人が亡くなると、火葬をして、お骨をお墓に納めるのが常識…
でも、これって日本だけの風習だそうだ。
生まれてこの方、火葬のお葬式しか知らないけど日本がむしろ珍しいの!?
世界の葬儀の傾向を調査してみた。
<この記事の要点>
・日本では、人が亡くなると一般的に火葬が行われる
・中国と韓国は儒教の影響で土葬が主流だったが、近年は火葬も増えており、比率はほぼ半々
・アメリカやヨーロッパは、宗教的な背景から土葬が主流
こんな人におすすめ
火葬以外の葬送方法について知りたい方
世界の葬儀の傾向を知りたい方
海外の葬送方法に対する考え方について知りたい方
まず日本と隣り合った中国や韓国はどうなっているのか。
中国や韓国は、葬儀に関して、儒教の2つの考え方が影響しているそうだ。
一つは親に従い、孝行するという儒教の「孝」という考え方。
もう一つは、儒教の死後は魂が二つに分かれ、
ひとつは天に、ひとつは地に還るという考え方。
この二つの考え方からすると、火葬というのは親の体を焼いて破壊し、
魂の還る場所をなくしてしまう重大な親不孝になってしまう。
そのため、中国や韓国では土葬が主流だった。
ただ、人口の多い中国と国土の狭い韓国。どちらの国も、
多種多様な考え方が広がり始め、若者中心に儒教の教えが薄らいできているようで、
じわじわと火葬が増えてきているそうだ…。
そのため、現在では中国は全体の約67%が火葬、
韓国の火葬は49%と、火葬と土葬の比率はおよそ半分となっている。
では欧米諸国ではどうなのか、
アメリカやヨーロッパの主流は火葬ではなく土葬である。
その理由として、欧米ではキリスト教徒が多く、死後の復活が信じられている。
「遺体を焼く=復活できない」という考え方がある為、土葬が主流となっている。
フランスでは 特に伝統的なカトリックの信者が多く、
遺体を焼くことに抵抗がある人が多いため、火葬率は30%と低い水準である。
ただ、キリスト教徒の多い国は一律に土葬が主流かというと、
イギリスは異例で火葬率が73%と高い。
合理的と言われるプロテスタントが多い為、考え方もややドライ。
そんな考え方が影響して火葬が受け入れられたのかとも考えられるが、
実は土地不足の問題が多分に影響しているようだ。
その証拠にアメリカもプロテスタントの多い国だが、
広い土地があるため、火葬率は40%とイギリスと比較すると低い水準である。
キリスト教徒にとっての火葬は、やむにやまれずといったところなのだろう…。
小さなお葬式で葬儀場をさがす
「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。
喪主を務めるのが初めてという方に役立つ情報が満載です。いざというときの事前準備にぜひご活用ください。
\こんな内容が丸わかり/
・病院から危篤の連絡がきたときの対応方法
・親族が亡くなったときにやるべきこと
・葬儀でのあいさつ文例など
「小さなお葬式」では、お電話・WEBから資料請求をいただくことで、葬儀を割引価格で行うことができます。お客様に、安価ながらも満足できるお葬式を心を込めてお届けいたします。
小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上※の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。※2024年4月 自社調べ
こうした世界の葬儀と日本の葬儀を見比べて見ると、
他国で火葬率が50%を下回る国が多い中、日本の火葬率は99.9%。
なんと日本は世界一の“火葬先進国”なのだ!
しかし、そんな日本も、火葬が普及してから70年程度しか経っておらず、
特に明治時代までは、日本の火葬率は10%にも満たなかったというのだ。
戦後、日本がどんどん発展していく中で、少ない土地を有効利用でき、
衛生面でも安心な火葬が広まっていったのだそうだ。
日本からすると土地問題も、衛生面の問題も解消できる合理的な火葬。
浅い歴史ではあるものの、いまの日本で
火葬にそれほど疑問を覚えている人はいないのではないだろうか…。
しかし、世界に目をやると、
「遺体を焼いてしまうなんて、とんでもない!」という反応が主流のようだ。
人口は増えてくが、地球の土地は有限。
わずか70年で火葬が主流になった日本のように、100年後には世界も日本も、
葬儀の当たり前が大きく変わっているかもしれない。
<データ出典元>:「ファロス」2011年冬号、イギリス火葬教会発行
お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
四十九日法要は、故人が亡くなってから48日目に執り行います。ホゥ。