13回忌の法事にお供え物を用意する?具体的な品物やマナーも解説

13回忌の法事にお供え物を用意する?具体的な品物やマナーも解説

故人の供養のために行われる儀式を「法事」や「法要」といいます。一周忌以降、末尾に三や七の付く年の回忌に法要が行われることになります。三回忌以降は亡くなられてからの年数に一を加えた呼び方をするため、13回忌は亡くなられてから満12年になる年の法要を意味します。

13回忌の法要になると法要の規模が小さくなり、親族だけの集まりになることもあります。身内での集まりとはいえ、お供え物を用意するのか、またどのような品物を用意するとよいのか、しっかり知っておきたいですよね。そこで、13回忌に適したお供え物や覚えておくべきマナーをご紹介します。

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こんな人におすすめ

13回忌法要のお供え物についてお悩みの方

お供え物の渡し方を知りたい方

13回忌の香典の相場を知りたい方

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13回忌の法事にはお供え物が必要?

前回の法要である7回忌から6年ほど経ってから行われる13回忌。そもそも13回忌にお供え物を持って行く必要があるのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。13回忌の法事のお供え物について解説します。

既に独立しているなら個別に用意する

大学を卒業して既に社会人として働いている場合、独立しているとみなされます。その場合はお供え物を個別に用意するようにしましょう。まだ若いうちは親から「一緒に用意するからいいよ」などと言われることもあるかもしれないため、親族の習慣や故人との関係、自分の状況に応じて判断してください。

まだ学生であれば不要

祖父母や曾祖父母が亡くなった場合、孫やひ孫は未成年であったり、成人はしていてもまだ学生であったりすることもありますよね。未成年や学生の場合、お供え物を用意する必要はありません。保護者が用意してくれている様子を見て、将来のために覚えておくとよいかもしれません。

個々のケースで異なることにも注意

法事や法要は、家族や親族、近所の方によって執り行われてきた儀式です。供養の仕方は地域によって異なるため、法要の香典やお供え物も地域によって違いがあります。都会にいくと儀式が簡略化されているところが多いですが、昔ながらのしきたりを重んじる地域もあります。慣れない土地の法要に行く際は、その地域の慣習を知っておくことが大切です。

またお寺で13回忌の法要を行う際、お供え物をお寺が用意してくれることもあります。お供え物をお寺が用意してくれる場合は、施主はお布施の他に御供物料を包むことを忘れないようにしましょう。

13回忌の法事ではどんなお供え物が望ましい?

13回忌の法事に持参するお供え物の金額としては、故人との関係や慣習にもよりますが、5,000円~10,000円が一般的です。親族のみの法要とはいえ、厳粛な儀式です。故人に失礼のないように、心を込めてお供え物を選ぶとよいでしょう。それでは、13回忌におけるお供え物はどのようなものが望ましいのでしょうか。

形が残らない物を選ぶ

お供え物として選ばれることが多いのは、食べ物や飲み物、お花などです。その理由として、仏壇へのお供え物には、形が残らない物が適していると言われているからです。食べ物や飲み物は飲食してしまえば形が消えて後に残りません。

また、法要後に場所を取らずに済むことや、受け取る側に負担がかからないことも理由としてあげられます。食べ物や飲み物を選ぶ際に気を付けたいのが日持ちです。お供え物としてしばらく仏壇にお供えすることを考えて、賞味期限が長いものを選ぶようにしましょう。

相手の迷惑にならないように気をつける

お供え物を選ぶ際は、受け取る相手の迷惑にならないものを選ぶように気を付けます。参列はそれぞれがお供え物を持参しますので、あまりに場所を取るものや持ち帰りにくいものは選ばないようにしましょう。手渡ししやすいサイズのもの、重すぎないものを選ぶとよいでしょう。

また、参列者でお供え物を分けて持ち帰る習慣がある地域も多いようです。13回忌となると特に親族だけで行われることも多いので、お供え物を分けることも考えられます。そういった場合には、その場で切り分ける必要があるようなものよりも、個包装されているものの方が好まれます。

お供え物としてNGな品物

形が残らない食べ物や飲み物、分けやすいものなどがお供え物に適していることがわかりました。それでは逆にお供え物としてNGな品物とはどのようなものなのでしょうか。

食べ物や飲み物をお供え物として持参することが多いとはいえ、仏壇にお供えする期間があることを考えると賞味期限が短いものは選ばないほうがよいでしょう。要冷蔵のものも同じ理由からお供え物には向かないため注意が必要です。

また、殺生を連想するような生鮮食品やにおいの強いもの、派手な色合いのものは好ましくありません

13回忌の法事で喜ばれるお供え物の例

13回忌の法事に持参するお供え物を選ぶポイントやNGな品物をご紹介してきましたが、具体的にはどのようなお供え物を選ぶと喜ばれるのでしょうか。

13回忌の法事で喜ばれるお供え物の具体例をご紹介していきます。地域によっては「これはダメ」といった慣習もあるので、あくまでも一例として参考にしてみてください。

食べ物

形として後に残らないという条件で考えると、食べ物がまず浮かぶと思います。食べ物を選ぶ際に一番気を付けたいのが日持ちです。

生クリームを使っているお菓子や和菓子のような、賞味期限が短いものは避けたほうが無難です。クッキーやマドレーヌのような焼き菓子は賞味期限が長い上に個包装になっていることが多いため、お供え物として好ましいでしょう。

また、地域によっては丸いものをお供えするとよいとされているところもありますが、その場合は果物がおすすめです。みかんやりんご、ぶどう、季節によってイチゴや桃、スイカをお供えするのが定番です。果物はお供えしておくだけでも華やかになるためおすすめです。

代表的なお供え物の一つであるお花。お供え物に適したお花は、菊や胡蝶蘭、リンドウ、トルコキキョウ、スターチス、ユリ、アイリスなどです。赤やピンクなどあまりに華やかな色を選ぶのではなく、白や紫、黄色を中心に選ぶとよいでしょう。

花屋に電話で予約する際、お供え物用であることを伝えるとぴったりなものを選んでくれます。また、バラのようにトゲのある花や香りの強すぎる花は好ましくないため注意が必要です。

線香やロウソク

使ってしまえば形が残らない消耗品もお供え物として喜ばれます。

特に線香やロウソクは法事の際はもちろん、普段から仏壇で使うことが多いですよね。線香やロウソクは消費期限がないため、万が一他の人のお供え物とかぶってしまったとしても、ストックとして取っておくことができるので問題ありません。

ありきたりなものではなく、自分では買わないような珍しい色や香りの線香を選ぶと喜ばれるかもしれません。

現金

お供え物に何を持参するか悩んでしまい決めきれなかったり、仕事が忙しくて用意する時間がなかったりすることもありますよね。そんなときは現金を包んでいくという方法もあります。「御供物料」としてお渡しすれば失礼にはあたりませんので安心してください。

お供えを現金でお渡しする場合は、故人との関係や地域の慣習にもよりますが、一般的に5,000円が相場だといわれています。不祝儀袋か白い封筒に現金を入れて、表に「御供物料」と書きます。あまりに汚れていたり破れていたりするお札は避けた方がよいですが、新札を用意する必要はありません。

13回忌の法事におけるお供え物の渡し方

せっかく素敵なお供え物を選んだのであれば、渡し方もきちんとしたいものです。正しく選んで失礼のないようにお渡しできるように、13回忌の法事におけるお供え物の渡し方を解説していきます。

のし袋の使い方

のし袋はコンビニでも売っていますが、種類がたくさんありどれを選んだらよいのか悩んでしまいますよね。のし袋を選ぶ際は、宗教によって種類が異なるため注意が必要です。

仏式であれば白黒か黄白で水切りは結びきりのものを使い、表書きは「御仏前」と書きます。神式であれば銀色の水引で結びきりのもの、表書きは「御玉串料」と書きます。キリスト教式では水引がないものが多く、白地にユリの花や十字架が描かれているもの、表書きは「御花料」や「献花料」と書きます。

お供え物を購入するとき、「内のしと外のし、どちらにされますか?」と聞かれることが多くあります。「内のし」とは品物の箱にのしをかけてから包装紙で包むやり方で、お供え物を宅急便で送る際にのしが切れてしまわないようにこのかけ方をします。「外のし」とは品物を包装紙で包んだ上からのしをかけるやり方です。

法事などに直接持参する場合は、外のしにして表書きが見えるようにします。

お供え物は施主に渡そう

13回忌の法事にお供え物を持参する際、どのように渡したらよいのでしょうか。親族だけの集まりであることも多いため、受付を用意されてないこともあります。

その場合は、勝手に仏壇にお供えするのではなく、施主に「どうぞ御仏前にお供えください」と一言添えて渡すようにしましょう。このとき、紙袋や風呂敷などからお供え物を出して、表書きが相手から見える向きで渡します。

13回忌の法事では香典も準備しよう

法事に参列するときは香典を持参するのが一般的です。13回忌の法事でも、もちろん香典を持参します。ここでは、13回忌の法事における香典の相場を見ていきましょう。

故人が両親である場合は10,000円~50,000円、祖父母である場合は10,000円~30,000円、その他の親戚であれば10,000円~30,000円が相場となっています。故人が両親にあたる場合、法事の行われ方や自分の状況によって金額が変わることがあります。

故人が祖父母の場合は孫一同で香典や御供物料をまとめるケースもあり、親戚の場合は付き合いの深さや関係性によって金額に振れ幅があることもあります。

夫婦で出席する場合は二人分の金額を包むため、20,000円からが相場となります。いずれの場合も、法要後の会食にするのであれば会食費分としての10,000円を上乗せするのがマナーです。

香典としてお金を包む際、「四」や「九」は「死」や「苦」を連想させるため、四と九がつく金額は避けるようにしましょう。お金の枚数として偶数を避けることが多いですが、20,000円だけは認められていることが多いようです。

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まとめ

故人が亡くなられてから満12年になる年に行われる13回忌。前回の法事である7回忌以降、規模を縮小して親族のみで行われることが多いですが、お供え物や香典をしっかり準備して失礼のないようにしたいものです。

お供え物は形の残らないもので日持ちがする、分けやすい、かさばらないものが適しています。一般的には食べ物や飲み物、お花、消耗品が選ばれることが多いですが、食べ物や飲み物の場合特に賞味期限に注意するようにしましょう。

直接持参するか宅急便で送るかによって内のしと外のしを使い分け、直接渡す場合は一言添えて施主にお渡しするのがマナーです。香典の金額も故人との関係や相場を参考にしてみてくださいね。
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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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