近年では、終活をすることは珍しいことではなくなり、ごく一般的なことになってきました。その終活の一環で行われるのが、自分の家族や友人などに伝えたいことをまとめる「エンディングノート」の作成です。しかし、エンディングノートはどこで手に入るのか、何を書けばよいのかが分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、エンディングノートを無料でダウンロードできるページや、何を書けばよいのかなどを解説していきます。把握すれば、より充実した終活ができるでしょう。
<この記事の要点>
・無料でダウンロードできるものとして、東京都府中市や大阪府堺市などのエンディングノートがある
・エンディングノートにはWebサイトのパスワードなどの個人情報を忘れずに書く
・エンディングノート作成後は、存在や置き場所を家族に知らせておくことがポイント
こんな人におすすめ
エンディングノートを探している方
エンディングノートの書き方を知りたい方
終活を始めようと考えている方
エンディングノートは本屋などでも販売されていますが、ダウンロードをすれば無料で手に入ります。市販のものを購入した場合、途中で作成が面倒になってしまったり、作成を大きく失敗したりしたときなどにお金が無駄になってしまいます。
しかし、無料のダウンロードであれば、失敗や飽きなども気にすることなく、気軽に作成可能です。では、どのようなエンディングノートがダウンロードできるのか、詳しく見ていきましょう。
「私の自分史」と「私の記録」の2部構成で作成できるのが特徴です。私の自分史では、誕生から学生時代、社会人、現在に至るまでを詳細に書き留められます。
私の記録では、「延命措置をするか」「葬儀の大きさ」などの希望を細かく記載でき、もしものときに家族へ伝えたいことを書き込めます。もしものとき、残された家族は故人の生前の詳細な意思を確認できます。
東京都府中市のホームページでは、「わたしの生き方整理帳」としてエンディングノートのダウンロードが可能です。誕生からの思い出、家族や親族の氏名住所、認知症や寝たきりで介護が必要となった際の対応方法などを書き留められます。
チェックを付けて意思表示をする項目が多いため、すべてを記入するのにあまり手間がかからないのがポイントです。
ほかのエンディングノートと同様に、自分のプロフィールや生い立ち、介護時や葬儀について書き留めます。「大切な人へのメッセージ」を書くスペースが大きく取られているため、大切な人へのあふれる思いを十分に伝えられるでしょう。
エンディングノートとはいっても、随所にイラストがありポップな雰囲気です。ネガティブになるのではなく、ポジティブな雰囲気で作成できます。
日刊葬儀新聞社でダウンロードできるエンディングノートは、項目がシンプルなのが大きな特徴です。シンプルな構成であるため、家族や友人が読みやすいエンディングノートを作れます。20代~60代まで、思い出を書き留められるスペースが十分に用意されています。
年代の前半と後半に分けて多くの思い出を書けるので、自分の生涯をメインに書き留めたい方におすすめです。
イラストがなく、シンプルな構成のエンディングノートです。法律の専門家がいる総合法務行政書士事務所が作成したエンディングノートであるため、法律に関しての記載が充実しています。遺言書や財産の種類など、法律に関連する事柄に対しては詳細の記載が可能です。さらに、後見制度についても詳細が記載されており、家族が見た際に分かりやすいのがメリットです。
インターネットサイトからダウンロードするもの以外にも、無料で利用できるエンディングノートがあります。ここでご紹介するのは、「無料アプリのエンディングノート」と「葬儀社のエンディングノート」の2種類です。特に、無料のアプリは、スマートフォンがあれば誰でも手軽に作成できる魅力があります。では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
スマートフォンがあれば、エンディングノートのアプリが無料で手に入ります。スマホアプリのよい点は、いつどこでも書き留められることです。出先で書きたい内容が思い浮かんだ場合、忘れないうちに書き留められます。
他人がいじれないように画面をロックする設定をできるものや亡くなった後の閲覧制限をかけられるものもあります。手軽に作成できるので、スマートフォンをお持ちの方は、ぜひチェレンジしてみましょう。
エンディングノートを手に入れた後、「どのように書けばよいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。エンディングノートには、「これだけは書いておきたい」というポイントがあります。ここでは、代表的な書いておきたいポイントを確認していきましょう。
エンディングノートにおいて、確実に書く必要があるのが「自分について」です。これまでの人生や思い出などを書き留めることで、家族や友人によりいっそう人となりを把握してもらえます。
忘れてはいけないのが、本籍地やWebサイトのパスワードなどの個人情報です。パスワードは、何かしらの処理を家族がしようと思った場合に必要になります。残された家族のことを考えながら書き留めましょう。
自分のことだけでなく、友人やペットについても記載をしましょう。仲のよい友人の連絡先が分かれば、もしものときに連絡をしやすくなります。ペットについての記載も重要です。現在では、ペットも家族の一員として考えている方が多くいます。大切な家族であるので、ペットの世話を引き継いでもらう人について、しっかりと記載しておきましょう。
自分の希望する葬儀やお墓にしてもらうために、希望をエンディングノートに書き留めることが重要です。現在では、葬儀やお墓は多様性を増しています。
家族や親族、ごく親しい友人だけで行う家族葬や直葬などがあり、故人の希望に沿って葬儀が執り行われます。お墓に関しても、自分の好きな趣味や食べ物をかたどったお墓もあります。葬儀の内容に希望があれば、家族に知ってもらうためにも書き留めておきましょう。
遺品について記載しておくことで、残された家族の遺品整理の負担が減ります。故人が残した遺品の場所を記載しておけば、遺品整理で探す手間が省けるでしょう。また、どのように遺品の形見分けをするかについても記載することで、故人が望むかたちで遺品の分配が可能です。
遺品についての記載があることで、残された家族は気持ちにわだかまりがなく遺品整理ができます。
エンディングノートは、基本的に自分の書きたいことを自由に書けます。しかし、注意しなければいけないことが3点あります。注意点は、「置き場所を共有する」「法的拘束力はない」「中傷は避ける」の3点です。注意点を守らないと、せっかく作ったエンディングノートが無意義なものとなりかねません。しっかり把握しておきましょう。
エンディングノートを作成したら、存在や置き場所を家族に知らせておくことがポイントです。知らせておかなかった場合、家族がエンディングノートを見つけられないかもしれません。
そうすると、介護、葬儀、お墓などについて希望があったにも関わらず、本人の意向がまったく反映されない可能性があります。また、遺品の場所やwebサイトのパスワードが分からず、家族が苦労してしまいます。しっかりと家族と保管場所の共有をしておきましょう。
エンディングノートを作成する際に確実に把握しておきたいことが、「エンディングノートに法的拘束力はない」ということです。遺産の分配について記載したとしても、遺言書の内容のみが法的拘束力をもちます。遺言書がなく、エンディングノートのみに遺産分配についての記載があったとしても、その内容どおりに分配がされるとは限りません。
基本的には好きなことを自由に記載して構いませんが、特定の人物への中傷は避けましょう。中傷があると、相続の際にトラブルの原因となることがあります。
エンディングノートは、自分のことや人生、希望などをポジティブに記載するノートです。ネガティブな内容を記載すると、残された家族に迷惑をかけてしまいます。家族の幸せを願って作成しましょう。
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終活の一般化にともない、エンディングノートの作成も特別なものではなくなってきました。 人となりをさらに知ったり、家族に伝えたいことを把握したりするのには、重要なアイテムです。無料でダウンロードできるものもあり、お金をかけずに気軽に作れます。
葬儀のことで何か不安がありましたら、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
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