
作成日:2014年04月15日 更新日:2020年09月01日
墓石をきれいに保つ正しいお墓掃除のしかた
お墓参りは故人を偲ぶための大切な行いで、その際にはまずお墓を掃除することになります。この記事では、正しいお墓掃除の仕方についてご紹介します。
【もくじ】
・正しいお墓掃除の仕方
・お墓の掃除で用意しておきたい道具
・お墓掃除は業者に依頼する事もできる
・お墓掃除で気を付けること
正しいお墓掃除の仕方
お墓の掃除では、墓石周辺の手入れをし、墓石を洗います。
① お墓のある区画の清掃
落ち葉集め、雑草の除去、植木の剪定、玉砂利の水洗い(汚れている場合)
② 墓石の水洗い
スポンジに水を含ませて洗います。コケがついていれば取り除きます。
③ 墓石を洗剤で洗う
石材用の洗剤で洗います。
※ただし、「塩素系」「酸性系」は染みや変色の原因となるので使わないでください。
④ 小物類を洗う
花筒や線香皿などを洗います。中身を取り出してきれいにします。
⑤ 水を拭き取る
乾いたタオルで水気を拭き取ります。水分が残っているとコケが生えるため、丁寧に拭き取るようにしましょう。
お墓の掃除で用意しておきたい道具
■周辺環境の手入れ用
スコップ、鎌、剪定用のハサミ、玉砂利洗浄用のザル
■墓石洗浄用歯ブラシ、スポンジ、墓石用洗剤、雑巾、タワシ(金属はNG)
これらの道具を全て揃える必要はありませんが、墓石洗浄用の道具は用意しておくと良いでしょう。歯ブラシは一見必要ないと思うかもしれませんが、名前が刻まれている部分の汚れはスペースが狭く、スポンジや雑巾などではなかなか落とせません。そのため歯ブラシが有効というわけです。
周辺環境の手入れ用に関しては、お墓の周囲に植え込みがあったり雑草が生えていたりする場合は、鎌とハサミがあると作業が楽になります。
お墓掃除は業者に依頼する事もできる
お墓掃除の代行を専門とした業者もあります。忙しくてお墓参りに行けないというのであれば、こういった代行サービスに依頼するというのもひとつの方法でしょう。
代行サービスの利用料金は各社異なりますが、15,000円~20,000円前後であることが多いようです。お墓が大きかったり、追加の作業が必要になったりといった場合には追加料金がかかります。また、依頼する業者によっては、お墓の場所などから追加料金がかかることもあるので、 事前に確認をとっておきましょう。
代行業者の他に、お墓クリーニング専門の業者もあります。自分では落とせない汚れなどを落としたい際に活用できます。料金は一般的なサイズで40,000円程度と安くはありませんが、見違えるほどきれいになります。
お墓掃除で気を付けること
今までやってきたことが実は間違いだったということもあるので、一度確認してみてください。
タワシの使用方法
雑巾やスポンジできれいにできないような頑固な汚れに対しては、タワシを使ってこすることになります。しかし、金属製のタワシはNG、普通のタワシであっても強くこするのは墓石にとってよくないことです。
墓石は表面をコーティングされていることが多いのですが、タワシで強くこするとそのコーティングが剥がれたり、金属タワシであれば石にまで傷が入ったりすることがあります。それによって金属が付着した場合はサビの原因にもなるため、タワシの取り扱いには注意しましょう。
お供え物は持って帰る
お供え物は掃除を行った後に供えますが、帰るときに回収するようにしましょう。放置されたお供え物は鳥などが食べ散らかしてしまうため、お墓が汚れる原因にもなります。衛生的にもよくないことなので、お供え物は必ず持って帰りましょう。
お酒やビールなどの缶をそのまま供える人もいますが、缶のサビが石に付着することもあるため、同じく置いて帰らないようにしましょう。

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