直葬の費用相場と安くする方法
葬儀の準備

作成日:2019年01月22日  更新日:2021年07月12日

直葬の費用相場と安くする方法

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最近では、核家族化や経済的な問題、価値観の多様化などにより、火葬式、直葬(ちょくそう)と呼ばれるシンプルなスタイルの葬儀を選択する方が増えてきました。公正取引委員会の実態調査によると、通夜・葬儀告別式を行う「一般葬」が減少している一方で、宗教的な儀式を省いた直葬は増えている傾向にあることがわかっています。

直葬のメリットのひとつとして、通常の葬儀よりも費用が抑えられることが挙げられます。実際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。この記事では、火葬式の費用相場と内訳、費用を抑える方法について解説します。

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【もくじ】
直葬とは
直葬の費用相場は?
直葬にはどのような物品・サービスが必要?
直葬が費用を抑えられる理由
直葬の費用を安くする方法
直葬を行うときの注意点
火葬後のお骨はどうする?費用を抑えられる納骨方法

直葬とは

直葬とは、通夜や告別式を行わず、火葬のみでお見送りをするお葬式です。火葬式とも呼ばれています。広く参列者を招くことはなく、数人の親しい関係者だけで執り行うので、ご家族にとって経済的にも精神的にも負担が少ないのが特徴です。

簡略化した葬儀とはいえ、法律によって死後24時間の火葬は禁じられているので、すべて終えるまでに丸一日以上かかります。具体的には、ご遺体を安置したのちに出棺、火葬場へ移動、火葬という流れです。ご家族の希望に応じて、火葬炉の前でお経をあげてもらうことが可能ですが、5〜10分程度の短い時間に限られます。

これまで一般的な葬儀が主流でしたが、このような葬儀形態を選択する人が近年増えてきています。

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直葬の費用相場は?

近年、火葬式(直葬)を選ぶ家庭が増えてきた理由として、経済的な事情が挙げられます。火葬式(直葬)は一般的な葬儀に比べて、費用をかなり抑えられます。

相場は10万円から30万円

火葬式では会食費や斎場使用料を支払う必要がなくなるため、費用相場は10万円台~30万円台に収まります。一般葬の平均価格である約200万円を大幅に下回りますので、通常の10分の1程度の予算で故人を送り出せます。

費用の中には、火葬場に支払うもの以外にも、寝台車での搬送、棺、ドライアイスなどの料金も含まれることが多い傾向です。簡易的な葬儀に思われがちですが、需要が増えていることを背景に葬儀社は各社力を入れている形式でもあるため、真心込めたサービスを受けられる形式でもあります。

地域別の相場

火葬式においても一般的な葬儀と同じように、地域ごとに価格相場があります。葬儀を執り行う地方によって若干料金が変動します。たとえば東京では10万円~20万円ほどが相場です。しかし京都では、5万円~15万円が相場になるなど、10万円以上の差額が生じることもあります。

火葬式では会食などを行わないため、接待費が影響を及ぼすことはありません。地域により火葬場の料金や人件費が上下するため、相場にも差が生まれている実態があります。

直葬にはどのような物品・サービスが必要?

直葬を行う場合、主に以下のような物品・サービスが必要になります。

・火葬料金
火葬場には公営と民営があり、料金に幅があります。公営の火葬場であれば、民営のものよりも費用が低く抑えられています。
公営の場合は数千円~5万円ほど、民営の場合は5万円~15万円ほどが目安です。

・搬送料金
「病院から安置所」、「安置所から火葬場」までの、2回分の搬送費が必要です。
費用相場は1万3,000円~が目安です。

・安置施設使用料
ご自宅以外に、葬儀社指定の安置施設を使用する場合の料金です。
3,000円~2万円が目安になります。

・棺、骨壷、花束代
棺や骨壷、お別れ用の花束代などの物品費用がかかります。
棺の価格は3万円~8万円を目安に考えましょう。

・ドライアイス代
ご遺体の傷みを軽減するため、火葬をするまでドライアイスを使用します。
1日分の価格の目安は8,000円~1万円です。

・手続き代行費用
葬儀や火葬に関する手続き代行を依頼できます。
料金は内容にもよりますが、5万~15万円までとさまざまです。

・運営スタッフ費用
人件費や運営費として、3万円~10万円がかかります。

直葬が費用を抑えられる理由

火葬式にかかる費用を抑えられるには理由があります。親族のみといった近しい人物だけで集まる葬儀が火葬式です。無駄がなくコストパフォーマンスに秀でている葬儀形式ともいえるでしょう。そこでこの章では2つのポイントに絞り、どうして火葬式が低価格で実現できるのかをご案内します。

会場設営の必要がない

火葬式は火葬場で行う葬儀であるため、葬儀会場を借りて故人を弔うための儀式をすることはありません。葬儀の際の会場使用料がかからない形式です。それにともない葬儀社のスタッフや司会進行役に支払う人件費を削減できます。祭壇や生花を準備する必要はなく、費用項目自体が減らせるため予算の削減が可能です。

参列者が少ない

一般葬には近所の方や趣味でお付き合いがあった方といった幅広い関係者に参列してもらうことがあります。参列者に対して行う必要があることのひとつが通夜振るまい、精進落としです。この費用は人数による増減が大きい項目となります。

火葬式はごく近い近親者や家族のみで執り行うものです。参列者が少ないため、接待のために料理を用意することはほとんどありません。また、香典をいただく数は減ってしまいますが、香典返しとして返礼品を準備する必要がなくなります。そのため、火葬式は参列者にかかる費用を大幅に削減できる葬儀スタイルといえるでしょう。

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直葬の費用を安くする方法

上記のように、火葬式(直葬)だけでもさまざまな費用が必要です。葬儀社によっては10万円前後のプランを提示しているところもありますが、安価だからという理由だけで選ぶのは考えものです。見た目の価格を安くしていても、あとから追加料金が発生するケースも少なくありません。金額だけでは決めず、サービスの内容をしっかり確認しておきましょう。

葬儀に必要な物品やサービスを含んだセットプランであれば、葬儀の依頼は初めてという方にも分かりやすく、おすすめです。

このコラムを書いている「小さなお葬式」では、上記の物品・サービスを含んだ火葬式のセットプランをご用意いたしております。低価格でも安心してご利用いただけるプラン内容です。詳しくは下記のページをご覧ください。
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直葬を行うときの注意点

火葬式という火葬場で済ませるスタイルの歴史はまだ浅く、世間一般に浸透されているとはいえません。そのため火葬式を行う際には、前もって親族やご近所、菩提寺へ挨拶をしておき、理解を得ておくことが大切です。注意点として考えるべきことを3つのポイントにまとめましたので、葬儀の前にぜひ確認しておきましょう。

親族とよく相談する

お葬式といえばお通夜や葬儀・告別式を執り行う儀式が一般的といえるでしょう。これらの儀式を一切行わないのが火葬式です。そのため、伝統や形式を重んじる方が不満に思うことは十分に考えられます。故人を悼む気持ちから親族間で思わぬトラブルに発展する可能性もあるでしょう。

不満がくすぶった状態のままで強引に進めてしまうと後になって感情が噴出し、さまざまな問題に発展しかねません。理解を求めるためにも、火葬式に決める前に親族とよく話し合いましょう

菩提寺に確認する

菩提寺のある方は、葬儀の後は先祖代々の墓に納骨しようと考える方が多いかもしれません。しかし、菩提寺によっては、火葬式を選んだ方の納骨を断っているお寺もあるため、この点にも注意しましょう。

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火葬式の基本的な形式では、方法僧侶を呼んでお経をあげてもらったり、戒名をつけてもらったりすることがありません。お布施を納めないことになるため、これまでどおりのお付き合いを継続できなくなる場合もあります。事前に火葬式後の対応について菩提寺にあらかじめ相談をしておくとトラブルを防げるでしょう。

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遺体の安置場所を確保する

火葬式を選んだ場合、遺体となってから火葬をするまでの間、原則的には自宅でご遺体を安置することになります。家の中を片付けて安置スペースを確保できれば問題ありませんが、そうでない場合にはほかの場所で安置しなければなりません。

ご遺体保管のために、まずは火葬場へ連絡しましょう。火葬場にはたいてい霊安室が設けられていますから、当日までの間は火葬場にご遺体を預けられるケースもあります。ただし、すでに安置スペースが埋まっていることもあるので、日程や費用の確認は早めに済ませておくことがおすすめです。

火葬後のお骨はどうする?費用を抑えられる納骨方法

火葬後の遺骨をどうするかは、ご遺族が決めなければなりません。これまでは先祖代々の墓に入ったり、夫婦でお墓を建てたりすることが一般的でした。

しかし、誰もがお墓を持っているわけではありませんし、新しいお墓を建てるとなると墓石代(全国平均134万円)永代使用代(全国平均77万円)で高額な費用がかかります。お墓の後継者がいなければ維持管理するのも大変です。

最近ではあえてお墓を持たず、永代供養墓を選択するケースも増えてきました。それに伴い、永代供養を受け入れる寺院も増加していますが、預け先によって10万円から150万円以上と費用にばらつきがあるのが実情です。

他にも、費用を安く抑える方法として「散骨」があります。散骨とは遺骨を粉状にして海や野山にまき、大自然に還すことです。

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