直葬と密葬の違いは?それぞれの葬儀に決める理由や流れとは
葬儀の準備

作成日:2019年12月19日  更新日:2021年07月13日

直葬と密葬の違いは?それぞれの葬儀に決める理由や流れとは

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シンプルな葬儀が普及するにつれて、「直葬」「密葬」という言葉を聞く機会が増えているかもしれません。とはいえ、直葬や密葬がどのような葬儀を指しているのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、直葬と密葬の違いについてご紹介します。この記事を読めば、直葬と密葬はそれぞれどのような葬儀なのか、どうして直葬や密葬を選ぶのか理解できるでしょう。シンプルな葬儀に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

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【もくじ】
直葬と密葬の違い
直葬のメリットデメリット
それぞれの葬儀を選ぶ理由は?
葬儀の主な流れ
密葬をするときの注意点
よくある質問
まとめ

直葬と密葬の違い

最初に直葬と密葬の違いについて見ていきます。シンプルに葬儀を済ませたい方や葬儀にかかるコストを抑えたいと考えている方にとっては魅力的な方法ですが、どちらも身内を中心とした少人数で行う葬儀なので混同されがちです。それぞれの特徴をしっかりと確認しましょう。

直葬とは

直葬とは、通夜式や告別式を省いて火葬のみを行う葬儀を指します。納棺後に行われる宗教的な儀式を省略し、直接出棺することから直葬と呼ばれています。

シンプルな葬儀として知られる家族葬よりもさらに簡略化されていて、身内だけで行うことが多いスタイルの葬儀です。納棺後にそのまま出棺して火葬場に運搬するとはいえ、墓地埋葬法3条の定めにより死後24時間は火葬できません。したがって、最低でも2日かかることを覚えておきましょう。

密葬とは

密葬とは、一般会葬者を招待せずに身内だけで執り行う葬儀のことです。政治家や歌手、会社の経営者のような関係者の多い方が亡くなった場合、たくさんの方の参列が予想されます。そのようなときは、本葬や社葬に先立って密葬を行うことがあります。

直葬とは異なり、通夜式や告別式といった宗教的儀式が行われるのが大きな違いといえるでしょう。また、直葬や家族葬は安く抑えられる場合がほとんどですが、密葬は後日本葬を行うので費用は高額になるのが一般的です。

直葬のメリットデメリット

シンプルでコストも抑えられる直葬ですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここでは、直葬のメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。あとで後悔しないためにも、特徴をしっかりと理解した上で直葬を執り行いましょう。

直葬のメリット

直葬の最大のメリットはコストを削減できることです。葬儀にともなう宗教儀式を行わないので、斎場の利用費や寺院へのお布施、教会への献金がかかりません。葬儀にコストをかけたくない方におすすめの方法といえるでしょう。

また、身内やごく親しい方しか参列しないため、一般的な葬儀とは違い香典返しや会食といった参列者への対応が不要なのも大きなメリットです。

直葬のデメリット

寺院や教会のような宗教団体が管理している墓地や納骨堂への埋葬を希望している場合、埋葬を断られる場合があります。直葬という方法は、宗教儀式を軽視しているように思われるためです。

また、一般的な葬儀とは異なるので、身内から理解してもらえない可能性があります。直葬を行った後にトラブルにならないためにも、あらかじめしっかりと話し合うことが大切といえるでしょう。

さらに、故人の関係者で参列を望んでいる方がいた場合、どのように対処すればいいかを考えておく必要があります。このようなデメリットも存在しているため、安易に直葬を選ぶのではなく、十分に考えた上で納得のいく葬儀を執り行いましょう

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それぞれの葬儀を選ぶ理由は?

実際にシンプルな葬儀をした方が、どうして直葬や密葬を選んだのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは、直葬や密葬を選んだ理由についてご紹介します。シンプルな葬儀でいいのか、葬儀に対する自分の考え方が合っているのかと悩んでいる方は要チェックです。

直葬を選ぶ理由

直葬を選ぶ理由として多くの方が挙げるのはコストの削減です。一般的な葬儀を行うと高額になりますが、直葬の費用は20万円~30万円程度なので、葬儀にあまりお金をかけたくないという方が直葬を選んでいます。

ほかにも、身内だけで静かに葬儀を行いたい、無宗教だから葬儀にこだわりがないといったことも直葬を選ぶ理由のようです。核家族化や高齢化、近隣住民との関係が希薄になっていることにより葬儀に呼びたい人間があまりいない方もシンプルな葬儀には向いています。

宗教的な儀式にこだわらず、できる限り葬儀にかかるコストを削減したいと考えている方にとっては、直葬は魅力的な選択肢のひとつといえるかもしれません。

密葬を選ぶ理由

故人が政治家や歌手のような有名人や会社経営者だった場合、身内だけで静かにお別れをするために執り行うのが密葬です。

故人の社会的地位が高く、多くの業績を残していると、たくさんの方が葬儀に参列すると予想されます。そのようなとき、本葬とは別に静かにお別れをしたいと考える方もいるでしょう。つまり、参列者が多いというのが密葬を選ぶ大きな理由のひとつです。

密葬の後には本葬と呼ばれる大規模な葬儀が行われ、身内以外の一般会葬者が参列します。宗教儀式から火葬までは密葬で行うので、本葬は宗教的な形式にとらわれず、自由葬のような形の葬儀になります。

葬儀の主な流れ

直葬や密葬は一般的な葬儀とは異なるため、葬儀の流れも違います。いざ葬儀を行うときに悩まないためにも、基本的な流れを押さえておくとよいでしょう。ここでは、直葬と密葬の流れについて詳しくご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

直葬を執り行う場合の流れ

直葬の流れについて見ていきましょう。故人の死亡確認が行われ、死亡診断書が発行されたら、まずは葬儀社に連絡します。墓地埋葬法に従って最低24時間は遺体を安置する必要があるため、葬儀社と安置場所について打ち合わせします。自宅にスペースがあれば問題ありませんが、なければ葬儀社の霊安室に安置しましょう。

安置期間が過ぎたら、役所に死亡届を提出して火葬許可証を発行してもらいます。火葬許可証がないと火葬できません。その後、納棺、出棺、火葬と続きます。火葬が終わったら骨上げを行い、骨壷に納めたら直葬は完了です。墓地や納骨堂に納骨する場合、基本的には後日行います。

密葬を執り行う場合の流れ

密葬の場合も直葬と同様に、死亡確認が完了したら最低24時間は遺体を安置しなければなりません。死亡確認が行われた段階で葬儀社に連絡し、今後について打ち合わせを行いましょう。

安置から死亡届の提出、火葬許可証の受け取りまでの流れは直葬と同じです。火葬許可証が発行されたら納棺を行い、通夜式や告別式、出棺、火葬、骨上げの順に進みます。宗教儀式が行われる場合は最低でも3日ほどかかると覚えておきましょう。

また、密葬を直葬で行う場合、通夜式と告別式が省略されるので2日程度に短縮されます。本葬については別途葬儀社と打ち合わせを行い、日程や会場、内容を調節しましょう。

密葬をするときの注意点

密葬を執り行うときには、一般的な葬儀とは異なる注意点があります。必要な注意や周囲への配慮を忘れると予期せぬトラブルにつながるので、十分に注意しましょう。ここでは、どのようなことに注意すればよいか見ていきます。

葬儀の情報は漏らさない

密葬とはごく親しい身内だけで行う葬儀です。身内以外の人間や呼ぶ予定がない方が参列するのを防ぐためにも情報漏えいには十分に注意しましょう。

招待しない方には密葬を行うことを伝えないのはもちろん、招待した方にも他人に情報を漏らさないようお願いしておくといいでしょう。また、本葬を別日に行う場合でも、本葬の日程と会場、内容のみを伝えるようにして、密葬に関しては伝えるべきでない方には伝わらないように配慮することが大切です。

密葬であることの了解を得ておく

葬儀に招待する方や故人の親族には、密葬で葬儀を執り行うことについて了解を得ておきましょう。同時に、ごく少数の身内や親しい方のみが参列すること、情報漏えいには十分注意して欲しいことをしっかりと伝えることをおすすめします。

あらかじめ密葬だと伝えておけば、親族間での予期せぬトラブルを防げるでしょう。密葬について理解していない方にはどのような葬儀か説明すれば、より安心できます。

ご遺体の安置場所にも注意が必要

密葬を行う場合、死亡したという事実自体を知られないよう注意しなければなりません。自宅に遺体を安置すると近所の方に知られてしまう恐れがあるため、可能であれば葬儀社の霊安室に安置するのをおすすめします。

ただし、遺体を搬送して安置する際にも十分な注意が必要です。葬儀社にも周囲に知られないように配慮して欲しいと伝えておくといいでしょう。

よくある質問

Q:密葬を知らせるときの注意点は?

A:密葬はごく親しい人間だけで周囲に知られないように行う葬儀なので、招待するときにも注意が必要です。

情報漏えいを防ぐためにも、参列してもらう方だけに直接伝えるようにします。また、密葬で行うので他人に口外しないで欲しいと念押ししましょう。会社に連絡する際には密葬であることを明確に伝え、弔問および香典は不要であることも伝えるとよいでしょう。


Q:招待されていない場合、密葬は参列してはいけない?

A:招待されていない方が何らかの理由で密葬が行われることを知ってしまう場合があるかもしれません。親しい間柄なら弔問に訪れたいと考えるかもしれませんが、密葬の場合は招待されていなければ参列しないのがマナーです。

遺族には密葬を行う理由や事情があることを理解し、遺族の意志を尊重しましょう。もちろん、他人に密葬の情報を漏らすことも慎まなければなりません。


Q:直葬や密葬のときの服装は?

A:直葬や密葬の場合でも、参列するときの服装は一般的な葬儀と同じで構いません。喪服を着用して参列するのが望ましいでしょう。

シンプルな葬儀では「平服でお越しください」と案内されることがありますが、そのようなときには略喪服をおすすめします。男性は黒のスーツに白のワイシャツ、黒ネクタイ、女性は黒のワンピースやスーツが無難です。 

▶参考:直葬での服装は?平服と言われたときの理想の格好やNGな格好も紹介


Q:直葬は納骨が断られるって本当?

A:直葬のあとに寺院や教会といった宗教施設が管理する墓地や納骨堂へ納骨しようとすると断られる場合があります。宗教施設は宗教儀式を大切にしているため、それを行わない直葬を快く思わない方もいます。

どうしても直葬で弔いたいときには、事前に菩提寺に相談しましょう。また、宗教施設が関わっていない公営墓地や民営の墓地であれば断られることはありません。菩提寺のない方はそのような墓地を探すのがおすすめです。 

▶参考:直葬で納骨が断られる可能性がある!断られたときの対処法は?


Q:家族葬とは何?

A:家族葬とは、家族や親族、親しかった知人や友人を呼んで執り行われる小規模な葬儀を指します。直葬と混同されることもありますが、家族葬では一般的な葬儀と同じように通夜式や告別式が行われるのが大きな違いです。

葬儀にコストはかけたくないものの、宗教儀式はきちんと行いたい方や家族のみで静かにお別れしたい方に選ばれています。


Q:直葬をする人はどれくらいいるの?

A:数はまだ少ないものの、故人の意思や経済的な理由で直葬を選ばれる方もいます。シンプルな葬儀を行いたいと考えている方は直葬を選択するのもひとつの方法です。

ただし、直葬は一般的な葬儀とは異なるため、トラブルになりやすいのがデメリットといえるでしょう。事前に親族や周囲に説明して理解を得ることが大切です。 

▶参考:直葬(火葬式)の割合は?直葬が選ばれている理由


まとめ

ここまで、新しい葬儀の形である直葬と密葬の違いについて詳しくご紹介しました。直葬は宗教儀式を省いて火葬のみを行うシンプルな葬儀、密葬は多くの参列者が予想される場合に本葬に先立って行われる小規模な葬儀であることが理解できたでしょうか。

直葬はデメリットをきちんと理解すれば、シンプルに葬儀を済ませたい方にぴったりの方法です。とはいえ、一般的な葬儀がいいのか、それとも直葬でシンプルに済ませたほうがいいのか判断に迷っている方がいるかもしれません。

葬儀のスタイルについて迷っている方はぜひ小さなお葬式にご相談ください。葬儀に対する考え方や希望に寄り添って最適なスタイルの葬儀をご提案します。

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