危篤状態の方に対する適切な声かけとは?家族への声かけもあわせて解説

危篤状態の方に対する適切な声かけとは?家族への声かけもあわせて解説

友人や仕事関係で仲のよい方が危篤になったという連絡を受けた場合、動揺してしまう方も多いでしょう。また、危篤になった方と特別仲がよい場合は家族からお見舞いしてほしいと打診されることもあります。

その場合、どのような言葉をかけてよいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。適切な言葉を知らなった場合、自分は本人や家族を励ましているつもりの言葉で不快な思いをさせることもあるでしょう。

しかし、適切な言葉かけができれば、本人や家族の心を少しでも癒すことが可能です。この記事では危篤の方や家族に対する適切な声掛けについてご紹介します。

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危篤状態にある本人への声かけの言葉とは?

危篤になった方は意識がないこともありますが、意識はあるけれど反応を返す体力が残ってない場合もあります。本人への声掛けの言葉は本人へと届いている可能性もあるので、ネガティブな言葉よりもポジティブな気持ちを込めた言葉をかけましょう。ここでは、関係別に危篤状態になった本人へ対する声かけの言葉の具体例を紹介します。

別れを惜しむ言葉

危篤と診断されたときは、死に限りなく近い状況にあります。本人と別れることが悲しく、つらいという素直な気持ちを伝えるようにしましょう。

危篤になった方と友人関係の場合 「まだまだ一緒に遊びに行ったり、話したり一緒にやりたいことがたくさんあるんだよ。死んでほしくない」
危篤になった方と仕事関係で親しい場合 「〇〇さんと一緒に仕事をする中で、たくさんのことを学ばせていただきました。まだまだ教えて欲しいことがたくさんあります。まだ死んでほしくありません」

いずれも別れを惜しむ気持ちを伝えるための言葉の具体例です。仕事関係者の場合は、プライベートの付き合いがある場合でもそれぞれ仕事上の立場というものがあります。丁寧な言葉遣いをするようにしましょう。

また、友人関係の場合も友人のそばに家族がいることが考えられます。普段どおりの砕けた口調で話しかけると、友人の家族から驚かれたり、悪い印象を与えてしまったりすることもあるので言葉遣いには気をつけましょう。

思い出を振り返る言葉

危篤状態になった方との思い出を振り返る言葉かけもよいでしょう。思い出を振り返りながら楽しい話をすることで、本人も自分の人生の楽しかったことを振り返ることができます。最期の時間を楽しい気持ちにするような思いで話を選びましょう。

危篤になった方と友人関係の場合 「二人で△△に旅行へ行ったときはすごく楽しかったね。途中で道に迷ったけど、それもいい思い出だよ。また一緒に旅行に行こうよ」
危篤になった方と仕事関係で親しい場合 「〇〇さんからゴルフを教えてもらったり、おいしい飲み屋を教えていただいたりしました。とても楽しい時間で、それが自分にとって最高の思い出になっています」

二人の楽しかった思い出話を振り返ることで、危篤になった方の家族も知らない楽しい思い出話を聞けます。楽しい思い出話に触発されて、家族からも思い出話が飛び出すかもしれません。明るい雰囲気で危篤になった友人との最期の時間を過ごしたいときにおすすめです。

感謝を伝える言葉

今までお世話になったことに関して感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。死に近い状態にあるとはいえ、回復する可能性も残されています。しかし、危篤と診断された本人に会ってほしいと連絡を受けることは、直接会う最後の機会になる可能性が高いということです

危篤になった方と友人関係の場合 「私と友達になってくれてありがとう。□□と作ってきた思い出は私の一生の宝物だよ」
危篤になった方と仕事関係で親しい場合 「仕事はもちろん、プライベートでも仲よくしてくださり、ありがとうございました。今まで教えていただいたことすべてに感謝しています」

今まで照れくさくて直接伝えられなかったような感謝の気持ちもきちんと伝えましょう。もし、直接会うことが最後の機会になった場合に、あのとき伝えておけばよかったと心残りになる可能性もあります。後悔しないようにきちんと自分の気持ちを伝えて、危篤になった方を送り出しましょう。

危篤状態にある方の家族や恋人への声掛けの言葉とは?

危篤と医師から診断されると、家族や恋人は最期の時間を一緒に過ごすために本人に付き添っている場合が多いでしょう。しかし、付き添う時間が多いほど、肉体的にも精神的に疲労が蓄積していることが考えられます。

こうしたとき、付き添っている家族や恋人に対しては「自分に手伝えることがあったらなんでもいってください」や、「こうして皆さんと一緒に過ごせて〇〇さんも喜んでいるでしょうね」といった労いの気持ちを込めた言葉かけをしましょう。

また、同僚や上司が家族や恋人の危篤の知らせを職場で受ける場合もあります。その場合は「仕事のことは心配せず、最期の時間をご家族と一緒に過ごしてください」といった労う気持ちで家族の元へ送り出しましょう。

危篤時に声かけをする際に注意することとは?

親しい関係にある人が危篤になったと知らせを受けた場合、冷静ではいられないでしょう。お見舞いした際の声かけの言葉選びは重要です。

危篤になった本人やその家族を不適切な言葉で傷つけないためにも、声掛けをする際に注意したいポイントがあります。きちんとポイントを把握して心を癒す声かけをしましょう。

死後の手続き等に関連する話をしない

不必要な言葉で家族を傷つけないためにも、死後の手続きなどに関連する話は避けましょう。回復する見込みは低いものの、回復しないともいえない状況です。家族は回復する少しの可能性に期待をしていることもあります。

自分の家族が危篤になってきちんと最後まで看取った経験があると、親切心から死後の手続きなど、今後のことについてアドバイスをしたい気持ちが出るかもしれません。しかし、そのアドバイスが家族を傷つける言葉になるおそれがあります。家族の気持ちになって、労わりの気持ちをこめた言葉をかけましょう。

否定的な言葉を投げかけない

死を連想させるような言葉は危篤になった本人やその家族を傷つけたり、不快にさせてしまったりするおそれがあります。「今まで闘病生活を頑張ってきたけど、やっと楽になれるならよかったね」などは、労わりの気持ちで投げかけた言葉でも相手や家族にとっては死ぬことを歓迎していると受け取られる可能性がある言葉です。

自分は相手を慰めているつもりでも、相手にとっては否定的な言葉で心を傷つけていることもあります。相手の立場や気持ちを考えながら、労わる言葉選びを心がけましょう。

危篤だとメールで連絡が来た場合にはどう返信すべき?

友人や知人、会社関係者から「自分の家族が危篤である」と知らせる内容のメールを受け取ることもあります。いきなりの知らせにどう返信したらよいのか分からない場合もあるでしょう。

きちんと配慮したい点さえ押さえておけば、返信のメールの内容自体は自由です。ここでは、危篤の連絡がメールで来た際に気をつけたいことを紹介します。

友人からのメールの場合

友人の家族や恋人が危篤になったことを知らせるメールが届いた場合、相手を労わったり、気遣ったりする内容の返信がおすすめです。ただし、危篤状態にある家族や恋人とも友人を通じて面識があったとしても馴れ馴れしい言葉遣いのメールはやめましょう。

〇〇さんが一緒にいてくれて、ご家族(恋人)もきっと喜んでるよ。もし、私に手伝えることがあったら、なんでも言ってね

と上の例文のような、労わりの気持ちが伝わる文章がおすすめです。ただし、普段友人と接するような言葉遣いのメールを送ると相手を不快な気持ちにさせることもあります。危篤状態の方と友人をはさんで付き合いがあっても、一定の礼儀は必要です。友人へ送るメールでも言葉は危篤状態の方にかける言葉でもあるで、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

仕事関係の方からのメールの場合

仕事関係者から「家族や恋人が危篤状態になった」という連絡を受け取る場合もあるでしょう。仕事関係者とはプライベートで親しい付き合いがあったとしても、襟を正した付き合いが必要な関係です。ほどよい距離感をもった言葉遣いを心がけましょう。

仕事のことは気にせず、ご家族(恋人)と一緒に過ごしてください。ご家族(恋人)の状態が快方に向かうことをお祈りしています

危篤になった方の快方を祈る文面は励ましの言葉になるでしょう。また、緊急時でない限り仕事の話題は最低限に控えることも重要です。危篤になった家族や彼女と一緒に過ごす時間が穏やかなものになるように配慮しましょう。

危篤だとメールで連絡が来た場合に気を付けることとは?

返信メールを送る際には相手に負担をかけないように手短にさっと読める文章を心がけましょう。危篤はいつ死が訪れてもおかしくない状態です。そのため、家族は危篤と医師に診断されてからずっと付き添っていることもあります。付き添う時間が長ければ長いほど、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積していることでしょう。

そのため、長文メールが届いても最後まで読む余裕がないことも考えられます。気持ちを伝えようとつい文章が長くなることもあるので、送信する前に読み直して、メールの長さや内容をチェックするとよいでしょう。

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まとめ

危篤状態は最期の別れのときが近づいているということです。本人やその家族に対して、不適切な言葉を選んで声かけをしてしまうと、不用意に心を傷つけてしまうこともあります。不用意な発言をしてしまったと自分自身も後悔することになるでしょう。状況にあった声かけは、危篤状態の方との最期の時間を有意義なものにしてくれます。

危篤になった方の家族は死に直面する心構えとその後の手続きや葬儀のための準備が必要です。しかし、いざ家族の死に直面するとなにからはじめてよいのか分からないこともあるでしょう。そのようなときは、専門家に相談するのがおすすめです。

小さなお葬式では、生前からの備えに関しての些細な疑問にも専門のスタッフが適切なアドバイスをしています。家族のもしものときにしっかりと備えるためにも、ぜひ、小さなお葬式にご相談ください。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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よくある質問

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