お見舞い返しは入院中死亡した場合おくるべき?タイミングはいつ?

お見舞い返しは入院中死亡した場合おくるべき?タイミングはいつ?

入院中に、お見舞いをいただきお世話になった方に対し、退院後に贈るのがお見舞い返しです。しかし、入院中に本人が死亡した場合はどうすればよいのか悩む方は多いのではないでしょうか。

この記事では、入院中に本人が死亡した場合、お見舞い返しをするタイミングや内容、御礼状について解説します。そのほか、お世話になった病院へ御礼をしたいときの方法や、注意点もまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

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お見舞い返しの意味を知りたい方

お見舞い返しをするタイミングを知りたい方

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お見舞い返しの意味とは

お見舞い返しには「入院中お世話になった方への御礼」のほかに、「入院していたけれど、おかげさまで元気になりました」という報告の意味もあります。

お見舞い返しの種類は「全快祝い」「快気祝い」「御見舞御礼」の3つです。全快祝いと快気祝いは、ほぼ同じような意味合いで、退院後に回復しているときに贈ります。

本来、快気祝いは「快気内祝い」として自宅に招いて、料理をふるまうことなどを指していました。しかし、時代の変化とともに品物を贈る慣習へなりつつあります。

御見舞御礼は、「退院したものの全快とまではいかない」ときや、「入院中死亡した」ときに贈られることがほとんどです。お見舞い返しの金額の目安は、「いただいたお見舞い金の半分~3分の1程度の金額の品物」と、することが一般的です。

本人が死亡した場合お見舞い返しは必要か

本人が入院中死亡したケースでは、お見舞い返しは返しても返さなくても、どちらでも問題ありません。その理由は、お見舞い返しのそもそもの意味にあります。お見舞い返しは「快気祝い」が変化したものとされています。

快気祝いは「元気になった喜びを、お世話になった方へおすそ分けする」という意味もあります。そのため、本人が死亡した場合は「おすそ分けする喜び」はありません。つまり、お返しする必要がないものだ、という考えになります。

しかし、それではお相手の気持ちを無下にしているように感じる方もいるでしょう。そう感じる場合は、入院中に死亡していてもお見舞い返しをして問題ありません。

お見舞い返しをするタイミング

本来お見舞い返しをするタイミングは、本人が退院して1週間~1ヶ月後が目安とされています。入院中に死亡したケースだと、忌明けの四十九日法要の後にお見舞い返しをすることが多いようです。

死後49日間は故人が成仏するための期間なので、御礼の贈り物をするのはふさわしくないといった理由があります。同じ理由で、香典返しも四十九日法要の後にすることがほとんどです。

香典もいただいているケース

お見舞いをしてくれるほどの間柄なら、葬儀にも参列してくれていることがほとんどだと思います。その場合、香典もいただくことになるでしょう。そういった方には、四十九日法要の後に贈る香典返しとお見舞返しを一緒に贈ることが多いようです。

香典返しとお見舞返しで別の品を用意してもよいですし、香典返しの中にお見舞返しの金額分を含めた品を贈っても構いません。どちらのケースでも、お見舞いの御礼状を同封しましょう。しかし、最近ではお通夜当日に香典返しを行うことが、一般的になってきています。通夜当日に香典返しをしているときには、四十九日法要を過ぎてから、お見舞い返しだけをするとよいでしょう。

<関連記事>
葬儀での香典返しのマナーは?金額相場・品物・香典返しなしの場合などを解説

通夜見舞いをもらったケース

参列された方から香典とは別に、通夜見舞いをいただく場合もあります。通夜見舞いとは、生前にお見舞いへいけなかった代わりとして、遺族にお渡しするものです。一部地域での慣習のため、全国ではなじみのないものかもしれません。

通夜見舞いに関しては、いただいてもお返しする必要はないとされています。

<関連記事>
通夜見舞いとは?渡す品物・注意点・マナーなど地域の風習を詳しく解説

家族葬だったケース

最近では家族葬も増えてきています。お世話になった方々へ死亡通知状を郵送するのと同時に、お見舞いの御礼を伝えようと考える方もいると思いますが、こちらは避けた方がよいでしょう。

死亡通知状は亡くなってすぐに郵送するため、お見舞いの御礼を伝えるにはふさわしくない時期だからです。香典をもらった場合と同じく、四十九日法要の後に、改めてお見舞い返しをしましょう。

神道とキリスト教のお見舞い返しをするタイミング

基本的に香典返しと同じタイミングで贈られるお見舞い返しですが、香典返しは仏教の慣習です。しかし、日本では仏教徒の数が多いため、神道やキリスト教でも仏教の慣習を取り入れているケースも多くあります。

神道やキリスト教の場合だと、どのタイミングでお見舞い返しを贈ればよいのでしょうか。以下で解説します。

神道

神道では50日目に行われる、五十日祭をもって忌明けとします。玉串料のお返しも五十日祭の後にするため、お見舞い返しをするタイミングも五十日祭の後がふさわしいでしょう。

仏教と同様に、玉串料のお返しとお見舞い返しで別々の品を贈っても構いません。または、玉串料のお返しにお見舞い返しの金額分を含めた品を贈る方法でもよいでしょう。

キリスト教

キリスト教では、仏教の香典返しや、神道でいう玉串料のお返しといった慣習は元々ありません。しかし、日本のキリスト教では「お花料のお返し」として、お返しをするところもあるようです。

カトリックなら死後30日目に行われる追悼ミサの後、プロテスタントなら1ヶ月後に行われる昇天記念日の後に、お花料のお返しを贈ります。お見舞い返しをする際も、追悼ミサや昇天記念日の後に贈るとよいでしょう。

キリスト教の場合も、仏教や神式と同様です。お花料のお返しとお見舞い返しの品を別々にして贈る方法か、お花料のお返しにお見舞い返しの金額分を含めた品を贈る方法があります。

お見舞い返しの内容

本人が入院中に死亡してしまったときは、お見舞い返しの品物は基本的に「消えもの」を贈るようにしましょう。例えば、洗剤や石けんなどの日用品や、お菓子やお茶などです。不幸な出来事を後に残さないように消し去る、といった意味合いがあります。

消えものでも、肉や魚といったいわゆる「四つ足生臭もの」は贈らないようにしましょう。肉や魚は殺生を連想させるため、不幸ごとの際には昔から避けられているものだからです。

ほかにも、お酒は嗜好品扱いとなるためふさわしくありません。また、かつお節や昆布も祝い事のときに使われるため、本人が死亡したときのお見舞い返しには不向きです。

また、最近ではカタログギフトを贈ることも増えてきています。カタログギフトで肉や魚、お酒などが選べるようになっているのは、マナー違反に当たりません。カタログギフトの場合は肉や魚、お酒ではなく、カタログをお渡しする、という解釈をするからです。

気をつけたいのが、商品券やギフトカードです。金額が分かってしまうため、相手によっては失礼に感じる方もいます。できれば避けましょう。

お見舞い返しののしと水引

入院中に本人が死亡した場合、のし紙は「御見舞御礼」とするのが一般的です。亡くなっているので、弔事用の包装紙で品物を包みましょう。

お悔みごとで使用する水引は5本の白黒結びきりが一般的ですが、地域によっては黄白結びきりの水引が使われることもあります。結びきりの水引には「1度きりのこと」という意味があります。「悲しいことはこれっきりにしたい」という思いの表れです。

通常のお見舞い返しの場合は、5本か7本の赤白結びきりの水引を使いましょう。赤白の水引は祝い事に使われていて、「病気やケガが治った喜び」を表しています。

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葬儀で使うのし袋は弔事用を選ぶ!覚えておきたい各種マナー

お見舞い返しの御礼状の書き方

ここでは、本人が入院中に死亡した場合の、お見舞い返しの御礼状の書き方について紹介します。通常のお見舞い返しの御礼状とは、少し内容が変わります。実際の文例を使って紹介するので、参考にしてみてください。

「◯◯(故人との続柄)が病気療養中はお見舞いありがとうございました。残念ながら願いかなわず◯◯は永眠しましたが、いただいたお心遣いは心の支えになったことと存じます。略儀ながら書中にて謹んで御礼申し上げます。」

ポイントとして「お見舞いの御礼」「死亡したこと」「本人の代わりに御礼」をおさえて書けば問題ありません。最近では、ギフトショップなどでメッセージカードの型がすでに決まっているものもあります。そういったカードを利用してもよいでしょう。

入院中に死亡した場合の病院への御礼は?

入院中お世話になった医師や看護師に、御礼をしたいと考える遺族は少なくありません。しかし、トラブルの元になるため、基本的に病院側は御礼の品を受け取らないようにしていることがほとんどです。特に、金券類や現金を御礼として渡すことは絶対にやめましょう。

大きな病院だと、特にルールが厳しくなっています。個人病院といった小さなところでは、菓子折りぐらいなら受け取ってくれることもあるようですが、事前に確認が必要です。どうしても御礼の気持ちを伝えたいときは、御礼状を渡すぐらいに留めておいた方が無難でしょう。

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まとめ

お見舞いをいただいたとしても、本人が死亡した場合はお見舞い返しをしなくても構いません。それでも、入院中お世話になった方への感謝を示したい場合は、四十九日法要を過ぎた頃に、香典返しと一緒にお見舞い返しをする方が多いようです。

お見舞い返しの疑問をはじめ、小さなお葬式ではスタッフが24時間365日体制でお答えいたします。葬儀や供養などに関することでお困りの際は、お気軽にご相談ください。専門知識を持ったスタッフが親切に対応いたします。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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