檀家とは寺院の運営を支える存在!入檀や離檀にかかる費用や注意点を解説
法事・法要

作成日:2015年01月16日  更新日:2021年05月11日

檀家とは寺院の運営を支える存在!入檀や離檀にかかる費用や注意点を解説

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日本では、遺骨を寺院が管理する墓地へ埋葬することが多く、代々お世話になっているお寺があるという方も多いようです。檀家という言葉は知っていても、詳しい意味は分からないという方もいるのではないでしょうか。

檀家とは、いわばそのお寺の会員のようなもので、墓地を利用し法要をしてもらえる権利を持っています。この記事では、檀家になるメリット、檀家になる方法と離檀についてご紹介します。

【もくじ】
檀家とは寺院の運営を支える存在
檀家になる3つのメリット
檀家になる3つのデメリット
宗派ごとの檀家の違い
檀家になる(入檀をする)にはどうすればよい?
檀家になると発生する費用とその目安
檀家をやめる(離檀をする)方法と注意点
自由度が高くなったが選択は慎重に
まとめ

檀家とは寺院の運営を支える存在

檀家とは、特定の寺院に所属している家のことを指します。個人単位ではなく家単位でなるものであり、自身で申し込んでいなくても、実はある寺の檀家である可能性もあります。 家の墓がお寺にある場合は、そのお寺の檀家である可能性が高いでしょう。

檀家になると、墓の管理や供養などをそのお寺にお願いできる代わりに、お布施などで経済的な支援を行います。

昔はお寺の新築・改築の費用や本山への上納金など、檀家に期待される経済的な負担は大きく、経済的な支援は必須とも言えるものでした。

しかし現在では、檀家にならなくても供養をしてもらえるようになってきており、あまり無理な金銭的支援はしない風潮にあるようです。

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檀家になる3つのメリット

檀家にどのようなメリットがあるかは重要な部分と言えるでしょう。檀家になると、仏事に関してさまざまな部分で質問ができたり、対応を任せたりできるのが大きなメリットです。そのほかにもいくつかのメリットを紹介します。

手厚い供養を受けることができる

住職が常駐している寺院墓地は、他の墓地形態に比べて手厚い供養を受けることができます。

お盆などの繁忙期でも優先してもらえる

お盆などの時期には、多くの家で法要が行われます。その時期に法要依頼で込み合っても、檀家であれば優先的に対応してもらえることが多いようです。

葬儀や法事など、仏事に関して相談することができる

仏事の知識は普段なかなか得る機会がないため、難しいイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。そういった場合でも、不明点を菩提寺の住職に相談することができます。

永代供養

檀家になる3つのデメリット

檀家になると手厚い供養が受けられる反面、いくつかのデメリットも発生します。檀家になった際に発生する費用や注意点も正しく理解しましょう。檀家になるかはメリットとデメリットの両方を知ったうえで考える必要があります。

費用が発生する

檀家になるには入檀料など費用が発生します。お寺の修繕・改修のために寄付を募ることもあり、少なからず金銭的な負担が予想されます。

葬儀や法要を他のお寺に依頼できない

檀家になると葬儀や法要をそのお寺に依頼するのが一般的です。相談しやすくなる一方で、他のお寺への依頼が難しくなる点に注意しましょう。

お寺ごとに決められたルールがある

葬儀のやり方や戒名の付け方は、お寺によってルールがあります。檀家になった場合、各お寺のやり方にならった葬儀や法要をすることになります。希望の葬儀や付けたい戒名があっても、少し自由度が下がる可能性があるでしょう。

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宗派ごとの檀家の違い

どの宗派の檀家になっても、香典や相場に大きな違いはありません。しかし、同じ仏教でも、宗派によってマナーやルールが異なります。

檀家になるとそれぞれのお寺の宗派にならうため、宗派の違いを知ることも重要です。今回は真言宗と日蓮宗を例に、どのような違いがあるかを紹介します。

真言宗の檀家とは

真言宗の檀家になった場合、焼香の回数に注意しましょう。一般的に焼香の回数は1回または2回ですが、真言宗では焼香を3回します。

また、数珠の持ち方にも決まりがあります。真言宗の数珠は、数珠同士を擦り合わせて音を立ててから両手の中指に数珠をかけ、手のひらに玉の部分がくるように持つのが正しい持ち方です。

日蓮宗の檀家とは

日蓮宗の焼香も、他の宗派とは少し違いがあります。焼香の回数は1回ですが、抹香を摘まんだあとは、額に掲げずそのまま香炉に持っていきます。

日蓮宗の数珠は、2本の房と3本の房が1つずつ付いた独特な形です。2本の房がある方を右手の指にかける、3本の房がある方を左手の指にかけると覚えましょう。日蓮宗は「南無妙法蓮華経」を唱えることが重要なため、参列者全員が読経をするのが特徴です。

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檀家になる(入檀をする)にはどうすればよい?

檀家になることを入檀(にゅうだん)といいます。入檀するには、入檀料を用意して、檀家契約書や墓地契約書に記入します。寺院や墓地を見学する機会もあると思うので、しっかり確認をしてから契約するようにしましょう。

入檀にかかる費用として、入檀料の他に、位牌を安置する位牌堂の費用が必要なこともあります。位牌堂の費用は、位牌を安置する場所によって異なり、10万円程度のようです。※ただし、宗派やお寺によって異なります。

檀家になると発生する費用とその目安

檀家になると、継続的な費用が発生する可能性があります。知らずに入檀してしまうと、あとで予想外の出費に驚くかもしれません。トラブルを避けるためにも、檀家に必要な費用やその目安を事前に知っておくことが大切です。

入檀料や志納金

新しく檀家になる際には、「入檀料」という一定の金額が必要になる場合があります。また、「志納金」という会費のようなものを払うこともあります。入檀料の目安は10万円~30万円程度と言われています。※ただし、宗派やお寺によって異なります。

管理費や修繕時の寄付金

お寺から管理費や修繕のための寄付を求められることもあります。管理費は年間5,000円~2万円程度が目安です。

寄付金は強制ではないですが、1口いくらと設定されており、ある程度金額を選べるケースもあります。大きな修繕が必要となったり修繕頻度が多くなったりすれば、そのぶん求められる費用も高くなる可能性があるでしょう。

葬儀や法要時のお布施

葬儀や法要では、檀家になっているお寺にお布施を支払います。葬儀・法要の内容や規模、地域によってお布施の金額目安はまちまちです。例えば、四十九日法要や一周忌法要のお布施は3万~10万円、三回忌法要以降は1万~5万円程度が目安とされています。

お布施は個人差・地域差が大きい部分です。迷ったらお寺に確認をするか、葬儀・法要の経験がある周囲の方に相談するとよいでしょう。

檀家をやめる(離檀をする)方法と注意点

檀家をやめることを「離檀をする」といいます。お墓の後継者がいない、引っ越しに伴い改葬するなどの理由で、離檀を決断する方もいるでしょう。

次は、檀家をやめる方法と注意点を紹介します。離檀時はトラブルになりやすいため、注意点を守り、丁寧な対応をしましょう。

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離檀をする方法

離檀をする方法はお寺によって違います。離檀したい旨を伝えるだけでいいお寺もありますが、なかには「離檀届」のような文章を用意するケースもあるようです。

離檀を考え始めたら、まずは入壇時の契約書を確認して必要なものを揃えましょう。わからないことがあれば、直接お寺に問い合わせるのがおすすめです。

離檀にともない、閉墓または改装が必要となります。閉墓とは、お墓を引き上げる(閉める)こと、改装とはお墓を別の場所に移すことを指します。どちらの場合も、さまざまな供養が必要となるため、離断の相談はできるだけ早い段階から行いましょう。

離檀にかかる費用

檀家をやめる際には、今までのお礼として「離檀料」を支払うのが一般的です。離檀料は5万~20万程度、または法要一回分が目安とされていますが、地域やお寺によって差があります。

離壇料を請求しないお寺もある一方、なかには高額な離壇料を請求する、悪質なケースもあるようです。

離壇料に疑問がある場合は、周囲や弁護士などに相談しましょう。そのほかにも「閉眼供養、開眼供養」「墓石の撤去」「遺骨の取り出し」などさまざまな費用が必要になります。

離檀をする際の注意点

お寺ごとの細かい決まりなどは入壇時の契約書に記載されているため、契約書は自分だけでなく家族もわかる場所に保管することをおすすめします

離壇の方法や費用などは、お寺や地域ごとの差が大きい部分ですので、不明点があれば、なるべく早くお寺に相談や問い合わせをしましょう。離壇時はトラブルになりやすいため、しっかりと手続きをする時間を確保すること、礼儀を持って接することが重要です。

自由度が高くなったが選択は慎重に

昔に比べ、檀家になるかならないかの自由度は高くなっているため、檀家離れが進んでいるという現状があります。しかし、檀家になることは安心感を得られるなど、メリットも十分にあるため、よく検討してから判断するようにしましょう。

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まとめ

檀家になると、手厚い供養を受けられる一方、お寺のルールやしきたりに従うなど制約も発生します。

一度檀家となれば、自分たちだけでなくその後の家族にも続いていく関係となるでしょう。入壇時には、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握します。また、入檀時の契約書は自分だけでなく、家族もわかる場所に保管しましょう。

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最後に

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