家族や勤務先の関係者などの誰かが危篤と連絡され、どうすればよいかわからない方もいるのではないでしょうか。このようなときは関係者に事態をメールで伝えるなど、冷静な行動が重要です。
そこでこの記事では、関係者が危篤になった場合に冷静に対処する方法が知りたい方のために、メールでほかの人に連絡する方法についてご紹介します。患者により対応方法も異なり、勤務先への報告も重要なので、状況別に正しいマナーを解説します。これを読めば万が一の事態に備えられるので、目を通してみましょう。
<この記事の要点>
・危篤のメールをもらったときの返信は短文にまとめ、親族に寄り添う言葉を添える
・家族が危篤の場合は直属の上司にメールで伝え、詳細は後から電話で説明する
・上司にまとまった期間の休暇になる可能性を伝える
こんな人におすすめ
危篤のメールへの返信方法が知りたい人
返信の文面の具体例が知りたい人
医師または親族から患者の危篤を知らせるメールを受けたときの返信方法をご紹介します。悲しみに暮れている人でも読みやすいようにまとめるなど、マナーが必要なので確かめておきましょう。
人の生死にかかわる事柄のため、マナーや心遣いに関しては最大限の配慮をしておくことが重要です。友人や仕事関係の人など身内以外の人物への対応法もご紹介します。
命の危機に瀕した患者の知らせを受けたら、返信は適切なマナーを守りながらも短文(多くても10行程度)でまとめましょう。
文面としては「今は○○さんと大切な時間を過ごしてください」と親族に寄り添う一言があるのが理想です。間違っても「頑張って」「しっかり」などの励ましや「ご愁傷様」ですなど死を断定する言葉は慎みましょう。
患者の親族は死のふちを迎えた人を前にして長文を読む余裕がないことが多いため、長すぎる文章も失礼にあたります。身内の心情に配慮してシンプルな内容に仕上げましょう。
友人から連絡を受けた場合はカジュアルな文面で返信してもよいですが、深刻な状況に配慮して敬語でも構いません。
「何か手伝えることがあったら伝えてください」や「今は○○さんにできることを精一杯してあげてください」など、友人が患者に寄り添いやすい状況を作ってあげることが大切です。
ここでも友人の心情に配慮して、返信はシンプルにまとめましょう。わからないことで友人から質問を返される場合も、なるべく一言や二言で答えてあげるのがよいでしょう。
上司や取引先の人たちなど、仕事関係の人にとっての親族が危篤になる例もあります。友人の場合以上に礼儀が求められるのがほとんどなので、必ず敬語を心がけてください。
「こちらのことは大丈夫ですので、今は○○さんと大切な時間をお過ごしください」というように、患者に寄り添いやすい安心させる文章が大切です。加えて、仕事面で問題がないことを伝達し、安心させてあげましょう。
もちろん仕事関係の人が身内の危篤や不幸などで会社に来られなくなり、仕事面で影響が出そうな場合は、勤務している人たちの協力を得ながらフォローをしてあげることも大切です。
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関係者が危篤だという連絡を受けた人への返信方法
身内の危篤などで会社に行けなくなりそうなときは、事前に緊急の連絡を要します。その場合も無断で会社を休むと事情を知らない相手の迷惑になるので、一報を入れるのがマナーです。
メール方法や電話で伝えるべき内容など、適切なマナーをご紹介します。少なくとも勤務先の直属の上司にはメールで伝えましょう。仕事の状況など詳細を求められた場合、勤務中など常識的な時間帯なら電話で伝えてもよいでしょう。
身内が危篤に瀕して仕事に行けない場合は、メールでその趣旨を上司に送りましょう。
勤務中などの常識的な時間帯であれば、電話で直接伝えても問題はありません。しかし危篤は患者にとって一刻を争う事態です。電話をしている余裕がないような場合もあるので、なるべくメールで素早く済ませましょう。
深夜や早朝に医師から連絡を受けた場合は直接の電話は相手に迷惑がかかるため、メールで伝えることをおすすめします。
仕事などの詳しい状況は電話の方が伝えやすいことが多いです。緊急連絡をメールで行い、後から電話で詳細説明をすると大切なことをすべて伝えられるでしょう。自身がいない間の仕事のフォローを提案し、軽く打ち合わせをすることも大切です。
ビジネスマンによっては電話をあまりしない人やメールを見ない人もいます。そのような場合は、電話をはじめとしたよく使う連絡手段でフォローするなど一定の気遣いをしましょう。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
医師やほかの親族などから患者が危篤であると知らされた場合でも冷静な対応が重要です。特に身内が危険状態になった場合、勤務先にはその理由で翌日以降は出勤できない可能性を知らせることが大切です。危篤者により対応の仕方が変わるのでチェックしてください。
適切なメールの例文も交えマナーを解説しますので、以下を参考に勤務先が安心できる状況を作りましょう。
まずは、自身の親が危篤になった場合のメール文例を紹介します。以下の文面を状況に応じて改変して利用しましょう。
○○部長様
○○部の○○です。
この時間帯の連絡を失礼いたします(深夜や早朝の場合)。
私事ですが、親の危篤という連絡を受けました。これから入院先へ向かうところです(ただいま入院先にいます)。
急で誠に申し訳ございませんが、数日休みをいただけますでしょうか。休暇が延びる場合は都度連絡いたします。
後ほど電話などで詳細報告をさせていただければと思います。休暇中は現在担当の業務は○○さんに引き継いでいただけるようお願いできますか。
必要であれば、以下の連絡先にお伝えいただくよう、よろしくお願いいたします。
(携帯電話番号もしくはメールアドレス)
基本的に勤務先への休暇連絡も、こちらの緊急事態を素早く伝えられるように10行前後でまとめるのがポイントです。両親は自身にとって最も身近なので、葬式の喪主になる、忌引き期間が出ることもあります。この時点で休暇が長引く可能性も伝えておいた方が勤務先も対応しやすいでしょう。
祖父母など直接の親でない親族が危篤になったケースでは、求められる内容が変わるので確かめておきましょう。
○○部長様
○○部の○○です。
この時間帯の連絡を失礼いたします(深夜や早朝の場合)。
私事ですが、(同居中である)祖父(祖母)が危篤というご連絡を受けました。付き添いのため明日の休暇をいただけますでしょうか。詳細は後ほど電話などでお知らせします。
緊急の連絡となり申し訳ございません。
必要であれば、以下の連絡先にお伝えいただくよう、よろしくお願いいたします。
(携帯電話番号もしくはメールアドレス)
祖父母の場合は、両親よりもシンプルな文面になります。両親より離れた関係なので忌引き日数が短いなどの違いもあります。勤務先への迷惑を最小限に抑えるためにも、同居の有無など祖父母との関係性を簡潔に示しながら自身の状況を知らせましょう。
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危篤と言われたらどうする?親族や会社への連絡方法を紹介
身内が危篤になった場合は、必要なことを確かめ、上司への連絡内容を整理しましょう。今回のような非常事態になると心の整理がつきづらいこともあります。それでも休暇や危篤が長引きそうなときなど、最低限の対応法を心得ておきましょう。
勤務先の上司へは、危篤になった患者への付き添いなどを理由に、大まかな休暇期間を正直に伝えましょう。申告時と前後する場合はその都度連絡を重ねるとよいです。危篤が長引く可能性も想定されるので、勤務先への連絡時はまとまった期間の休みになる可能性を正直に伝えておくと、相手側もフォローしやすくなります。
危篤の患者は臨終とは違い、峠を越えて状態が落ち着くなど回復傾向に向かう例もあります。その場合も臨機応変に新しい連絡内容を勤務先などに伝えましょう。
危篤状態は数時間以内に死亡宣告をされる例が多いですが、複数日にわたり長引くこともありケースバイケースです。生命に関わる状態が長引けば、親族の付き添いも長期化することが考えられます。状況に応じて都度上司に連絡を重ねることが重要です。
事前に休んでよい期間を聞き出し、それに合わせて患者周辺でも親族と交代で付き添える体制を作りましょう。勤務先、親族両方との意思疎通が大切です。
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身内が危篤という連絡を受けた場合は動揺してしまう人も多いでしょう。しかし冷静に必要な連絡を進めることも重要です。患者と特に親しい人や自身の勤務先などに配慮しつつ、シンプルな内容で必要なことを伝えましょう。
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危篤とわかったときどこまで連絡すればよい?
危篤とわかったときメールだけの報告でよい?
危篤とわかったときはメールせず電話だけでもよい?
危篤と聞いてお見舞い品はいるか?
メールで病状なども伝えた方がよい?
病院から危篤になったと言われたらどうすればよい?
遺言書には、誰の遺言かを明確にするために署名が必要です。ホゥ。