授戒と引導が中心の葬儀
臨済宗と曹洞宗は儀礼の細部に違いがありますが、どちらも授戒と引導が中心と考えられています。
※一部の離島を除きます
「禅宗(臨済宗/曹洞宗)」の葬儀の特徴
禅宗の葬儀では、故人さまに戎を授け正式の仏弟子にするための「授戒」と、仏の世界に導き入れる「引導」に中心が置かれています。禅宗の葬儀は行と徳を積んで深い境地に達した僧「尊宿」の葬儀法と、修行中に亡くなり尊宿までに至らなかった「亡僧」の葬儀法の2種に分けられ、在家は後者の葬儀法に準じています。臨済宗と曹洞宗は儀礼の細部に違いがあり、地方ごとの習俗でも違ってきます。
- 「禅宗」仏壇の掛け軸
- 左から 常済大師、釈迦如来、承陽大師
「小さなお葬式」の仏教葬儀プラン
プラン名 | セット価格 | 葬儀の日数 | 葬儀の流れ | |
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仏具を省き費用を最小限に | 79,000円税抜 税込86,900円(火葬料金別) |
1日間 (出棺まで) | ||
式をせず少人数で | 159,000円税抜 税込174,900円(火葬料金別) |
1日間 (出棺まで) | ||
告別式のみを一日で | 299,000円税抜 税込328,900円(火葬料金別) |
1日間 (告別式のみ) | ||
通夜・告別式を少人数で | 399,000円税抜 税込438,900円(火葬料金別) |
2日間 (通夜・告別式) | ||
一般的な葬儀を低価格で | 599,000円税抜 税込658,900円(火葬料金別) |
2日間 (通夜・告別式) |
一部式場ではプラン料金以外に式場利用料等が発生します。
- ※各プラン表示価格は資料請求割引価格です。
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「禅宗(臨済宗/曹洞宗)」の特徴
禅宗といえば、すぐに「座禅」を思い浮かべるほど、日本で定着しています。
禅宗には大きく臨済宗と曹洞宗の二大宗派があり、座禅で悟りを開くことと、師から弟子へと教えが伝わることを重要視している点は共通しています。
異なる点は「座禅」の仕方が違います。
臨済宗
臨済宗の教えは、人間が生まれながらに、誰もが供えている尊厳で純粋な人間性を自ら悟ることによって、仏と寸分も違わぬ人間の尊さを把握するところにあります。
臨済宗の禅は、「看話禅」(かんなぜん)と呼ばれ、師匠が「公案」という問題を出します。弟子はこれを頭だけで理論的に考えるのではなく、身体全体で、理論を越えたところに答えを見いだします。
そして、この結果を検証するのが参禅です。師匠と二人きりで対面した弟子が、見解を提示し、これを師匠が確かめるのです。
そうして弟子は身体全体で取り組み、悟りを開くというものです。建長寺と円覚寺は現在に至るまで、禅の道場として有名です。
臨済宗は師から弟子へと伝えていくことを重んじますので、それぞれの寺院が独自の流派をもっています。
妙心寺(京都市)、建長寺(鎌倉市)、円覚寺(鎌倉市)、南禅寺(京都市)などが臨済宗として有名な寺院です。
本尊は釈迦如来です。
特定の経典は定めていませんが、教化には金剛般若経、観音経、般若心経、大悲呪、座禅和讃などを用いています。「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と唱えます。
曹洞宗
臨済宗と同じ禅宗でも違いは座禅の仕方ですが、曹洞宗では壁に向かって座って座禅をします。
「黙照禅(もくしょうぜん)」といって、余念を交えずただひたすら座禅に徹することをそのまま悟りとする教えです。
坐禅の実践によって得る身と心のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。
そして坐禅の精神による行住坐臥(ぎょうじゅうざが)(「行」とは歩くこと、「住」とはとどまること、「坐」とは坐ること、「臥」とは寝ることで、生活すべてを指します。)の生活に安住し、
お互いに安らかで穏やかな日々を送ることに、人間として生まれてきたこの世に価値を見いだしていこうというのです。
この教えを広めたのが高祖・承陽大師道元です。
現在、日本最大の寺院数を誇る巨大教団で、本山は永平寺と総持寺(横浜市)です。
本尊は釈迦如来です。
経典として用いるのは、法華経、金剛経、般若心経などと、道元が著した正法眼蔵です。
「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と唱えます。
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