような平服でも問題ありません。

男性の場合 ・黒基調またはダークカラーのスーツ
・白いシャツ
・黒かダークグレーのネクタイ
・黒い靴
女性の場合 ・黒基調のスーツやワンピース
・黒の透けないストッキング
・黒のつま先の丸い靴

追悼式は平服でも問題ないとはいえ、亡くなった方のために集まることから、最低限のマナーは守らなければなりません。

葬儀や告別式・各種法要などと同じように、以下の服装もドレスコードのない追悼式ではふさわしくないため、避けるようにしましょう。

追悼式で避けるべき服装
・カジュアルすぎるもの(例:ジーンズなど)
・派手な格好(例:先のとがった靴など)
・露出の多いもの
・殺生をイメージするもの(例:毛皮のコート・革製品など)

女性の場合は葬儀の場と同様、メイクにも気を配らなければなりません。派手な色味やラメ、パールの入った下地やファンデーション・アイシャドウ・口紅は避けましょう。

追悼のお花の選び方

追悼の意を込めて追悼式でお花を送る場合、亡くなった方へ捧げる献花と、追悼式会場に飾る供花の2種類を覚えておくと便利です。

献花 ・色は白のみ
・カーネーションや菊が好まれる
供花 ・白だけでなく淡い黄色や紫などもOK
・菊や百合、胡蝶蘭が好まれる

追悼式は葬儀・告別式と異なり宗教性が薄いため、亡くなった方が生前好きだったお花を贈ることもできるので、派手なお花を贈っても問題ないでしょう。

心配な方は追悼式に赴く前に、式を取り仕切る葬儀社や遺族・主催者などに相談してみましょう。

追悼のキャンドルの意味とは?

追悼式や追悼イベントで多く用いられるのが、ろうそくやキャンドルです。

ろうそくやキャンドルは供養だけでなく、亡くなった方の新たな旅路を明るく道を照らし、この世から見送るという意味が含まれていることから、儀式性や宗教性にとらわれない追悼式で取り入れられる場合があります。

また、火を灯したろうそくには、道中の不浄を燃やして周りを清らかにする力があるとされていることも覚えておくと役立つでしょう。

追悼文の書き方や注意点

身近な方など誰かが亡くなった際に、自分の気持ちを届けるために追悼文を送ろうと思うかもしれません。

最近では、SNSを通して亡くなった著名人に対しても気軽に追悼文を書けるようになりました。
追悼文を送る際は、独特のマナーや言葉遣いなどに気を配ることで、受け取った故人の近親者も安心して亡くなった方へ言葉をかけられるでしょう。

追悼文には何を書く?

追悼文には以下のように、亡くなった方だけでなく、遺族への気遣いやねぎらいの言葉を添えるのが一般的です。

・亡くなった方の死を知った驚きや悲しみ
・死を惜しむ言葉
・遺族の気持ちを慰める言葉

亡くなった方と忘れられない思い出がある場合は、その時の出来事を回想しながら言葉を添えることもあります。

何らかの理由で葬儀に参加できなかった場合は、お詫びの気持ちも添えるとより丁寧です。

追悼文を書く際の注意点

追悼文を書く際は心を込めて書くのが何よりも大切ですが、気持ちを込めることに焦点を当てすぎてマナー違反の文面とならないように気をつけなければなりません。

追悼文作成時に気をつけたいこと
・前略など前文や結びの言葉は省略する
・伝わりやすい文章にする
・香典を添える場合は香典を封入している旨にも触れる
・句読点はできるだけ避ける(場合によっては避けなくてもOK)
・忌み言葉や不幸を連想させる言葉は使わない

特に、忌み言葉を使ってはいけないという点においては、葬儀・告別式の弔電や挨拶などと同じです。

日常生活で何気なく使っている言葉も、亡くなった方や遺族に対する言葉として不適切な場合があります。

特に気をつけたい忌み言葉の一部
・死
・苦しむ
・数字の4や9
・再び
・忙しい
・次に
・生きていたころ

追悼文には忌み言葉が入らないよう配慮するだけでなく、忌み言葉を追悼の場にふさわしい言葉に書き換える必要があります。

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追悼文のおすすめ文例

一般的な追悼文には、葬儀告別式や通夜の際に送る弔電と同じように以下の言葉を盛り込みます。

・この度はご愁傷様です
・ご冥福をお祈りいたします
・心からお悔やみ申し上げます
・謹んで哀悼の意を表します


追悼文は弔電と同じように、亡くなった方の死に対する悲しみの気持ちを端的に述べるだけでなく、以下の例文のように手紙調に書くことも可能です。

○○さんのご逝去の一報に驚がくしております
○○さんと共に過ごした△△(亡くなった方との思い出)は今でも私にとって大切な思い出です
在りし日の○○さんのお姿を偲びつつ 心よりご冥福をお祈りいたします

追悼アカウントの作成方法

亡くなった方が生前にSNSを使っていた場合、当人のアカウントはアカウント削除か、追悼アカウントへ変更申請する必要があります。

さらに、遺族の立場や親しい友人の立場として亡くなった方の追悼アカウントの管理をお願いされる可能性もあるでしょう。

ここでは、亡くなった方のSNSアカウントの変更方法について解説します。

Facebook

Facebookの場合、所定の方法で運営元に連絡することで、亡くなった方のアカウントを追悼アカウントに変更できます。追悼アカウントになると名前の上に「追悼」の文字が表示されます。

Facebookでは利用者が亡くなった場合、他人のログインによる侵入を阻止する役割も含め、追悼アカウントに移行することがポリシーと定めています。

ただし、プライバシーの観点から亡くなった方がFacebookでやりとりしていた個別メッセージは閲覧できません。追悼アカウントに移行するためには、遺族や近しい友人が移行手続きをしましょう。

追悼アカウントを作成せずアカウントを削除する場合は、亡くなった方の近親者であることを証明できる場合に限り、アカウント削除リクエスト送信ができます。

FacebookはTwitterと異なり追悼アカウント作成か削除という選択が取れるため、生前のうちにFacebookのアカウントをどうするか決めておくと良いかもしれません。

Instagram

InstagramはFacebookとの連携があることから、追悼アカウントの規定はFacebookとほぼ同じです。

遺族や友人がInstagram運営元へ追悼アカウントのリクエストを送信し、正当と認められればプロフィール欄の名前のところに「追悼」という文字が入った追悼アカウントが作成できます。

また、亡くなった方のアカウント削除や凍結も同じようにInstagramの運営元へ申請できます。

Facebookと異なる点は、管理者として追悼アカウントには誰もログインできないという点と、特定の場所に追悼アカウントが表示されない点です。
Instagramにおける追悼アカウントは、あくまで亡くなった方が生前投稿した内容を見て思いを馳せる場所づくりという立ち位置なのかもしれません。

Twitter

Twitterには追悼アカウントがありません。遺族や代理の管理人などがTwitter運営元へ利用者死亡の旨を報告してから、アカウント削除の申請を開始します。

TwitterはFacebookやInstagramと比較しても秘匿性が高く、ログイン情報を他の人に公表ができないという背景があるからのようです。
削除申請を出した後は、

・申請を出した方の身分証明書コピー
・亡くなった方の死亡届のコピー

など必要書類に関する連絡がTwitterの運営元から入るため、運営元の指示に従いメールで手続きしましょう。

まとめ

「追悼」は亡くなった方の死を悲しみ、思いを馳せる気持ちがセレモニーなどの具体的な行動になることを指します。

最近ではSNSの普及により追悼アカウントというものが登場し、SNSが追悼式に変わる亡くなった方との思い出の場所となりつつあるのも、現代ならではの文化かもしれません。

追悼は移り変わる日本語の意味としても細やかな定義がなく、本当に正しい使い方なのか判断しづらい面もあるでしょう。

もし、追悼に関する細かなニュアンスや追悼式での振る舞い方に迷った場合は、小さなお葬式へお気軽にご相談ください。
コールセンターに在中する専任スタッフ60名が、どのような些細な疑問にも24時間365日サポートします。

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