親が亡くなったら、まず直属の上司に電話で伝えます。最初の電話で伝えるのは、親が亡くなったこと、休みが必要なこと、休み中の連絡先の3つで、葬儀の日時や形式は決まってからもう一度伝えれば十分です。親を自分の健康保険の扶養に入れていた場合は、会社を通して扶養から外す手続きもあります。
こんな人におすすめ
親が亡くなり、会社に何をどう伝えればよいか知りたい方
会社に送るメールの例文を知りたい方
親を扶養に入れていて、会社での手続きを知りたい方
<この記事の要点>
・最初の連絡は直属の上司に電話で。夜中や早朝なら、メールやチャットで一報を入れ、始業後に電話する
・葬儀の日時・場所・形式が決まったら、もう一度伝える。電話のあとメールでも送ると行き違いがない
・家族葬にするなら、参列・香典・供花・弔電を受けるかどうかもはっきり伝える
・休み(忌引き)の日数は法律では決まっておらず、会社の就業規則で決まる
・親を扶養に入れていた場合は、会社を通して扶養から外す手続き(5日以内)と、家族埋葬料の申請がある
親が亡くなったら、できるだけ早く直属の上司に連絡します。休みの手続きや仕事の割り振りを決めるのは上司なので、最初に伝える相手は上司です。人事や総務への連絡は、上司に伝えたあとで、会社のやり方に合わせて行います。
| いつ | 誰に | 伝えること | 伝え方 |
| 亡くなったあと、できるだけ早く | 直属の上司 | 親が亡くなったこと・休みが必要なこと・休み中の連絡先・急ぎの仕事 | 電話(夜中や早朝はメールやチャットで一報) |
| 葬儀の日程が決まったら | 直属の上司(会社によっては人事・総務も) | 通夜・葬儀の日時と場所・喪主・葬儀の形式・参列や香典を受けるか・休みの期間 | 電話のあと、メールでも送る |
| 休みに入る前 | 仕事を代わってくれる人・必要なら取引先 | 急ぎの仕事・休み中の連絡のしかた | メールや電話 |
| 忌引き明け | 上司・仕事を代わってくれた人 | お礼・仕事に戻ったこと・会社でする手続き(扶養・慶弔見舞金など) | 直接(会えない人にはメール) |
夜中や早朝、休日に亡くなった場合は、上司に電話をかけるのは控え、メールやチャットで一報を入れておき、始業時間になってから電話するとよいでしょう。会社に決まった連絡方法(勤怠の連絡に使うアプリなど)がある場合は、それに従います。
葬儀の日時や場所、形式がまだ決まっていなくても、最初の連絡はしてかまいません。決まっていないことは「決まりしだいご連絡します」と伝えれば十分です。
会社に訃報を伝えるときの方法と内容はこちらをご覧ください。
通夜や葬儀の日時・場所が決まったら、もう一度上司に連絡します。会社として参列や香典・供花・弔電を出すかを決めるのに必要なので、葬儀の形式と、受け取るかどうかもあわせて伝えます。電話で伝えたあと、メールでも送っておくと、聞き間違いがなく、社内でも共有しやすくなります。
家族だけで葬儀を行うときは、そのことをはっきり伝えましょう。あいまいなまま日時や場所を伝えると、一般の葬儀と思われて、会社の人が参列することがあります。参列・香典・供花・弔電を辞退するなら、そのことも伝え、社内のみなさんにも伝えてもらうよう上司に頼みます。
形式がまだ決まっていないときは「家族葬になるかもしれない」とだけ伝え、決まってから早めに連絡しましょう。
家族葬のことはこちらをご覧ください。
家族葬の弔電のことはこちらをご覧ください。
会社によっては、社員の家族が亡くなったことを社内に知らせる決まり(社内の掲示やメールなど)があります。どこまで知らせてほしいか、知らせないでほしいかを上司に伝えておきましょう。会社として香典や供花、弔電を出す決まりがあることもあります。
葬儀社がまだ決まっておらず、会社に葬儀の日程を伝えられない方へ。小さなお葬式では、ご逝去後のお迎え・安置から葬儀まで、24時間365日ご相談を受け付けています。家族だけで送る葬儀の日程や流れも、お電話でご案内します。
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親が亡くなったときの休み(忌引き休暇・慶弔休暇)の日数は、法律では決まっていません。会社の就業規則で決まるので、日数と、いつから数えるか、給料が出るかを、上司か総務に確かめましょう。
厚生労働省のモデル就業規則でも、慶弔休暇は法律で必ず定めなければならないものではなく、日数は会社ごとに決めるものとされています。国家公務員の場合は、父母が亡くなったときは7日、配偶者の父母は3日(生計を一にしていた場合は7日)と決まっていて、葬儀のために遠くへ行くときは往復にかかる日数を足せます。
忌引きの日数の数え方や、足りないときのことはこちらをご覧ください。
忌引きの申請のしかたはこちらをご覧ください。
親を自分の健康保険の扶養に入れていた場合は、会社を通して扶養から外す手続きをします。あわせて、健康保険から家族埋葬料が出ます。会社に慶弔見舞金の制度があれば、その申請もします。
| 手続き | 当てはまる人 | いつまでに・どこへ |
| 健康保険の扶養から外す(被扶養者異動届) | 親を自分の健康保険の扶養に入れていた人 | 亡くなってから5日以内に、会社を通して届け出る。親の資格確認書などがあれば会社に返す |
| 家族埋葬料の申請 | 同上 | 協会けんぽの場合は5万円。加入している健康保険に申請する(会社の総務を通して出せることもある)。2年たつと受け取れなくなる |
| 慶弔見舞金・弔慰金の申請 | 会社に制度がある人 | 会社の規程による。総務や人事に聞く |
| 年末調整(扶養控除) | 親を所得税の扶養に入れていた人 | 亡くなった年は、その年の扶養控除の対象のまま。翌年の「扶養控除等申告書」からは外す |
75歳以上の親は、ふつう後期高齢者医療制度に入っているので、健康保険の扶養には入りません。この場合、葬祭費は親が住んでいた市区町村の窓口に申請します。
亡くなった親が会社に勤めていた場合は、親の勤務先にも連絡が要ります。健康保険や年金の手続き、最後の給料や退職金の受け取りなどは、親の勤務先と進めます。
親が亡くなったあとの役所・銀行・相続の手続きはこちらをご覧ください。
休みに入る前に、急ぎの仕事を誰に任せるかを上司と決めます。取引先との約束があれば、上司や代わりの人から連絡してもらうか、自分から短く連絡します。休みのあいだの連絡は急ぎのときだけにしてもらうよう頼んでおくと、葬儀や手続きに集中できます。
仕事に戻ったら、上司と、仕事を代わってくれた人にお礼を伝えます。会社から香典や供花、弔電をいただいた場合は、そのお礼も伝えましょう。お菓子などを配るかどうかは職場の習慣によるもので、必ず用意しなければならないものではありません。
忌引き明けのあいさつとお菓子のことはこちらをご覧ください。
会社名義の香典や供花は、会社の慶弔の決まりで出されるものです。お返し(香典返し)をするかどうかは会社によって考え方が違うので、迷ったら上司や総務に聞きましょう。同僚から個人で香典をいただいた場合は、葬儀のあとに香典返しをするのが一般的です。
親を亡くしたあと、気持ちがついていかず仕事に行けない、仕事に戻っても手につかない、ということは誰にでも起こりえます。無理に元どおりに働こうとせず、上司に相談しましょう。
忌引きのあとも休みが必要なら、年次有給休暇を使って休むことができます。眠れない、食べられないといった状態が続くときは、医療機関や、会社の産業医・相談窓口に相談してください。医師に働けないと判断された場合は、会社の休職制度や、健康保険の傷病手当金(休んで4日目から、給料のおよそ3分の2)を使えることがあります。
親が入院していたり、高齢で体調が心配だったりするときは、もしものときに慌てないよう、次のことを確かめておくと安心です。
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親が危篤になったときの会社への連絡はこちらをご覧ください。
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親が亡くなったら、まず直属の上司に電話で、親が亡くなったことと休みが必要なこと、休み中の連絡先を伝えます。葬儀の日時・場所・形式が決まったらもう一度伝え、家族葬にするなら参列や香典を受けるかどうかもはっきり伝えましょう。休みの日数は会社の就業規則で決まり、親を扶養に入れていた場合は、会社を通して扶養から外す手続きと家族埋葬料の申請があります。
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親が亡くなったら、会社にはいつ連絡すればいいですか?
会社への最初の連絡はメールでもいいですか?
会社には何を伝えればいいですか?
家族葬の場合、会社にはどう伝えればいいですか?
「親が逝去しました」と伝えるのは正しいですか?
忌引き休暇は何日もらえますか?
親を扶養に入れていた場合、会社で手続きはありますか?
危篤で休んだ日は忌引きになりますか?
忌引き明けに、お礼の品は必要ですか?

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