葬式においての親族の立ち振る舞いやマナーについて解説!

葬式においての親族の立ち振る舞いやマナーについて解説!

葬式へは、身内や大切な人が亡くなったときに自身が参列することが多いでしょう。遺族とまでは言わなくとも、少なからず血縁関係にあり「親族」にあたる方の中には、立場上振る舞い方に悩む方もいます。

親族が葬式でしなければならないことや、一般的な列席者との違いについては、知らない方もいるかと思います。不安や悩みを解消して、自分の立場をしっかりと理解したうえで葬式に臨むことが、葬式に参列するための第一歩です。

そのためには、葬式に関しての知識や葬式について理解を深めておくことが肝心です。この記事では、親族について詳しく解説した上で、一般的な葬式で親族が行っていることとマナーについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ

親族として葬式に参列予定の人

親族の葬式でのマナーを押さえたい人

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親族とは

まず、「親族とはどこまでの人を含むのか」について理解することが重要です。自身と故人の関係性を明確にしなければ、どう行動すればよいか分からないでしょう。また、親族の範囲の理解が曖昧な方も少なからずいます。それではいざという時に、柔軟な対応ができないかもしれません。

ここでは、親族について詳しく解説します。円滑に葬式に参列するためにも、自分の立場はしっかりと理解しておきましょう。

親族の範囲

範囲としては、「6親等内の血族と3親等内の姻族」が親族に含まれます。聞き慣れない言葉が多いため、理解が難しいかもしれません。「親等」「血族」「姻族」それぞれについて詳しく見ていきましょう。

親等とは
親等とは、親族同士の関係の近さを表したものです。距離や近さによって数字が異なります。世代ごとに数字が増えたり減ったりすると考えると分かりやすいかもしれません。距離が近いほど数字が小さくなり、遠いほど数字が大きくなると理解しておきましょう。

6親等以内とは、自分を中心として見たとき、再従兄弟(はとこ)や自分と6世代離れた者を呼びます。
血族とは
血族とは、血縁関係にあたる人のことです。ただし、血族にも種類があり、「自然血族」「決定血族」の2種類があります。生物学上での血の繋がりを自然血族と呼びます。また、養子といった血の繋がりはなくても、法律上で繋がっている関係性の人を決定血族と呼びます。
姻族とは
姻族とは、結婚することで繋がりを持った家族のことです。自身の兄や妹の夫や妻、配偶者の血族があてはまります。3親等以内の姻族にあてはまるのは、配偶者の叔父叔母や曽孫の配偶者までの関係性の人です。

親族と親戚の違い

親族という言葉を耳にすると同時に、親戚という言葉を聞くこともあるかと思います。似たような言葉ですが、それぞれには違いがあります。

親族の意味は先ほど解説した通りで、限定された範囲内に収まる人を親族と呼びます。

対して親戚とは、範囲に決まりがなく、血縁関係や婚姻による繋がりといった全ての人に対して使用されることが多い言葉です。

また、「身内」もよく聞く言葉ですが、身内は個人の主観による判断で呼ぶため、血縁関係があってもなくても構わず使うことができます。

葬式当日に親族の立場で気をつけること

血縁のある方が亡くなった場合、親族の方も辛い状況ではありますが、故人と最も近い関係性である遺族は、親族以上に辛く苦しいでしょう。遺族には精神的にも身体的にも負担が大きくかかります。そのため、遺族の負担を軽減するための手助けが親族に求められることもあるでしょう。

大切なのは、親族としての立場を理解して行動することです。ここでは、一般的な葬式で親族が行っていることや、自身が親族の場合に気をつけておくべきことについて解説します。

親族の服装について

葬式に参列する際、親族の服装は一般の列席者と同じ喪服で参列することがほとんどでしょう。

男性は黒いスーツに黒いネクタイと白のシャツ、女性は黒いワンピースにジャケットと黒のストッキングといった服装です。時計や指輪、イヤリングといったアクセサリーを身につける際には、なるべく派手なものは避けましょう。

また、遺族が着るような服装はしてはいけません。一般的な葬式においては、黒紋付の着物といった服装は遺族が着ることが多いので、気をつけましょう。

一般の列席者への対応

親族として葬式に参列しているので、一般の列席者から葬式に対して言葉を頂くことがあります。

自身は遺族ではないにしろ、親族は故人と血縁関係のある人のひとりです。故人と血縁関係のある人としての対応を心がけましょう。葬式を執り行っている喪主側の立場で発言するようにするのが基本です。

したがって、一般の列席者へは、参列してもらったことに対して感謝の言葉を伝えるようにしましょう。

葬式当日に親族が手伝えること

葬式には、人手が足りないことも少なからずあります。葬式を担当している会社が手伝いを担うことはありますが、人手が足りないようならば手伝いましょう。

また、遺族から葬式の手伝いを頼まれたときは、よほどの理由がない限り断ることは避けましょう。頼まれることは信頼されている証拠でもあります。喪主や遺族の負担を減らすことも故人への供養になるでしょう。

故人や周囲の人に恥じないよう、誠意のある行動をとることをおすすめします。

葬式の手伝いの内容としては、「受付」「会計」「駐車場の管理」「買い出し」といったことを任せられることがほとんどです。それぞれについて詳しく解説します。

受付

葬式の会場で受付に立ち、列席者への対応をする仕事が多いです。具体的には、香典を受け取り、列席者に芳名帳への記入をお願いします。親族として受付に立っているので、遺族側の挨拶を心掛けましょう。

会計

受付から受け取った香典を引き継いで、香典をまとめて金額を集計します。集計したものは葬式の喪主へと引き渡すことがほとんどです。責任のある役割なので、2~3人といった複数人で会計をすることが多いでしょう。

また、一般的に会計は受付が兼任して行うことが多いです。お金を取り扱うので、喪主や遺族が信頼をおける人に頼むことがほとんどでしょう。

したがって、会計の仕事を頼まれた際には信頼されている証なので、快く引き受けるようにしましょう。

駐車場の管理

葬式には車で来る方もいるでしょう。ほとんどの場合、駐車場の管理は葬式を担当している会社が行います。

しかし、時には葬儀会社が誘導員をつけていないことがあります。混雑を避けるため、一般の列席者の駐車対応を親族が手伝うこともあるかもしれません。

買い出し

葬式では、小さなトラブルが意外にも頻繁に起こります。葬式に必要なものや靴下、ストッキングといったものを忘れてしまうこともあります。

喪主や遺族は、列席者への対応や葬式の準備で忙しくしていることが少なくありません。買い出しが必要なものはないか、喪主や遺族に尋ねるとよいでしょう。

葬式のマナーや葬式に関するさまざまなこと

ここでは、葬式に参列するにあたって、知っておくべき知識やマナーについて詳しく解説します。心置きなく故人を見送るためにも、葬式に対してある程度の知識は身に付けておく必要があります。知っておけば、いざという時に柔軟な対応が可能です。

焼香について

焼香は葬式に参列すると欠かせないことです。しかし、焼香の作法は信仰している宗派によって変わってきます。仏教を信仰していたとしても、仏教の中にもたくさんの宗派があります。故人や遺族、自身の宗派について確認しておくことをおすすめします。

葬式と告別式

葬式と告別式の違いについて理解が曖昧な方もいます。葬式は「宗教的な儀礼」として行われ、告別式は「社会的な別れの儀式」として行われると認識しておきましょう。葬式と告別式は似たような意味だと考えられることが多いですが、しっかりと違いがあります。

副葬品について

出棺する前、故人の冥福を祈ると共に、故人の棺桶へ副葬品を入れることがあります。副葬品については、棺桶の中へ入れてよいものと入れてはいけないものがあるので注意が必要です。

葬式の流れを把握しておく

葬式がどのような流れで進行していくのか事前に把握しておきましょう。特に親族や遺族といった故人と関係性がある人は、何かトラブルがあった際に柔軟に対応することが可能です。

故人との最後の時間を有意義なものにするためにも、葬式の流れを把握しておくことは大切です。

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まとめ

葬式は突然自身に知らされることが多く、急なことで困惑するでしょう。親族として葬式に参列する際は、遺族の負担を減らすための行動を心掛けることをおすすめします。

また、遺族から何か手伝いを頼まれた際には、できるだけ引き受けましょう。最も苦しく辛いのは遺族であるため、誠意のある対応が肝心です。

葬式のマナーについては、親族であっても一般的な葬式のマナーと変わりません。しかし、宗教によっては細かい違いもあるので注意が必要です。親族の葬式での立ち振る舞い方は、一般の列席者とは異なる部分があるものの、遺族を支えている点では同じであることを忘れないようにしましょう。

葬式で親族としてどのように振る舞えばよいのか、マナーについて悩んでしまうこともあるかもしれません。その際は、少しでも負担を減らすために、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。専門的知識と豊富な経験を持ったスタッフが寄り添ってお悩みを解決いたします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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