無宗教の葬儀や四十九日の形と無宗教葬儀のメリット・デメリット

無宗教の葬儀や四十九日の形と無宗教葬儀のメリット・デメリット

無宗教の葬儀に興味があるけれど、具体的に何ができるのかわからないという方もいるのではないでしょうか。無宗教の葬儀はできることの幅が広い分、決めることも多く、どのような準備すればいいのか悩む方が多いかもしれません。

そこでこの記事では、無宗教の葬儀や四十九日の形、無宗教葬儀のメリットやデメリットについてご紹介します。記事を読めば、無宗教の葬儀の手配方法や注意すべき点がわかり、トラブルなく準備を進められるでしょう。

こんな人におすすめ

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無宗教の葬儀ではどのようなことができる?実例5つを紹介

無宗教の葬儀の場合、故人の趣味に合わせて葬儀の内容を自由に変えられます。音楽や食事、映像で演出するのはもちろん、通夜と葬儀をせずにお別れ会を行うという形を選ぶことも可能です。ここでは、5つの実例を挙げながら無宗教の葬儀でできることをご紹介します。

ほとんど仏教と変わらない通夜・葬儀のある無宗教の葬儀

無宗教の場合でも、仏教とほとんど変わらない通夜や葬儀を行うことがあります。たとえば、通夜や葬儀は行うものの、お経を読み上げないといった事例が挙げられます。僧侶を呼ばなくても葬儀ができるので、お布施の費用がかからずに済みます。

一方、音楽葬のような自由な葬儀の中で、読経のみを依頼するという形式もあります。仏教の作法を意識しつつ、一部のこだわりに関しては自由にできることがメリットです。

故人が好きだった音楽をふんだんに取り入れた音楽葬

故人が好きな歌や、仕事などで関わりのあった曲でお別れをするのが音楽葬です。仏教の葬儀の流れにとらわれずに、故人にゆかりのある音楽をBGMとして自由に流せます。故人が好きだった歌やイメージに合わせた曲を流しますが、故人に関わる方たちが生演奏を行う場合もあります。

葬儀の一例を挙げると、開式の辞から始まり、黙祷、献奏、献花、弔辞や贈る言葉、喪主の挨拶、閉式の辞、出棺と続きます。音楽のほかに故人の略歴を紹介する映像を流したいといった希望があれば、葬儀社に相談しましょう。

故人の好きな食べ物・飲み物で偲ぶ、食事会をメインにした葬儀

故人が好きだった食べ物や飲み物を楽しむ食事会をメインにした葬儀もあります。仏教とほとんど変わらない葬儀のあとに会食を行う場合もあれば、レストランを会場にして「故人を偲ぶ会」を開く場合もあるようです。

具体的な事例をご紹介しましょう。まずは参列者や親しい方たちによる写真撮影を行い、開式の辞、黙祷、弔辞、弔電の紹介、献花、閉式の辞、出棺と仏教の作法に沿った葬儀のあと、会食を行います。会食は、御膳、ビュッフェどちらの形式でもかまいませんが、遺族や親族といった主催者が接待するのが一般的です。

祭壇を豪華に、美しく飾りつける華やかな無宗教の葬儀

無宗教の葬儀であれば宗教や宗派の禁忌に左右されず、祭壇を自由に美しく飾れます。たとえば、日蓮正宗では華美な装飾を嫌うため、樒(しきみ)と呼ばれる植物以外で装飾ができません。また、仏教全般においても、トゲのある植物を飾ることや殺生を連想させる肉や魚をお供えすることが禁止されています。

無宗教の葬儀を行う場合、これらの制約を受けることなく、自由に飾り付けできます。故人が好きだった花を飾ったり、好きな食べ物をお供えしたりすることが可能です。

映像や写真、思い出の品を紹介する無宗教の葬儀

無宗教の葬儀では、故人に関する映像や写真、思い出の品を紹介できます。たとえば、故人が作家なら出版した本を飾ります。陶芸が趣味であれば、作品の展覧会を開催してもよいでしょう。

また、故人に関する写真や映像を流す場合、内容について特に決まりごとはありませんが、故人の略歴や思い出を紹介することが多いようです。映像や写真、思い出の品を見れば、参列者の方と思い出話に花が咲くでしょう。

無宗教の葬儀・四十九日を行うメリットとデメリット

無宗教の葬儀や四十九日にはメリットだけではなく、デメリットもあります。メリットとデメリットの両方を正しく把握していないと、思わぬトラブルにつながるかもしれません。ここでは、無宗教の葬儀や四十九日を行うメリットとデメリットについてご紹介します。

無宗教の葬儀・四十九日を行うメリット

費用面

無宗教の葬儀を行うメリットのひとつは、葬儀や四十九日といった法要を必ずしも必要としないため、コストを抑えられることです。ただし、葬儀の内容に凝ると通常の葬儀よりも費用が高くなることがあります。しっかりと内容を検討して予算内に収めるようにしましょう。

故人らしさを追求できる

もうひとつのメリットは、故人らしさを追求できる点です。宗教上の作法やマナーにとらわれずに済むため、故人のこだわりや希望を反映した葬儀が行えます。

無宗教の葬儀・四十九日を行うデメリット

宗教を持つ人からの理解が進んでいない

無宗教の葬儀を行うデメリットは、宗教を持つ方からの理解が進んでいないことです。参列者や親族の中に無宗教に反発を覚える方がいた場合、予測外のトラブルを招く恐れがあります。

事前に準備をしていないと思うようにいかない

無宗教の葬儀には仏教の葬儀のような決まりがありません。そのため、必要な準備がほかの葬儀とは大きく異なります。葬儀を行う方が「どのような葬儀にしたいのか」という具体的なイメージを固めてプロデュースしなければ、満足のいく葬儀はできないでしょう。

無宗教の葬儀がおすすめなのはどのような人

無宗教の葬儀について実際の事例やメリット・デメリットを見てきましたが、具体的にどのような人に向いているのでしょうか。ここでは、おすすめできるタイプを2つご紹介します。自分が無宗教の葬儀に向いているかどうか判断してみてください。

これまで宗教について深く考えてこなかった人

無宗教の葬儀がおすすめできるのは、宗教について深く考えてこなかった人です。このような方は宗教や宗派に応じた葬儀の手順やマナーを知らないことが多く、自分の葬儀を宗教の作法に則って行うことに違和感があるかもしれません。

無宗教の葬儀であれば、宗教上のタブーを気にする必要もないので、気持ちが楽でしょう。ただし、親族に信仰する宗教がある方がいる場合、その方に配慮なく行うとトラブルになる恐れがあるため注意が必要です。

趣味や仕事などひとつのことに打ち込んできた人

趣味や仕事などに打ち込んできたタイプの方にも無宗教の葬儀はおすすめです。趣味や仕事に人生をかけてきた方なら、生前の作品や成果が数多く残っているでしょう。そういったものを葬儀に盛り込むことで自分らしい葬儀ができます。

音楽や映像、作品を自由に展示すれば、故人との思い出に浸って参列者と語り合いながら送り出せるでしょう。

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まとめ

今回は、無宗教の葬儀の事例やメリットとデメリットについてご紹介しました。

無宗教の葬儀は宗教上のしきたりにとらわれずに、自分らしい葬儀ができます。ただし、まだまだ馴染みがなく、葬儀社によっては対応できなかったり慣れていなかったりする場合もあります。

小さなお葬式」では、無宗教の葬儀に対応できるスタッフが相談を受け付けています。無宗教の葬儀の手配や段取りでわからないことがあれば、ぜひご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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