家族葬の平均費用はいくらくらい?費用の内訳を理解しておこう

家族葬の平均費用はいくらくらい?費用の内訳を理解しておこう

家族葬に興味があっても、費用面のことがよくわからずに不安を抱いているという方もいるのではないでしょうか。家族葬は身内だけで行う小さな葬儀で、一般的な葬儀よりも費用を抑えてお葬式を執り行うことができます。経済的な負担を軽減できることから、近年注目されています。

そこでこの記事では、家族葬の平均費用についてご紹介します。一般葬と比較してどの程度費用を抑えられるのかを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

●お急ぎの方へ
「この記事の要点だけが知りたい」という方はこちらから!
※読者がよく読む見出しに移動します。

こんな人におすすめ

家族葬にかかる費用の内訳を知りたい方

家族葬と一般葬にかかる費用の平均が知りたい方

家族葬を行うメリット・デメリットを知りたい方

このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント

家族葬にかかる費用の内訳とその平均額

家族葬を行うために必要な額を計算するには、費用の内訳について把握しておくことが重要です。どんなことに対して費用をかけているかを抑えておけば、費用の削減にも役立ちます。以下では、家族葬にかかる費用の内容をご説明します。

葬儀を行うのにかかる費用

お通夜や告別式など、家族葬の葬儀の儀式部分にかかる費用は80万円前後が相場となっています。

小さなお葬式が行った調査では、全国平均は約75万円※1という結果でした。以下でエリア別の費用をご確認ください。

エリア 平均費用
全国 約75万円※1
北海道・東北 約75万円※2
関東 約82万円※3
中部 約80万円※4
近畿 約71万円※4
中国・四国 約74万円※4
九州・沖縄 約64万円※4

(※1対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
(※2対象期間:2021年5月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)
(※3対象期間 2021年2月~2022年3月 2022年4月 自社調べ)
(※4対象期間:2021年3月~2022年3月 2022年4月 自社調べ)

この結果からもわかるように、家族葬は100万円以下で葬儀を行うことができるのが魅力だといえるでしょう。

葬儀費用のさらなる内訳に目を向けると、祭壇費用、棺の費用、供花の費用などがあります。祭壇費用は、レンタルの白木祭壇を用いるか、デザイン性を重視した生花祭壇を用意するかで料金が異なります。棺の費用も桐棺や布張り棺などの種類により値段は変わってきますので、葬儀費用を抑えたいときはこれらに着目するとよいでしょう。

<関連記事>
【第1回調査】家族葬にかかる費用相場(全国編)

式場の利用料金

家族葬で葬儀を行うのに使う式場の利用料金は、10万~20万円ほどが相場となります。家族葬は出席者の数が少ないため、大きな式場を使う必要がないことから式場の利用料金を安く抑えることが可能です。

会場が小さくても、グレードの高い式場を使用すると料金はあがります。葬儀社から使用する会場を薦められた時に、ほかに会場があるか確認をすれば、もっと料金の安い会場が見つかるかもしれません。

自宅で葬儀を行う場合は、式場の利用料金はかかりません。家族葬は出席者の数が少ない分比較的葬儀を行う場所を用意しやすいので、自宅を会場にするのも考慮してみてはいかがでしょうか。

<関連記事>
我が家で葬儀を行う「自宅葬」について事前に知っておきたいこと

お布施

家族葬でも仏教式で僧侶を招いて読経をお願いする場合には、寺院へのお布施が必要です。読経料の相場は宗派や地域性によって差異がありますが、20万円~30万円ほどが目安となります。戒名料も戒名のランクによって料金は大きく変わりますが、信士・信女の場合で10万円~20万円程度かかるとみておきましょう。

ほかにも、僧侶が食事の席を辞退した場合は御膳料が、僧侶にお迎えを出さなかった場合にはお車代が発生します。どちらも5,000円~1万円程度が相場となっています。

小さなお葬式が行った調査では、家族葬にかかるお布施寺院手配の金額の全国平均は約23万円※1という結果になりました。(※1対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)

飲食費

葬儀の場では、お通夜と告別式の後に食事の席を設けるのが通例です。家族葬の場合は用意するお膳の数は少ないですが、出席者全員が食事をとることが多いため、1人当たりにかかる単価は高くなる傾向があります。通夜振る舞いの場合、1人あたり1,500円~2,500円ほどが目安となります。

告別式の後に設けられる精進落としの席では、弁当形式の料理を提供するのが一般的となっています。こちらの相場は4,000円~8,000円ほどです。飲食費を抑えたい場合は、自分たちで料理をしたり、食事の席そのものを取りやめたりすることも考慮しましょう。

小さなお葬式が行った調査では、家族葬にかかる飲食費の費用の全国平均は約11万円※1という結果になりました。(※1対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)

返礼品

返礼品は香典をいただいた方に贈る香典返しを指します。香典返しは大きく分けて、香典をいただいたその場でお返しをする当日返しと、後日にあらためてお返しを渡す場合とがあります。家族葬ではいただく香典の数が少ないことや、1人当たりの香典の額が高額な傾向にあることから、後日にお返しをする場合が多くなっています。

香典返しの額は、個別対応する場合にはいただいた香典の額の半額の「半返し」が一般的です。当日返しをする場合には、2,500円~3,500円程度の会葬御礼品や御礼状がセットになったものを用意する傾向にあります。

<関連記事>
家族葬の香典返しのマナーを徹底解説!金額の相場や渡す品物は?

家族葬と一般葬にかかる費用の平均

家族葬は一般葬と比べて、どのくらい費用を安くすることができるのでしょうか。以下ではそれぞれの平均額の違いや、葬儀形態の違いについて比較していきます。葬儀費用と特徴の違いを把握するのにお役立てください。

家族葬

小さなお葬式が行った調査では、家族葬にかかる費用総額の全国平均は約110万円※1という結果になりました。(※1対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)家族葬は葬儀の規模がコンパクトで費用を抑えることができるほか、自分たちのスタイルで葬儀を行うことができるので、費用削減の余地が大きいのが特徴です。

僧侶を呼ばない、食事の席を設けないといったやり方は、伝統や社会性を無視できない一般葬では難しいところがあります。家族葬であれば、必要ないと判断した部分を省くことができます。

一般葬

小さなお葬式が行った調査では、一般葬にかかる費用総額の全国平均は約191万円※1という結果になりました。(※1対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)家族以外にもさまざまな人を弔問客として招く関係上、大きな会場や会場にあった大きな祭壇が必要になり、連鎖的に費用額が上がっていきます。

家族葬と比べると3割ほど平均額が上がっていますが、人を多く招くということは弔問客から受け取る香典の額も多くなるということです。いただく香典の額によっては、実質的な費用面の負担が緩和されることもあります。

年々増加中!家族葬を行うメリット・デメリットとは?

葬儀には多様な形式がありますが、最近は、家族葬を選ばれる方が増えています。ごく近しい方でのみ行われる家族葬には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

家族葬を選んだことを後悔しないためにも、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握しておくことが大切です。ここでは、家族葬を行う上でのメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット1.故人をゆっくり見送れる

一般葬の場合、多くの参列者の方に気配りしながら、準備や対応を進めなければならず、慌ただしく時間が過ぎてしまいがちです。

それに対して家族葬では、参列者のための準備や対応にかける時間を最小限に抑えることができます。そのため、一人一人が時間をかけて、故人とのお別れの時間を過ごすことができるでしょう。

気ごころの知れた近親者だけで故人との最後の時間を過ごし、思い出話に花を咲かせるなど、ゆったりとした葬儀を実現できることが家族葬のメリットのひとつです。

メリット2.葬儀の形式が柔軟

家族葬は故人と近しい方のみで行われる葬儀なので、世間体や形式にこだわることなく、故人の意向をしっかりとくみ取った葬儀を執り行うことができます。

生前の故人の趣味・嗜好を取り入れることもできるので、故人が好んで聞いていた賑やかな音楽をかけたり、故人の趣味による作成物を展示したりするといった演出を加えることが可能です。

また、故人やご家族の意向により、宗教・宗派によらない自由な形式で葬儀をあげることもできます。世間体や形式に縛られない故人らしい演出ができることも、家族葬を選ぶメリットです。

メリット3.金銭面でも体力面でも負担が少ない

家族葬は規模が小さいため、一般葬と比較すると全体的な費用が抑えられます。また、参列者も少数であるため、飲食費や返礼品にかかる費用も最小限になるでしょう。

さらに一般葬では、大勢の参列者の方に対して細かく気を配る必要があります。受け取ったお香典を管理したり、葬儀後の返礼品を手配したりするといった作業も必要です。

ご家族が亡くなって心身への負担が大きいご遺族の方にとっては、このような参列者の方への気配りや準備は、さらなる負担となってしまうかもしれません。家族葬では、ご遺族の方の金銭面や体力面にかかる負担も軽減し、スムーズに葬儀を執り行えます。

デメリット:周囲の理解を得る必要がある

家族葬に招かれるのは「故人とごく近しい方」ですが、その線引きは非常に曖昧です。そのため、お声がけする方の判断が難しくなり、「どうして呼んでくれなかったのか」「最後に故人とお別れをしたかった」と不満をもつ方が出ることも考えられます。

そのため家族葬では、故人の関係者をはじめとした周囲の方の理解を得ることがとても大切です。ご年配の方や親戚の方の理解を得ることが難しい場合もありますが、トラブルを未然に防ぐために、周囲の方に事前連絡をしたり、故人の遺志をお伝えしたりするといった配慮を忘れないようにしましょう。

家族葬を行うために確認しておくべきこと

家族葬を行うに際して気をつけておきたいことは、平均費用に関してだけではありません。家族葬もさまざまな人たちとの関わりと協力がなければ成り立ちませんので、準備段階で確認すべきことは広範囲にわたります。以下では、家族葬を行うために把握しておきたいことを解説します。

家族葬を行う際に用意できる費用

家族葬は一般葬よりも安いとはいえ、費用面の問題は避けて通ることはできません。家族葬のための予算をどの程度用意できるのか、正確に把握しておく必要があります。予算の額によって利用できる葬儀プランが変わってきますので、打ち合わせの段階で予算の範囲内でどのようなプランを組めるのか、確認しておきましょう。

家族葬は一般葬よりも香典を受け取る機会が少ないので、事前に用意できる費用が一般葬よりも重要になってきます。

家族葬に出席する人数

家族葬の出席者の人数についても、可能な限り事前に把握しておきたいところです。出席者の人数によって費用が変化するため、人数を正確に把握しておかなければ葬儀費用を確定させることができません。

ただし、事前に把握していた人数よりも出席者が多くなる場合もあることを頭に入れておきましょう。家族葬ということを知らずに故人と親しかった知人が訪ねてくることもありますので、ある程度人数の余裕をもって準備しておくと、このような状況が起きても慌てずに対処できます。

自身と出席者のスケジュール

家族葬をスムーズに行うためには、自身はもちろん、出席者のスケジュールも把握することが重要です。葬儀を行う日取りは、出席予定者のスケジュールが合う日にするのが基本となります。

事前のスケジュールが合っていたとしても、当日になってどうしても出席できないというケースも出てくるかもしれません。葬儀当日にも出席者と欠席者の数を正確に把握して、スムーズな式となるように心がけましょう。

葬儀場の場所

葬儀を行う会場の場所を、出席者へ事前通知することも忘れないようにしましょう。家族葬へ出席する家族や近親者への通知は、電話で直接行うのが一般的です。メールでは受け取る側が気づかなかったり、相手が読んでくれたのかどうか送信者が把握できなかったりといった問題があるので避けるのが無難です。

葬儀会場の場所を通知する際に、家族葬で行う旨も伝えて理解を得ておくと、トラブル回避につながります。

家族葬に実績のある業者

家族葬は近年増えてきているとはいえ、まだまだ新しい葬儀形態です。業者によっては家族葬に対応していないところもありますので、葬儀社選びは慎重に行うことをおすすめします。

小さなお葬式」では、5つの葬儀プランをご用意して、皆様のご事情に沿ったプランを提案させていただいております。日本全国に対応しておりますので、お近くの式場で葬儀を行うことが可能です。家族葬でお困りの際は、ぜひ「小さな家族葬」へご相談ください。

家族葬の費用を安く抑えるためのポイント

葬儀の価格はさまざまな要素の影響を受けて決まりますので、家族葬にかかる実際の費用を知るためには平均金額以外にも注目しなければなりません。以下では、葬儀の価格に影響を与える代表的な要因を3つご紹介します。

サービス内容を吟味する

一口に家族葬といっても、葬儀社には複数のプランが用意されている場合があります。その多くは予算に合わせたサービスが提供されますので、「どのような価格帯のプランがあるのか」「プラン内容にどのような違いがあるのか」といったポイントをしっかりと吟味しましょう。

また、葬儀プランの中にはあらかじめ有料オプションが組み込まれているものもあります。有料オプションの内容についてもきちんと確認して、必要ないものは省いてもらうようにすると費用を安く抑えられるでしょう。

給付金を活用する

国民健康保険や健康保険に加入していた場合、自治体から葬儀費用について給付金を受け取ることができます。自治体によって異なりますが、国民健康保険では「葬祭費」として大体1万円~7万円前後が支給されます。また、健康保険では「埋葬料」として、上限で5万円が支給されます。

ただし、故人がこれらの被保険者であっても、ほかの保険が適用される場合には、給付金が受け取れないケースもあります。、亡くなった方が加入していた保険によって給付金の金額や受け取れるかどうかが異なるので、給付金を活用する場合は、故人がどの保険に加入していたのか事前に把握しておきましょう。

生前予約を行う

生前に葬儀プランについて考えておくことで、あらかじめ葬儀にかかる費用を把握できます。複数の葬儀社のプランをゆっくりと比較検討できるので、亡くなられた故人やご遺族の意向にもっともふさわしい葬儀プランを選ぶことができるでしょう。

また、生前契約を行うことで、葬儀費用をさらに安く抑えることも可能です。割引サービスは葬儀社によって多種多様なプランが用意されているので、自分が条件に合っているかを確認して、上手に活用するようにしましょう。

「喪主が必ず読む本」無料プレゼント中

「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。

喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。

\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など

喪主が必ず読む本

全員に「喪主が必ず読む本」プレゼント 無料資料請求はこちら

資料請求で葬儀が最大5万円割引

「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式の家族葬小さなお葬式の家族葬
無料資料請求で割引を受ける

「小さなお葬式」で葬儀場・斎場をさがす

小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。

まとめ

家族葬は自宅で葬儀を行うことで式場費用を抑えられたり、手料理にすることで飲食代を浮かせられたりと、一般葬よりも費用を抑えて行うことができます。

ただし、スムーズな進行のためには出席者の人数やスケジュールを把握したり葬儀の場所を忘れずに通知したりと、事前の準備が重要です。

葬儀社のサービスの内容や地域差でも、家族葬にかかる費用が変わってくることを理解しておきましょう。割引サービスを取り扱っている葬儀社であれば、費用の負担を減らすことができます。

小さなお葬式では、ほかにも役立つ葬儀の知識を多数ご紹介しております。家族葬に不安をお持ちの方は、ぜひ小さなお葬式へお問い合わせ下さい。葬儀の専門家が準備段階から、丁寧に皆様の葬儀をサポートさせていただきます。

お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
お急ぎの方はこちら

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

よくある質問

よくある質問
  • 家族葬にかかる費用はどれくらい?

  • 家族葬の費用の内訳は?

  • 家族葬と一般葬の費用の差はどれくらい?

  • 家族葬を行うメリットとデメリットは?

  • 家族葬を行うときに注意することは?

  • 家族葬の費用を抑えることはできる?

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント
小さなお葬式LINE公式アカウント

この記事をシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line
基礎知識・マナーを徹底的に解説 葬儀・葬式の流れ