エンディングノートは自作できる?作り方や注意点まとめ

エンディングノートは自作できる?作り方や注意点まとめ

エンディングノートとは、もしものことに備えて自分の希望を記入しておくノートのことです。自分の希望を叶えるためだけでなく遺された家族が慌てることなく対応できるという利点もあるので、エンディングノートを準備する方も増えてきています。

エンディングノートは市販されているので誰でも簡単に購入できます。しかしなかには世界にひとつしかないエンディングノートを自作したいという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事ではエンディングノートを自分で作成する方法についてご紹介します。手間をかけずにエンディングノートを準備したいという方もぜひご覧ください。

こんな人におすすめ

エンディングノートは自作できるか知りたい方

エンディングノートを自作するメリット・デメリットを知りたい方

エンディングノートを自作する方法を知りたい方

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エンディングノートは自作可能か

エンディングノートの形式には特にこれといった決まりはなく、自分で自由に作成できます。市販品の場合は「葬儀の形式」「友人・知人の連絡先」「遺産」といった項目が設定してあり、その項目にしたがって必要なことを書いていきますが、必ずしも市販品を使う必要はありません。

エンディングノートでは自分が書きたい内容や家族が必要になる情報がまとまっていることが大切です。書く項目を自分で設定できれば、大学ノートのようなものでもエンディングノートとして十分機能するでしょう。

エンディングノートを自作するメリット・デメリット

エンディングノートを自作することにはメリットもあればデメリットもあります。自作したものを利用することのメリット・デメリットを把握した上で、自分で作るか市販品を利用するかを決めるとよいでしょう。

メリット

エンディングノートを自分で作成すれば、必要な項目だけに絞って記入できます。効率よく情報をまとめられるという点は自作のエンディングノートのメリットのひとつでしょう。

市販品では書く項目がすでに決まっています。書く人はその内容にしたがって必要な情報を記入していくのですが、市販品の項目は一般的に必要だと考えられているものにすぎません。

実際には人によって必要な項目は異なることが多いでしょう。また書きたい内容の量にも差があります。自作のエンディングノートでは必要な項目だけでなく記入スペースも自由に設定できます。各項目で書く文章の量にバラつきが出そうな方は自作のほうが向いているかもしれません。

デメリット

自由度が高いというメリットがある一方で、自分で内容をわかりやすくまとめる手間がかかるというデメリットがあります。情報があちこちに点在することのないよう注意しながら作成する必要があるでしょう。

また大学ノートなどで作成した場合、一目でエンディングノートだと判別できないおそれがあります。一見して認識できるようなデザインを心がけましょう。

エンディングノート作りは文章を書くことやデザインが得意な方にとっては楽しい作業になるかもしれません。そうではない方にとっては想像以上に大変な作業になる場合があることを覚えておきましょう。

市販品との違い

自作のエンディングノートと市販品との主な違いとして、「項目を自分で設定できるかどうか」「各項目の記入スペースを自由に調節できるかどうか」という2点が挙げられます。

自作する場合は必要な項目を自分で設定することができますが、項目を考える手間がかかります。一方多くの市販品ではすでに記入する項目が設定されているため、書くことにはそれほど困らないでしょう。

ただし市販品では各項目のスペースが決まっているため、記入できる文章の量にも制限が生じてしまいます。自作すれば記入スペースを自分で設定できるので、書きたい文章の量がスペースに合わないといった問題が生じることはほとんどありません。

自作のエンディングノートにはメリットとデメリットの両方があります。これらを把握した上で自分や家族に合った方法を選ぶことをおすすめします。

エンディングノートを自作する方法

エンディングノートを自作する方はさっそく作成方法について確認していきましょう。ここではノート選びや項目の設定のしかた、内容の決め方について詳しく解説します。これから自作する予定の方にとって特に有用な情報ですのでぜひ参考にしてください。

書きやすいノートを選ぶ

エンディングノートにするノートは、書く項目や内容が多くなりそうな方の場合は厚めのものでも構いません。しかし初めてのエンディングノート作りで何を書くかこれから決めるという方は、薄めのノートから始めると「文章を書かなくてはならない」というプレッシャーが少なくなるのでおすすめです。

エンディングノートは自分の人生の締めくくりとなる特別なノートです。自作する場合は安価なノートを利用してもよいのですが、せっかくですのでデザインや紙質にこだわってみるのもよいでしょう。

必要な項目を設定する

ノート選びが済んだら自分や家族に必要な項目を設定しましょう。エンディングノートによく記載される項目の例としては次のようなものが挙げられます。

・自分の住所/連絡先
・過去の経歴
・葬儀の形式の希望
・相続についての希望
・遺言
・友人や知人の連絡先

市販品には最初からこのような項目が設定されていますが、自作であれば上記以外の項目を設定して書くことができます。自分や家族に必要な項目であれば何でも構いませんので、自由に書いてみましょう。

家族と話し合いながら内容を決める

自分ひとりでエンディングノートを作成していると、自分が書きたい項目について自由に書き進めていけます。一方で、遺された家族が必要とする内容が欠けてしまうおそれがあります。

エンディングノートは家族のために書くという側面もあります。家族にとって必要な項目が何なのかを知るためにも、家族とじっくり話し合うことが大切です。話し合いをもとに情報をまとめれば、自分にとっても家族にとっても満足のいくものが作れるでしょう。

エンディングノートを自作する際の注意点

自分でエンディングノートを作成すれば項目や文章の量を自由に調節でき、オリジナリティあふれるものを遺すことができるというメリットがあります。ただし自作する際に注意したほうがよい点もいくつかあります。どのような点に気をつけて作成すればよいか確認しましょう。

保管場所は家族に伝えておく

自作のものだけでなく市販品でも同様ですが、保管場所は家族に知らせておきましょう。せっかく準備しても、家族が保管場所を知らなければ見つけてもらえないかもしれません。

また自作する場合、見た目からはエンディングノートだと認識してもらえないおそれがあります。どのようなデザインのノートなのかということも家族に伝えて、自分がいなくなったあとに遺された家族が困らないよう段取りをしっかりしておきましょう。

遺言書と混同しない

エンディングノートには相続の希望を書くことも多いため、遺言書の代わりになると考えている方もいるかもしれません。しかしエンディングノートには遺言書のような法的拘束力はないという点に注意が必要です。

遺言書は民法で形式が定められています。遺言書としての条件を満たしていれば法的拘束力が発生し、相続人は基本的に遺言書通りに相続の手続きを進めます。

一方、エンディングノートは個人が書きたい項目を自由に設定し、書く内容も自分で決めることができます。しかし法的拘束力はないため、相続の希望を書いたとしても相続人は被相続人の考えにしたがう必要はありません。

エンディングノートに相続の項目を設けて記載すること自体に問題はありませんが、できるだけ自分が考えている通りに相続させたい場合は遺言書も作成しておいたほうがよいでしょう。

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まとめ

自作のエンディングノートは市販品よりも手間や時間がかかります。一方、自分で項目や書く文章の量を必要に応じて設定できるという点は嬉しいポイントでしょう。

自作する場合、市販品よりもエンディングノートであることがわかりにくいことが多いので保管場所や見た目の特徴をしっかり家族に伝えておきましょう。また相続に関しては法的拘束力のある遺言書もあわせて準備しておくことをおすすめします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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