この数年間、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、小規模葬儀が注目されるようになり、「直葬」や「家族葬」といった言葉を耳にする機会も増えてきました。現在葬儀費用が、全国平均200万円程度と言われていることに違和感を覚える方も少なくないのではないでしょうか。
そこで小さなお葬式では、過去1年以内に喪主を経験した方を対象に、直葬の費用について調査を行いました。
この記事では全国の結果をご紹介します。地方別でもまとめているので、各地方別の直葬の費用については、以下のリンク先の記事を参考にしてください。
【各エリアごとの直葬の費用相場】
|全国|
|北海道・東北地方|関東地方|中部地方|
|近畿地方|中国・四国地方|九州地方|
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直葬を行う前に知っておきたいことについて、別記事で詳しくまとめています。
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こんな人におすすめ
全国での直葬の費用相場に関する調査概要を知りたい方
全国における直葬の割合を知りたい方
全国で直葬にかかった費用の合計を知りたい方
【アンケート概要】
・調査対象期間 2022年2月24日(木)~2022年5月23日(月)
・調査方法 Web上でアンケートを実施
・回答数 事前調査342,897人 本調査11,162人
・エリア 日本全国
・事前調査条件 日本に住む、40代以上の人
・本調査条件 事前調査対象者のうち、1年以内に喪主を経験した人
・本調査の属性分布
<性別>
男性81.19%、女性18.81%
<年代>
40代22.49%/50代36.04%/60代以上41.47%
・1年以内に行われた葬儀の13.3%が直葬
・直葬の葬儀そのものにかかった費用は、86.8%が40万円未満
・直葬の飲食費用は、81.3%が10万円未満
・直葬のお布施・宗教者手配にかかった費用は、86.6%が15万円未満
直葬とは、ごく親しい方数名で火葬のみを行うシンプルな葬儀形式のことを指します。
全国で行われている葬儀のうち、直葬はどのくらいの割合で選ばれているのかご存知でしょうか。結果をご紹介します。
・1年以内に行われた葬儀のうち13.3%が直葬
・1年以内に行われた直葬の参列人数は5名未満が1番多い
1年以内に葬儀を執り行った人のうち直葬を選択した人は13.3%でした。家族葬が1番選ばれており、2番目に一般葬、3番目に直葬という順番です。家族葬・直葬を合わせて見ると、小規模葬儀が浸透していることがわかります。
直葬は家族葬や一般葬と比較して、通夜や告別式を行わないため、費用をはじめ、準備の手間や時間を抑えることができます。数名の身内だけでの見送りや、できる限り費用を抑えた葬儀を希望する方に選ばれやすい葬儀形式でしょう。
1年以内に行われた直葬の会葬・参列人数は平均10人で、5名未満が33.1%で1番多いという結果でした。直葬は通夜式や告別式を行わないため、一般的には式場を使用しません。火葬炉の前の数分程度の時間だけでお別れを済ませるケースもあります。そのため、同居の家族や近しい親族など、一般葬や家族葬に比べて参列者の範囲をかなり限定して行うことが多いようです。
世の中の動きとしても、コロナ禍で密閉・密集・密接を避けるようになりました。また、高齢者の葬儀では、故人の友人や知人が既に亡くなっており参列者が少なくなっていることも要因として考えられるのではないでしょうか。
ここでは、1年以内に直葬を行った方の葬儀費用に関する調査結果をご紹介します。直葬にかかった費用の合計金額は平均355,110円です。内訳として、以下の3つの費用に分けてご紹介します。
・葬儀そのものにかかった費用
・飲食にかかった費用
・お布施や、宗教者手配にかかった費用
ぜひ参考にしてみてください。
・86.8%の人が40万円未満で葬儀を行っている
・そのうち、20万円以上25万円未満が1番多い結果になった
1年以内に行われた直葬の平均葬儀費用は237,779円でした。40万円未満が全体の86.8%を占めており、その中でも20万円以上25万円未満が1番多いことがわかりました。一般葬、家族葬、直葬の中では唯一式を執り行わない形式のため、直葬は1番費用が抑えられます。ただし、10万円未満が5.2%で少数という結果から、直葬でも基本的に10万円以上必要になることが多いようです。
同じ直葬でも費用に幅が見られますが、必要最低限のものでシンプルに見送りたい場合や、想いを可能な範囲で反映させた直葬を執り行いたい場合など、遺族・故人の希望によって葬儀費用の目安は異なります。無理に費用を抑えるのではなく、自分たちの希望をふまえた葬儀形式を選択することが大切です。
「直葬をしたいけど、葬儀内容で後悔が残らないか不安だ」という方には、小さなお葬式の「小さな火葬式プラン」がおすすめです。小さなお葬式では、資料請求をいただくことで159,000円(税込価格174,900円)で直葬を行えます。必要なサービスを厳選することでリーズナブルな価格を実現しているため、高い満足感で葬儀を行えます。詳しくは下記のプランページをご覧ください。
「費用は抑えたいけど、告別式はしてあげたい」という方には、「小さな一日葬プラン」がおすすめです。小さな一日葬では、資料請求をいただくことで299,000円(税込価格328,900円)で告別式と火葬を行えます。通夜式を省くことで価格を抑えながらも、告別式で華やかに故人を送り出せます。
・81.3%の人の飲食費用が10万円未満
・そのうち、1万円以上2万円未満が1番多い結果になった
直葬の飲食にかかった費用は平均39,205円でした。直葬に参列するのは基本的に同居の家族や特に親しい親族など、近い関係の親族だけです。そのため、あらためて故人との思い出を話す機会として大切にされる場合もあるでしょう。
直葬では飲食の時間を設けない場合もありますが、設ける場合は火葬後に「精進落とし」を行います。現代の精進落としには、参列者へのお礼とお清めの意味と、故人への供養の意味が込められています。
・86.6%の人が15万円未満でお布施を用意している
・5万円以上10万円未満が1番多い結果になった
1年以内に行われた直葬のお布施・宗教者手配費用は平均78,127円という結果でした。15万円未満が86.6%を占め、その中でも5万円以上10万円未満が1番多いことがわかりました。
お布施とは、読経や戒名授与などを行ってもらう僧侶に対しての感謝の気持ちを表してお渡しするものです。直葬を選択したとはいえ、必ずしも無宗教とは限りません。お寺とお付き合いのある方でも何らかの事情があり、事前にお寺と相談の上で直葬を選ばれる場合もあります。
直葬は通夜や告別式の読経の必要がないため、宗教者の方に行っていただくことは、火葬場での読経や戒名授与のみであることが多いでしょう。そのため、家族葬や一般葬などの葬儀と比べてお布施が比較的少額になる傾向があります。
今回の調査から、直葬をする方の一例を作成してみました。
【葬儀形式】直葬
【会葬・参列人数】10名
【葬儀費用】36万円
(内訳 葬儀そのもの:24万円/飲食費用4万円/お布施費用8万円)
故人が高齢で参列者が少なく、遺族としても参列者対応の時間をなくして故人と最後の時間を過ごしたいという希望が強かったため、直葬を選択した。準備で外出する時間が最低限に抑えられたことで、近い親族と共にゆっくりとお別れができて故人も喜んでくれていると思う。
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ情報が満載です。
いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。
この記事では、1年以内に行われた直葬の葬儀費用についてご紹介しました。一般葬や家族葬といった他の葬儀形式に比べて、直葬はシンプルな葬儀形式です。1年以内に行われた葬儀のうち10.7%が直葬で、葬儀費用は平均36万円で行われているという結果でした。事前に周囲の人と葬儀についての希望を話し合っておくと、いざという時にスムーズに準備を進められるでしょう。
葬儀費用の目安を知っておくことなど、葬儀に関する準備は事前に行うことが大切です。小さなお葬式では、葬儀に必要な物品・サービス一式を料金に含んだ「小さな火葬式」プラン※をご用意しています。ご希望に合わせて24時間365日対応いたしますので、葬儀についての知識があまりないという方にも安心してご依頼いただけます。
※飲食費用やお布施費用は含みません
参考
・葬儀費用の目安や内訳を徹底解説!葬儀費用を安くする方法もご紹介
・葬儀は段取りが肝心。流れ・費用・マナーが「やさしくわかる!」
・葬儀費用のお布施の渡し方は?相場やマナーを徹底解説!
・JA葬祭(農協)を通して行う葬儀の特徴と費用例
・葬儀代がない時はどうすれば?葬儀費用が払えそうにない場合に知っておくべきポイント
・直葬を行う前に知っておきたいこと
・「葬式をしない」という選択肢はありえる?火葬のみを行う場合に行っておくべきこと
・「葬式しない」「火葬のみ」というおくりかたの魅力と一般葬との違い
東京や一部の地域では7月、ほかの地域では8月にお盆を迎えることが多いようです。ホゥ。