お葬式というと、大きな式場で行う豪華な葬儀をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし最近では、形式や世間体にこだわらない「直葬」に代表されるシンプルな葬儀が注目されています。
直葬とは、納棺後に通夜式や告別式を行わず、故人とごく親しい人たちのみで火葬を執り行う葬儀です。祭壇を飾ったり、参列者を招いたりしないので、費用を抑えられます。しかし、事前に内容をよく確認せずに選択してしまうと、後々トラブルに発展することも少なくありません。
この記事では、シンプルな葬儀の流れや費用の目安、メリット・デメリットについてお伝えします。
<この記事の要点>
・直葬とは、通夜や告別式を行わず費用を大幅に抑えられる葬儀形式
・直葬の流れは、ご遺体の搬送、安置、火葬の順に進む
・費用を抑えられ、ゆっくりお別れができるメリットとシンプルゆえに供養不足なデメリットがある
こんな人におすすめ
直葬をお考えの方
直葬のメリットとデメリットを知りたい方
直葬の流れを知りたい方
これまで、一般的なお葬式は、たくさんの参列者を招き、「通夜+告別式」と2日間にわたって執り行うものでした。立派な祭壇を飾って立派な葬儀をすることが、故人の供養になり、残された家族の務めだと考えられていたからです。しかし、こうした価値観も時代の流れとともに少しずつ変化しています。
日本消費者協会が2010年に実施した「葬儀についてのアンケート調査(2010年)」では、今後の葬儀のあり方について尋ねたところ、もっとも多かったのが「形式やしきたりにこだわらない自由なお葬式があって良いと思う」(約57%)という回答でした。この結果から、葬儀に対する考え方が多様化していることがわかります。
実際に「葬儀にあまり費用をかけられない」「身内だけのこじんまりしたお葬式を行いたい」などの理由で、簡素な葬儀を希望するご家族も増えてきました。つまり、現代社会においてシンプルな葬儀は、立派な選択肢のひとつなのです。
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直葬(火葬式)の割合は?直葬が選ばれている理由
最もシンプルな葬儀の形が「直葬」です。その大まかな流れをご紹介します。
病院や施設などで逝去が確認されたら、葬儀社に連絡をして迎えに来てもらいます。葬儀社に連絡をすれば、寝台車を手配してもらえます。病院で亡くなられた場合、ご遺体はいったん病院の霊安室に運ばれますが、限られたスペースしかないため数時間しか利用できないケースがほとんどです。夜遅い時間でも気兼ねせず、すぐに連絡を入れましょう。
臨終を迎えた後、24時間経過しないと火葬できないと法律で定められています。そのため、自宅や冷暗施設などのしかるべき場所にご遺体を安置しなければなりません。火葬の日程までは、その日数分のドライアイスを用意する必要があります。
火葬の当日は、ご遺体を棺に納めて寝台車に乗せ、火葬場に向けて搬送します。一般の葬儀では納棺後に通夜や告別式が行われますが、直送の場合はすぐに出棺するのが特徴です。棺に納めたい故人の思い出の品などがあれば、前もって準備しておきましょう。
家族やごく親しい人たちのみで火葬場に集まり、5分から10分ほど最後のお別れをしてから、火葬を行います。火葬にかかる時間は、およそ1時間半から2時間ほどです。火葬後、遺骨を骨壷に納めたら葬儀は終了となります。
直葬の相場は、20万円〜30万円が目安です。一般的な葬儀にかかる費用は全国平均で約200万円ともいわれており、大幅に費用を抑えることができます。
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【第1回調査】直葬にかかる費用相場(全国編)
シンプルな葬儀には、メリット・デメリットがあります。それぞれの内容をよく確認した上で、納得できる葬儀スタイルを選びましょう。
通夜や告別式を行わないため、費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。また、ごく身近な人たちに限定された葬儀なので、受付係の手配や香典返しの準備など、参列者への対応に追われることなく、ゆっくり故人とお別れできます。葬儀全体の所要時間も短く、とかく多忙な現代人のライフスタイルに合った葬儀スタイルといえるでしょう。
葬儀をシンプルに済ませたが、十分な供養ができなかったのでは…と考える方も少なくありません。また、ごく身内だけで葬儀を行うことに、親族から苦言を呈されて、後でもめるケースもあるようです。
葬儀に呼ばれなかった人が、後日自宅へ弔問にきてくださることも考慮しておく必要があります。
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シンプルな直葬は費用が安く、葬儀の会葬者への対応も必要ないので、現代のニーズに合致した葬儀スタイルといえます。ご親族ともよく話し合って、どんな葬儀にするのかを決めましょう。
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御仏前は「仏となった故人の前に供えるもの」という意味です。ホゥ。