家族葬を10人程度で行うと費用はいくらかかる?メリットや注意点も解説

家族葬を10人程度で行うと費用はいくらかかる?メリットや注意点も解説

近年、家族や親族、親しい友人のみで執り行う家族葬を選ぶご家庭が増えています。一般葬に比べると費用が抑えられるイメージのある家族葬ですが、実際の葬儀費用の目安を知りたいと考える方もいるのではないでしょうか。

この記事では、小さなお葬式がおこなった調査結果を参考に、10人程度の家族葬の費用や、参列する人数による費用の違いなどについて詳しく解説します。家族葬のメリット、注意点、葬儀費用を抑える方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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こんな人におすすめ

家族葬を検討している人

家族葬に呼ぶ人数が10人程度になりそうな人

費用を抑えて葬儀を行いたいと考えている人

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10人程度の家族葬の費用総額の目安は50万円~100万円前後

葬儀費用には、葬儀そのものにかかる費用のほかに、飲食・接待にかかる費用やお布施の金額なども含まれます。10人程度の家族葬にかかる費用総額は、50万円~100万円程度を目安にするとよいでしょう。

しかしこれは、あくまでも目安であり、式場使用料や葬儀のスタイルによって金額は大きく異なることに注意が必要です。

家族葬とは

家族葬とはどのような葬儀を指すのでしょうか。ここでは、家族葬の定義や、式の流れについて解説します。一般的な葬儀との違いや家族葬の特徴を確認してみましょう。

家族葬には明確な定義がない

一般的に家族葬は、家族や親族を中心として小規模に執り行われる葬儀を指すといわれています。しかし、明確な定義はありません。

実際のところ、葬儀社によって家族葬のプランの内容は異なりますし、それぞれの家族が家族葬であると考える葬儀形態もさまざまです。

式の流れは一般的な葬儀とほぼ同じ

家族葬は、一般葬よりも小規模な葬儀です。しかし、一般的な葬儀とほぼ同じ流れで執り行われます。多くの場合1日目に納棺の儀、通夜、通夜振る舞いを行い、翌日に葬儀・告別式、その後に火葬します。火葬後は、初七日法要と精進落としを行うこともあるでしょう。

10人程度の家族葬の場合は、会食を行わないケースも少なくありません。遺族の希望によっては、通夜を行わずに、一日葬の家族葬として執り行う場合もあります。

参列する人数による費用総額の違い

家族葬において、参列する人数によって葬儀の費用総額はどのように異なるのでしょうか。参列者が5人の場合、20人の場合、30人の場合について、参列する人数による費用総額の違いを紹介します。

なお、ここで紹介する費用総額はあくまでも目安ですので、地域や状況によって変わることを考慮しておかなければなりません。

5人の場合

5人程度で家族葬を執り行う場合の費用総額の目安は、40万円~100万円前後です。家族葬の参列者は10人~20人程度が一般的ですが、明確な決まりがあるわけではなく、5人であっても執り行えます。

しかし、参列者が少ないからといって、必ずしも葬儀費用総額が安くなるわけではありません。10人以下の参列者に適した少人数専用の葬儀場はあまりなく、10人程度と同じ式場を利用することが多いからです。そのため、葬儀費用総額の上限は10人の場合と同等と考えられます。

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20人の場合

家族葬にかかる葬儀費用総額の全国平均は、約110万円です。家族葬は、20人程度の参列者であるケースが最も多いため、20人の家族葬の費用総額も全国平均に近いと考えられます。

5人の参列者の家族葬と比べると、飲食・接待費などが多くかかることを踏まえると、費用総額の目安は60万円~120万円前後といえるでしょう。

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30人の場合

参列者が30人の家族葬の場合、葬儀費用総額の目安は70万円~150万円前後です。20人の場合よりもさらに飲食・接待費がかかるため、葬儀費用総額の最低金額ラインは70万円程度を目安にするとよいでしょう。

20人の場合よりもさらに広い葬儀場が必要になるため、式場使用料も20人以下の場合より高額になることが考えられます。

家族葬の費用総額の内訳

家族葬にかかる費用総額とは、葬儀そのものにかかる費用と飲食・接待にかかる費用、そしてお布施の合計です。それぞれの内訳や、基本料金の目安を確認しておきましょう。

費用総額の内訳

家族葬の費用総額の内訳は、以下の通りです。

費用 内訳
葬儀の基本料金 搬送・安置費用
式場の利用料金
葬祭用品(祭壇・棺・供花など)
葬儀社のスタッフの人件費
火葬費
飲食・接待にかかる費用 通夜振る舞いの費用
精進落としの費用
返礼品費
お布施 寺院へのお布施
御膳料
お車代

基本料金の目安

家族葬の基本料金の目安は、40万円~100万円程度です。

小さなお葬式がおこなった調査では、70.8%の人が100万円未満という結果になりました。あくまでも目安になりますが、大体の場合で、基本料金は100万円以内で収まると考えてもよいでしょう。

ただし、基本料金は地域によって異なる点にも注意が必要です。

費用総額の目安

葬儀費用総額は、40万円~150万円程度を目安にするとよいでしょう。家族葬にかかる費用総額の全国平均は約110万円です。

基本料金と同じく、費用総額も参列者の人数や葬儀内容、地域の慣習によって異なるため、あくまでも目安であることを理解しておきましょう。

10人程度の家族葬の費用を抑える方法

葬儀を執り行う際に気になるのは、費用負担に関することでしょう。抑えられる費用は抑えたいと考える人が多いかもしれません。そこで、10人程度の家族葬の費用を抑える3つの方法を紹介します。

見積もりは複数の葬儀社に依頼する

葬儀プランの内容や料金は、葬儀社によってそれぞれ異なります。そのため特定の葬儀社にのみ見積もりを依頼するのではなく、複数社に依頼し検討すると、それぞれのご家庭に合った葬儀社や葬儀プランを選択できるでしょう。

同等のプランであっても料金が異なるケースもあるため、見積もりを比較することをおすすめします。

飲食接待費を見直す

会葬御礼品、香典返し、通夜振る舞い・精進落としなどにかかる飲食接待費を見直すことでも、家族葬の費用は抑えられます。

例えば、身内だけの葬儀であれば、会葬御礼品や香典返しを準備しないケースもあるでしょう。また、通夜振る舞いや精進落としなどの会食の場を設けずレストランなどで外食をしたり、会食自体を省略したりという選択肢もあります。

利用できる補助制度がないか確認する

家族葬の費用負担を抑えるために、利用できる補助制度がないか確認してみましょう。故人が国民健康保険加入者であった場合には、各自治体に申請すれば、葬祭費が支給されます。

故人が会社員などであり健康保険に加入していた場合には、全国健康保険組合などの健康保険を運営している組合に申請すれば、埋葬料が支給されるでしょう。

家族葬の3つのメリット

家族葬を執り行うかどうか検討する際には、家族葬のメリットを理解しておくと、参考になるでしょう。ここからは、家族葬の主なメリットを3つ紹介します。

1.遺族の負担を軽減できる

家族葬は参列者が少ないため、遺族の体力的・精神的負担を低減できます。一般葬では多くの参列者が訪れるため、葬儀の前後は参列者への対応に追われるでしょう。

しかし参列者が親族や親しい友人のみであれば、挨拶回りも少なくなるため、負担軽減につながります。

2.お別れの時間にゆとりができる

一般参列者への対応がなくなることで、葬儀の準備に十分な時間をかけられます。慌ただしい中で準備を進め、いつの間にか葬儀が終わってしまったなどということにはなりません。

また、参列者が少ないため、個別にお別れの時間を確保することも可能です。参列者一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたり、ゆっくりと故人との思い出話をしたりすることもできるでしょう。

3.故人や遺族の意思を反映させやすい

10人程度の家族葬の場合には、故人や遺族の希望を取り入れやすいことがメリットです。葬儀の規模が小さいため、葬儀のスタイルを自由に決めやすいでしょう。

故人の遺言により葬儀内容の希望がはっきりしていたり、遺族が故人とのお別れの仕方にこだわりがあったりする場合にも、家族葬はおすすめです。

家族葬の注意点4つ

家族葬には一般葬とは異なる点があるため、トラブルを発生させないよう、気を付けたいポイントがいくつかあります。ここからは、家族葬における4つの注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.親族には事前に相談しておく

家族葬を行う場合には、トラブルを防ぐためにも事前に親族に相談して、合意を得ておくことをおすすめします。相談する内容は、一般葬ではなく家族葬を執り行いたいこと、どの範囲までの親族を呼ぶのか、どのように進めるのかなどです。

事後報告になると、呼ばれなかった親族から苦情が寄せられてしまうこともあるため注意が必要です。

2.葬儀に招く人には早めに連絡する

葬儀に招く人には、家族葬で行うことも含めて、可能な限り早めに連絡しておくとよいでしょう。取り急ぎ訃報を電話で伝えた後に、葬儀の日程や場所が決まった段階で連絡します。家族葬で行うことに加えて、香典、供花、供物を辞退する場合にはその旨も伝えましょう。

3.葬儀の不参加者にも配慮する

家族葬の場合には、葬儀に参列できない人がいることに配慮が必要です。葬儀不参加者とのトラブルが起きないよう、家族葬にした理由を明確にし、説明できるようにしておくとよいでしょう。

また、葬儀終了後に、自宅に弔問客が訪れた際の対応策を考えておくと慌てずに済み、安心です。

4.葬儀後の対応準備も忘れない

家族葬終了後には、葬儀の不参加者に、はがきなどで家族葬を行った旨を伝えるとよいでしょう。年末のタイミングであれば、喪中はがきに、家族葬を行ったことを記載して送ります。

また、葬儀に参列できなかった人の中には、自宅に弔問に訪れたい人がいるかもしれません。弔問客を迎える準備をしておきましょう。

家族葬のほかにも、直葬や一日葬がある

家族葬のほかにも、直葬や一日葬などの葬儀形式があります。それぞれの葬儀の特徴を理解した上で、希望に合うものを選びましょう。

直葬は、通夜や告別式などの儀式は執り行わず、火葬のみを行う葬儀形式です。費用が抑えられ、精神的な負担も少ないのが特徴です。

一日葬では、通夜を行わず、葬儀・告別式、火葬を1日で執り行います。遠方からの参列者や後継者にとっては、葬儀が1日で終了するため、負担の少ない葬儀形式です。

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まとめ

10人程度の家族葬の費用の目安は50万円~100万円程度です。費用はあくまでも目安ですので、地域や状況によって変わることを考慮しておかなければなりません。家族葬を執り行い、遺族の負担を軽減させ、ゆとりある故人とのお別れの時間を持ちましょう。

葬儀に関することでお悩みの際は、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。葬儀のプロがいつでも疑問にお答えし、大切なお別れの時間を丁寧にサポートさせていただきます。

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監修
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葬儀・法要に関する専門領域の記事を、5人のチーム体制で執筆しています。
メンバーは葬儀・法要関連だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
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