葬式の遺影写真3つのポイントと知っておきたい葬儀中の撮影マナー

葬式の遺影写真3つのポイントと知っておきたい葬儀中の撮影マナー

葬式の遺影写真を準備する際、故人の写真はどのようなものがふさわしいのか、サイズはどれくらいなのかなど分からないことが多いものです。

遺影はお通夜から葬儀、その後の法要の際にも長く使用するものなので、故人の遺志や遺族の想いを込めて選びましょう。今回は遺影写真の選び方のポイントや生前撮影の方法と、葬式の際の写真撮影について解説します。葬儀全体の流れについても、あわせて理解を深めておきましょう。

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こんな人におすすめ

遺影写真の選び方を知りたい方

遺影写真の適切な大きさを知りたい方

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遺影写真は故人の最後の記録

遺影写真とは、故人を偲び、お通夜や葬儀の際に祭壇などに飾る写真のことを指し、葬式から法要まで長く大切に使うものです。

一般的には、祭壇などに飾る大きい遺影と、仏壇などに飾る小さい遺影の両方を用意します。一連の葬式を終えたのち、遺影は後飾り壇(火葬後に遺骨を安置しておく2段から3段ほどの壇)や仏壇の近くに飾り、引き続き故人の冥福を祈ります。

遺影写真の選び方のポイント

遺影写真は、家族がよいと思った写真ならどのようなものでも構いません。スナップ写真や証明写真だけでなく、複数名と撮った写真から選ぶことも可能です。しかし、たくさんある写真の中から何を基準に選べばよいか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで、まずは遺影写真の選び方のポイントについて解説します。

可能な限り新しい写真を選ぶ

弔問客にも見せる故人の生きた証となるため、遺影写真はできる限り新しい写真を選びます。長く入院していたなどの事情があり、最近の写真がない場合は、元気だった頃の写真や若い頃の写真を選んでも構いません。

データから遺影写真に加工することも可能なので、スマートフォンなどに遺影にふさわしい最近の写真がある場合は、一度葬儀社に確認してみましょう。

故人らしい写真を選ぶ

従来の遺影写真は真顔で和装のものが一般的でした。しかし近年では故人の自然な表情を写した遺影も多く見られます。

遺影写真は葬式の際だけでなく、仏壇に手を合わせるときや法要の際など、折に触れて目にするものです。故人の人柄がわかる「故人らしさ」のある写真を選ぶとよいでしょう。

一般的には遺影写真は正面を向いた写真を選ぶことが多く、その場合は故人の顔を真正面からしっかり見てお別れができます。しかし、故人らしさを尊重した写真であれば、どのような角度で写したものでも遺影として使用可能です。

たとえば、旅行が好きな方なら旅先での1枚を選ぶのもよいでしょう。また趣味に興じているところを撮影した1枚でも、故人らしさのあふれるすてきな遺影写真になるのではないでしょうか。

通夜までに選ぶ

遺影写真を最初に使用するのはお通夜の際です。遺影作成にかかる時間は依頼する葬儀社によって変わりますが、早ければ数時間程度で仕立ててくれることもあります。

とはいえ、亡くなってからはできるだけ早急に写真を選ばなければなりません。家族や友人たちと幸せなひとときを過ごした時の写真は、普段から思い出としてたくさん残しておくとよいでしょう。

遺影写真の適切なサイズは?

遺影写真のサイズにきまりはないため、遺族が自由に選択できますが、一般的に選ばれる写真の大きさは「祭壇用」と「焼香用」の2種類です。

・祭壇用(出棺時は遺族が胸に抱く)
四切サイズ:25.4×30.5cm またはA4サイズ:21.0×29.7cm
・焼香用(自宅の仏壇用)
L判サイズ:8.9×12.7cm または小キャビネサイズ:12×16.5cm

遺影写真を自分で用意する場合

近年、自分の人生の幕引きを前向きに準備する終活に取り組む方が増えました。そして終活の一環として、エンディングノートの作成とともに遺影写真を「生前遺影」として準備しておくことが多くなりました。ここからは、自分で遺影を準備する際のポイントや手順について解説します。

生前に遺影写真を撮影するには?

生前に遺影写真を撮影する場合、誕生日などの記念日の様子や、自宅や旅先などでの姿を撮影し、自分らしい瞬間を切り取った1枚を選びましょう。

写真店に依頼してプロの手で撮影をしてもらうケースも多く、なかには遺影写真を専門に請け負うカメラマンも存在します。写真店ではヘアメイクを担当するスタイリストが在籍しており、準備から撮影、データ保存までオールインワンで任せることも可能です。スタジオや屋外での撮影もでき、さまざまな構図でその方の自然な表情を引き出してくれます。

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写真から遺影写真の作成を依頼するには?

写真から作成する場合、葬儀社や写真店などで依頼をすることができます。スナップ写真の持ち込みや、デジカメやスマートフォンなどの写真データを送ることで注文可能です。

【作成手順の一例】
1. 元となる写真を選ぶ
2. どのような写真にするかを決める(着せ替え・カラーorモノクロ・背景等)
3. 写真のサイズを選ぶ
4. 完成したデータを印刷し、遺影として仕上げる

色褪せやキズなど、希望する大抵の修正は可能です。ぼやけた写りは修正できないため、ピントが合っており、本人が大きく写っている写真を選びましょう。

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低価格でも高品質な遺影写真を用意できます

遺影写真のイメージは「白黒」「喪服」「堅い表情」というものでした。しかし現在では故人らしさを大切にしようとする風潮もあり、その形は徐々に変わってきています。遺影写真を生前に撮影しておく場合でも、写真から作成する場合でも、故人の想いを反映させることが大切です。

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葬式での写真撮影のマナーとは?

地域によっては、葬儀や告別式の際に遺族の集合写真を撮ります。最近では、参列者がスマートフォンで会場の様子を撮影する姿を見かけることが多くなりました。葬式という厳粛な場では、マナーを守らなければ故人や遺族に対して失礼に当たったり、トラブルの原因になったりするため細心の注意が必要です。

遺族の許可を得てから撮影する

参列者の場合は、まず撮影が許可されているかどうか確認しましょう。基本的には遺族に確認を取りますが、遺族に尋ねることがためらわれるときは僧侶や葬儀社のスタッフに尋ねましょう。葬式によっては家族の意向や葬儀社の方針で、写真撮影を禁止していることがあります

また、たとえ親族であっても勝手に撮影はせず、遺族に確認を取ることがマナーです。葬式は故人と遺族の意思を尊重して執り行います。遺族の気持ちを配慮した行動を心がけましょう。

葬儀前後はもちろんですが、葬儀中の撮影は特に注意が必要です。撮影が許可されていても喪主の挨拶や弔辞といった誰かが話す場面では撮影を控え、話に耳を傾けるのがマナーであり故人と遺族への礼儀です。

安易にSNSへの投稿をしない

故人の逝去を誰に知らせるかは遺族が判断することです。葬式中に撮影した写真をSNSに投稿する行為は控えましょう。SNSは不特定多数の人が投稿を見るものであり、第三者が葬式の様子を勝手に公開してよいものではありません。

また、葬式で撮影した写真には関係者が写り込んでいる場合があります。SNSに安易に投稿することは、プライバシーの侵害肖像権にも関わることです。撮影した写真は個人で見返すだけに留めておきましょう。

フラッシュやシャッター音は避ける

普段なら気にならないカメラのフラッシュやシャッター音も、静かな葬儀会場では思ったより大きく響いてしまう可能性があります。

大きな音を立てるのは葬式ではマナー違反です。撮影許可が下りている場合でも、フラッシュはたかないようにして、一眼レフやデジタルカメラならシャッター音がオフにできる静音機能付きを使用しましょう。

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葬儀で写真を撮ってもよいか?撮影時に気をつけたいマナーとは?

葬式での写真撮影はプロに依頼するという方法もある

撮影は葬儀社や写真館に依頼する方法もあります。個人撮影が許可されていたとしても、なかには葬式で写真を撮ることを快く思わない方もいます。加えて、撮影できる場面も限られているため思ったような写真が撮れない可能性も高いでしょう。

プロのカメラマンは集合写真だけでなく、式中の様子も撮影依頼が可能です。参列が叶わなかった親族の方に見せたり、のちに葬式の様子を振り返ったりする際の記録にもなります。撮影スタッフと分かる腕章や目印をつけているので不快に思う方も少ないでしょう。

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まとめ

この記事では遺影写真の用意の仕方や選び方のほか、葬儀における写真撮影のマナーについても解説しました。撮影が許可された葬儀では、故人の最後の思い出として祭壇や遺影を写真に収めたいと思う方もいるでしょう。撮影の際はマナーを守り行うとともに、プロに任せることも併せて検討しましょう。

葬式や遺影、写真撮影などに関して疑問に思うことがあれば、ぜひお気軽に小さなお葬式へお問い合わせください。専門スタッフが常駐し、お客様のお悩みに真摯に対応させていただきます。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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