参列マナー

作成日:2019年06月27日  更新日:2019年09月13日

葬儀に出席する際に覚えておきたい忌み言葉の言い換え

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葬儀に出席する際に覚えておきたい忌み言葉の言い換え

この記事は小さなお葬式が書いています

葬儀に出席するにあたり、知識として備えておきたいことの1つとして、忌み言葉の言い換えがあります。忌み言葉を言い換えることは、残されたご遺族に対する配慮であり、最低限のマナーでもあります。

忌み言葉という言葉は知っていても、実際にはどのような言葉がそれにあたるのか、またどのように言い換えるのかということまでは、理解していない方も多いのではないでしょうか。

今回こちらでは、葬儀に出席する際に覚えておきたい忌み言葉の言い換えについて詳しくご紹介します。

小さなお葬式

【もくじ】
葬儀で忌み言葉の言い換えを覚えておくべき理由
覚えておきたい忌み言葉の言い換え
忌み言葉の言い換えを覚える際に押さえておくべきポイント
忌み言葉の言い換え以外の葬儀マナー
まとめ

葬儀で忌み言葉の言い換えを覚えておくべき理由

結婚式や葬儀などの特定の場所に出席する際に使わない方がよいとされている言葉のことを「忌み言葉」と言い、「忌詞」「忌言葉」「忌み詞」と呼ばれることもあります。忌み言葉を言い換えることの必要性を知っておくことで、マナー違反や相手に対して失礼な言動を避けることができます。

まずは、忌み言葉にあたる表現の言い換えがなぜ必要なのかということからご紹介します。

ご遺族を傷つけないため

一番に言えることは、残されたご遺族を傷つけないためです。忌み言葉とは、縁起が悪いと感じさせる言葉のことで、その言葉がご遺族の耳に入ることで結果的に傷つけてしまうこともあります。

葬儀では、ご家族を亡くして悲しみに暮れているご遺族と挨拶などの言葉を交わす場面も多くあります。その際に、意図的ではないにしてもうっかり忌み言葉を使用してご遺族を傷つけてしまうことのないように、細心の注意を払う必要があります。

故人の死を悼み、悲しみに暮れるご遺族の心に寄り添う気持ちが葬儀の場では一番大切なことです。ご遺族を思ってかけた言葉が失礼にあたらないように、忌み言葉の言い換えを覚えておきましょう。

葬儀についての常識が無いと思われないようにするため

ご遺族を傷つけてしまったり失礼にあたったりするのと同時に、忌み言葉の言い換えができていないことによって常識が無い人だと思われてしまうこともあります。これは、出席する側としてだけでなく、遺族側の立場になった場合でも同じことが言えます。

社会人となり葬儀に出席する場合、親戚関係や友人関係だけでなく会社や取引先関係の葬儀の場合もあり、受付などの手伝いをしなくてはならないケースも出てきます。その際に忌み言葉を言い換えることができていなければ、常識が無いと思われてしまうのです。

社会人には当然のように常識が求められます。経験によって積み重ねられる常識もありますが、事前にマナーを知って準備しておくことで失礼のないように行動できます

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覚えておきたい忌み言葉の言い換え

普段なにげなく使っている言葉の中にも、忌み言葉はたくさん含まれています。既にご存知の言葉もあるかもしれませんが、「これも忌み言葉にあたるのか」と、思いもよらない発見があるかもしれません。

不幸を連想させてしまう忌み言葉と重ね言葉の言い換え、宗教の違いによる忌み言葉とその言い換えをご紹介します。

不幸を連想させてしまう忌み言葉の言い換え

不幸を連想させてしまう忌み言葉は、不幸が続いたり繰り返したりすることを連想させる言葉でもあります。生や死を直接的に表現する言葉も、ご遺族を傷つけるだけでなく不快な思いをさせてしまうため言い換えが必要です。

例えば、数字は読み方によっては「」は「」を、「」は「」を連想させるため、使用を避けます。同じように、「苦しい」「つらい」「大変」というような言葉も使用も慎みましょう。

不幸を連想させてしまう忌み言葉の言い換えを、一覧で見てみましょう。

忌み言葉 言い換え
再び 今一度
追って 後ほど
引き続き これからも
忙しい 多用
次に その後・新たに
死ぬ ご逝去
生きていたころ ご生前・お元気だったころ
急死 突然のこと・急逝

重ね言葉の言い換え

重ね言葉とは、同じ言葉や同じ意味の言葉を重ねて使っている言葉のことを指します。不幸が重なることや繰り返すことを連想させるため、言い換えが必要です。

重ね言葉の言い換えを、一覧で見てみましょう。

忌み言葉 言い換え
重ね重ね 深く・加えて
いろいろ 多くの・さらに・もっと
度々 よく
次々 たくさん・立て続けに・休みなく
くれぐれも・重々 十分に・よく・どうぞ
ぜひぜひ ぜひとも・ぜひ
ますます もっと
みるみる 見るまに
近々 近いうちに
わざわざ あえて
どんどん たくさん
日々 毎日
ときどき 時折
たまたま 思いがけず・珍しく
だんだん 少しずつ
つくづく 心から
いよいよ 一段と
ますます 一段と・よりいっそうの
返すがえすも 本当に・まことに・思い起こせば・振り返ると

仏教やキリスト教の間で忌み言葉とされるものの言い換え

宗教による違いは、宗教観や死生観の違いが大きく関係しています。宗教ごとの忌み言葉を確認していきましょう。

仏教では、故人が極楽浄土へ成仏することを願って供養するという考えから、成仏できないことや報われないことを連想させる「浮かばれない」「迷うといった言葉が忌み言葉にあたります。これらは言い換えることができないので、使わないようにしましょう。

キリスト教では、仏教用語そのものがマナー違反です。例えば、「供養」「冥福」「成仏」などは使えません。同じような意味を持つ言葉として、プロテスタントであれば「召天」、カトリックであれば「帰天」が使われます。

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忌み言葉の言い換えを覚える際に押さえておくべきポイント

言い換えを覚える際に押さえておくべきポイントは2つあります。1つは、相手の宗教や宗派、そしてもう1つはご遺族が触れて欲しくないと思っている話題についてです。この2つのポイントを事前にしっかりと把握しておきましょう。

相手の宗教や宗派、ご遺族が触れてほしくないと思っている話題にはどのようなものがあるのかをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

相手の宗派

例えば、葬儀の場でよく耳にする「ご冥福をお祈りします」という言葉は仏教用語のため、キリスト教式では使いません。しかし、たとえ仏教であったとしても、浄土真宗では亡くなった後すぐに極楽浄土に生まれ仏様になるという教えのため、「冥福」「霊前」という言葉は使いません。

このように、同じ宗教であっても宗派によって忌み言葉とされる言葉が違います。そうなると、単に忌み言葉の言い換えを覚えておくだけでなく、宗教や宗派によっても異なる言い換えを覚える必要があります。

そこで、宗教や宗派に関係なく使える万能な言葉である「故人の安らかな眠りをお祈りしています」という挨拶を覚えておくと便利です。

ご遺族が触れて欲しくない話題

ご遺族と会話をする際にも、もちろん忌み言葉は言い換える必要があります。葬儀では故人を偲びご遺族の悲しみに寄り添うことが大切です。そのため、会話の中では「死」を意味する直接的な表現は避けましょう。例えば、前項でもご紹介したように、「亡くなる」を「ご逝去」、「生きていた時」を「お元気だったころ」というように言い換えます。

葬儀での会話は何かと気を使うもので、何を話題にしたらよいのか迷う方も多いかもしれません。ご遺族と会話をする上での話題は、その話題自体についても配慮が必要です。

特に、会話の内容で避けることが好ましいのは、故人の死因についてです。ご遺族側から説明があった場合は別として、こちらから死因を問うような会話は避けましょう。

忌み言葉の言い換え以外の葬儀マナー

葬儀のマナーは、忌み言葉だけではありません。たとえ忌み言葉の言い換えに関して完璧に備えていたとしても、その他の部分でマナー違反をしたのでは元も子もありません。

この機会に今一度確認しておいていただきたい葬儀のマナーをご紹介します。身だしなみ、焼香の仕方、持ち物、お供え物、葬儀を欠席する際の伝え方に関してのマナーをそれぞれ確認しましょう。

身だしなみ

身だしなみに関しては、喪服を一式準備しているから安心という訳ではありません。女性であればアクセサリーやストッキングの色、男性であればワイシャツやネクタイなど小物に関しても気を配りましょう。服装だけでなく靴も気をつけたいポイントです。

また、忘れがちですが服装だけでなく髪型や化粧などにも気を使いましょう。普段の髪型や化粧では葬儀に見合っていない場合もあります。事前にどのような身だしなみが適切なのかを確認しておくと、突然の葬儀でも慌てることなく安心です。

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焼香の仕方

焼香の仕方の基本は、右手の薬指と小指以外の3本の指で抹香をつまみ、額の高さまで上げる、押しいただくと言われる動作をし、香炉の中に入れます。この動作を基本動作としたうえで、宗派によって回数の異なる焼香の違いについてご紹介します。

日蓮宗と浄土宗では、基本動作を1回または3回行います。臨済宗では1回、日蓮正宗では3回です。曹洞宗では基本動作は1回のみになります。

浄土真宗では基本動作はせずに抹香を香炉に入れるのですが、本願寺派は1回、大谷派が2回、高田派が3回とそれぞれ回数が異なります。

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持ち物

葬儀に持参するものには、バッグ、ハンカチ、数珠、香典などがあります。

バッグは光沢がある素材や派手な金具がついているものは避け、布やナイロン製の黒い無地のものを選びましょう。ハンカチは、白の無地が正式なマナーとされています。数珠は、本式数珠しか持っていないようであれば、宗派を問わず使える略式数珠を1つ用意しておくと活用できます。香典は表書きなどに注意して準備しましょう。

雨の日には傘、寒い冬はコートというように、天気や季節によって変わる持ち物もあります。何においても無地でシンプルなものをと心掛けるようにしましょう

お供え物

仏教では一般的にロウソク、線香、お菓子、果物です。神式では、お酒、お菓子、果物です。キリスト教では、食品をお供えするのではなく生花を準備します。このように、お供え物に関しても宗教によってそれぞれ違いがあります

葬儀のためにお供え物を準備するのであれば、多くの場合は亡くなられてから葬儀までの間には準備時間がないため、葬儀場で手配できるお供え物を選ぶとよいでしょう。葬儀場の多くは、お供え物を手配するパンフレットなどを用意しています。

葬儀を欠席する際の伝え方

結婚式などの慶事と違い、最後のお別れとなる葬儀は優先して参加するべきことですが、やむを得ない理由で欠席することも考えられます。その場合は、きちんと欠席する旨を伝えましょう。

伝える時に最も大切なことは、長々と事情を説明するのではなく簡潔に伝えることです。「申し訳ありませんが、やむを得ない事情がありお伺いできません」という言葉とともに、「後日改めてお伺いします」と添えるとよいでしょう。

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まとめ

葬儀に関しては、マナーだけでなく地域によるしきたりなども多いため、何を準備するにしてもひとつひとつに悩みがつきません。突然の訃報に慌てることなく出席できるように、葬儀マナーの1つとして忌み言葉の言い換えについても知識を深めておきましょう。

今回ご紹介したように、葬儀に出席する際は、忌み言葉の言い換えを覚えておくことも大切な準備の1つですが、ご遺族に配慮した表情や言動を心がけることが最も大切です。


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葬儀に関するご準備は事前に行うことが大切です。いざという時困らないように、葬儀全般に関する疑問は、「小さなお葬式」へお問い合わせください。24時間365日専門スタッフがお客様のサポートをさせていただきます。


最後に

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