年々、火葬重要が増加し、葬儀形態も多様化する中、斎場や火葬場を増設したり改築したりする自治体も増えています。神奈川県の川崎市でも平成30年4月から北部斎苑を大規模改修して、利用者の増加に備えています。
この記事では、川崎市にあるもうひとつの斎場、南部斎苑についてご紹介します。
<この記事の要点>
・かわさき南部斎苑は神奈川県川崎市にある公営斎場で、式場と火葬場が併設されている
・アクセスは最寄り駅のJR「川崎」駅からバス、または車の場合は大師ICや浅田ICからも近い
・施設使用料は市内居住者の場合、式場は22,500円~90,000円で利用できる
こんな人におすすめ
川崎市の公営斎場を探している人
公営の斎場で費用を抑えたい人
かわさき南部斎苑について知りたい人
かわさき南部斎苑は、神奈川県川崎市にある公営の斎場です。通夜・葬儀を行える式場と火葬場が併設されているので、葬儀に関するすべてをスムーズに執り行うことができます。
川崎市の公営施設ですが、かわさき南部斎苑の運営主体は、指定管理業者である川崎市シルバー人材センター・富士建設工業共同体に委託されています。
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かわさき南部斎苑の施設には、4室の式場と12炉の火葬炉、1室の霊安室が完備されています。
式場は、200人用が1室、100人用が1室、50人用が2室となっていますが、200人用および100人用の式場は、分割して100人用および50人用として使用することも可能です。
遺族控え室は6畳半ほどの広さになっており、通夜の日は宿泊することも可能です。ただし、宿泊施設ではないのでシャワー等はありません。寝具についても斎苑に備え付けのものはないので、必要な場合は葬儀業者に相談して手配する必要があります。
控え室の他、9室の休憩室が用意されています。休憩室はすべてテーブル席で50人の収容が可能になっています。休憩ホールへの飲食物の持ち込みは原則禁止のようです。着替えについては、女性のみ、斎場側女子トイレ内に更衣室があるので、そちらで行えるようになっています。授乳室はありません。
霊安室には12庫の遺体保管庫があり、かわさき南部斎苑で葬儀を行う場合で通夜までに日数を要する場合や、火葬のみを行う場合でも自宅に安置をできないときに、利用することができます。ただし、休苑日には預けられないので注意しましょう。
なお、施設建物内は全面禁煙となっています。喫煙する場合は、エントランスに灰皿が用意されていますので、そちらを利用するようにしましょう。
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火葬場併設の斎場なので、市街地に位置しているわけではありませんが、他市の公営斎場に比べ、かわさき南部斎苑は比較的交通環境が優れた場所にあります。施設自体もきれいで、多くの市民に利用されています。
最寄り駅は、JR「川崎」駅で、東口からバスを利用することができます。6番乗り場、または14番乗り場の川崎市営バスに乗り、「かわさき南部斎苑」停留所で下車すれば、最もスムーズにアクセスすることができます。「水江町行き」に乗って「池上町」停留所で下車しても徒歩3分ほどでたどり着くことができます。
1番乗り場の臨港バスを使用して「池上町」停留所で降りても同様です。
首都高速横浜羽田線の、大師ICや浅田ICからも近いので、車で向かうこともできます。駐車場には116台の駐車スペースがありますが、斎場の規模から考えると余裕があるとは言えないため、葬家ごとに駐車可能台数が制限されています。
通夜・告別式等で来苑する場合は一葬家につき8台以内、火葬で斎場を利用する場合は、霊柩車を除き一葬家につき4台以内(マイクロバス等を含む)となっており、会葬者については、公共交通機関の利用が呼びかけられています。
かわさき南部斎苑の利用予約については、葬儀業者を通して行うようになっています。個人での予約はできないので注意しましょう。川崎市葬祭場電話予約システムに登録している葬儀業者が予約を代行してくれます。
亡くなられた方が市内居住者の場合は、申込日の翌日から起算して10日先までの予約可能です。市外居住者の場合は、3日先までとなります。
ちなみに、1月1日は全館休苑日となっています。友引日については、通夜を行うことはできますが、火葬はできません。
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式場は、かわさき南部斎苑で火葬する方の通夜・告別式にのみ使用することが可能です。出棺後は原則、式場に戻ることはできず、火葬終了後の初七日法要を行うことはできません。四十九日などの法要のみで使用することや、既に火葬が終わっている方の葬儀に使用することもできません。
公営斎場であるかわさき南部斎苑は、市民の人なら比較的安価に利用することができますが、使用条件等が細かく決められています。葬儀業者と連携しながら、他葬家に迷惑がかからないよう配慮しましょう。
施設使用料は、火葬料が1体6,750円、霊安室が1体1日1,500円、休憩室が1回6,000円、式場が広さにより1回22,500~90,000円となっています。ただし、こちらは市内居住者の価格であり、市外居住者が使用する場合は全体的に割高になっています。詳細はホームページでチェックしてみてください。
市内居住者の条件は、故人または死産児の父母の住所が川崎市内であることとなっていましたが、平成28年4月から市内居住者料金の対象者が拡充されています。具体的には、市内に居住していた方が、介護等の理由により、やむを得ず市外の介護保険施設や障害者支援施設等に入所したのちに死亡した場合、市内居住者料金が適用されるようになっています。
条件の詳細や対象となる施設等は、川崎市のホームページに記載されています。
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