家族葬と一般葬の割合は?それぞれの特徴や違いを徹底解説

家族葬と一般葬の割合は?それぞれの特徴や違いを徹底解説

家族葬と一般葬の割合はどれくらいだろう」「形式によってどんな違いがあるのか」「メリットやデメリットを知りたい」などの疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

葬儀といえば、多くの方が参列して通夜・告別式などをきちんと行う、一般葬を思い浮かべる方が多いです。しかし近年では、より自由度が高く小規模な家族葬の割合が増えています。

この記事では、家族葬と一般葬の割合から、それぞれの特徴や費用、メリット・デメリットなどをご紹介しますので、参考にしてみてください。

<この記事の要点>
葬儀形式のうち、一般葬の割合は約50%、家族葬は約40%を占める
家族葬は故人の家族や親しい人のみが参列する小規模な葬儀で、自由度が高く遺族の負担が軽減される
家族葬の平均費用は約110万円、一般葬は約191万円

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家族葬と一般葬の行われる割合

葬儀には様々な形式がありますが、どんな葬式が一番多く行われているのか、割合が気になる方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、もっとも多く選ばれる葬儀形式は、一般葬で約50%です。次に多い葬儀形式は家族葬で、全体の約40%を占めます。残りの10%は一日葬や直葬などです。

葬儀を行う場合に、大半の方は一般葬または家族葬を行います。近年では特に家族葬を行う方の割合が、年々増加しています。

また、2020年以降に関しては、外出自粛が推奨されているということもあり、人が多く集まる一般葬は避けられる傾向が強いです。
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家族葬と一般葬の特徴

葬儀といえば一般葬を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。家族葬は2000年を過ぎた頃から、新しい形式として広まった葬儀です。

それまでは、参列者が多く大規模な葬儀が行われていましたが、都市部を中心に家族葬の割合が年々増加しています。

家族葬と一般葬は、どんな特徴がある葬儀なのでしょうか。こちらでは、改めてそれぞれの特徴や概要をご紹介します。

家族葬の特徴

家族葬は、故人の家族や親戚、親しかった知人のみが参列して、小規模で行う葬儀形式です。基本的には家族のみが参列し、訃報を伝えていない人には、葬儀が終わってから報告する場合も多くあります。

故人と特別仲の良い知人や友人、家族ぐるみの付き合いをしていた方は、葬式に呼ぶ場合もあるでしょう。大きな特徴としては、参列者が身内や親しい人のみになるので、自由度が高く遺族の負担が軽減される点があげられます。

また、伝統的なしきたりに沿って進行する必要がないことや、参列者が少ないことで控えめで小規模な葬儀になることも多いです。

一般葬の特徴

一般葬というのは、親族や友人のみならず、会社や近所の人も参列する葬式です。葬儀と聞くと、ほとんどの方は一般葬の形式を想像します。

一般葬は、しきたりを大切にしたい方や、たくさんの人に故人を見送ってほしいという場合に選ばれることが多いです。

参列者が多くなることから、葬儀の規模が大きくなる傾向が強く、故人と別れをしたい方は誰でも参加できます。

大きな特徴としては、葬式のしきたりや参列者へのおもてなしを重要視することです。参列者への感謝を伝え、宗教儀礼に沿った葬儀が行われます。

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家族葬と一般葬の費用

故人の家族や親しい友人のみが参列する家族葬とは反対に、故人を偲びたい方なら誰でも参加できるのが一般葬です。参列者の数に大きな違いが出るので、自然と葬儀の規模にも差が現れます。

規模が違うと、葬儀を行う費用にどれくらいの違いが出るのでしょうか。家族葬と一般葬のそれぞれの費用が気になる方も多いでしょう。こちらでは、それぞれの費用の相場をご紹介します。

家族葬の費用

小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む家族葬の葬儀費用の全国平均は約110万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約106万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)家族葬は参列者が少ない分、比較的費用を抑えられる傾向にあります。

しかし、規模が小さい葬儀だとしても、棺や戒名など葬儀内容を豪華にしたり、通夜振る舞いの料理にお金をかけたりすると、一般葬より高くなる場合可能性もあります。

また、参列者が少ないと葬儀費用が抑えられる代わりに、いただける香典も少なくなるのを忘れてはいけません。葬儀を行う際は、その点も踏まえて費用の工面をしてみてください

一般葬の費用

小さなお葬式がおこなった調査によると、火葬料金を含む一般葬の葬儀費用の全国平均は約191万円※という結果になりました。ここから火葬料金を除いた平均金額は約187万円※です。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ)参列者が多くなり、規模が大きくなればなるほど費用はかかります。

一般葬の場合は、葬儀の規模によって値段が大きく変わるのがポイントで、急な参列などがあると費用が読めない事態になる可能性もあります。

参列者へのおもてなしを重視するのも特徴なので、通夜振る舞いなどが主な出費の内容です。費用を抑えるには、棺や遺体安置の方法、戒名など、細かい部分の金額を見直すと、コントロールしやすくなります。
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家族葬と一般葬の3つの違い

家族葬と一般葬は、参列者の数から葬儀の規模、費用などに主な違いがあります。家族葬・一般葬それぞれにメリットやデメリットがあり、故人や家族の希望を反映させることが大切です。

こちらでは、主な家族葬と一般葬の違いを3つご紹介します。葬儀を行う必要があるけど形式が決められない、という方がいましたらぜひ参考にしてみてください。

1. 葬儀費用

家族葬と一般葬の主な違いは、葬儀費用です。家族葬は規模が小さいので比較的費用を抑えられる傾向にあり、一般葬はどうしても金額がふくらみます。

家族葬が約110万円※、一般葬が約191万円※と、約81万円の差が出るのは大きな違いです。(※対象期間:2021年2月~2022年5月 2022年5月 自社調べ。火葬料金を含む)

しかし、一般葬でも規模によっては費用を抑えられる可能性もあり、場合によっては家族葬の方が金額は上がることもあります。

地域や細かい部分にかける金額によって変わってくるので、行う際はよく家族で相談しましょう。

2. 葬儀の規模

葬儀の規模の大きさや豪華さに違いが出る場合もあります。家族葬は参列者が少ない分、小さな式場でも葬儀が行えます。

逆に一般葬の場合は、参列者が読めないこともあるので、大きめの式場を予約しておくのが安心です。会場や参列者の数が違うので、自然と葬儀の規模に変化が出てきます。

また、一般葬では誰が参列するかもわからないので、比較的葬儀を華やかにする傾向もあります。

3. 参列者

参列者の数だけではなく、来る人にも大きな違いがあります。家族葬の場合は基本的に家族のみですが、一般葬は会社や近所の人だけでなく、遺族が知らない方も参列する可能性があるのです。

家族や親戚など身内のみの場合は、気を使うことも少なく落ち着いて葬儀に望めますが、一般葬の場合は遺族に負担がかかります。挨拶周りや参列者の対応に追われて、ゆっくり落ち着けないかもしれません。

故人の希望や家族の意向を踏まえて、葬儀形式を選びましょう。

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家族葬が増えている理由

2000年に広まってから、年々割合が増加傾向にある家族葬ですが、なぜこれほどまで人気があるのでしょうか。以前までは一般葬が主流でしたが、近年ではほとんど同じ割合で行われています。

故人の大切な葬儀を家族のみで行いたい、と思う方が増えている理由を、こちらでは3つご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

1. 人間関係が希薄になった

一つ目は、昔と比べて人間関係が希薄になったことから、一般葬を選ぶ方が少なくなったという理由です。

最近は、ご近所付き合いなどの地域内での交流が減っています。また、就職や入学などで地方から都市部に移動するなど、親族などとも疎遠に方も多いでしょう。

知人や親族が遠方にいるので、わざわざ多くの人を呼ぶ一般葬を行う必要がなくなったのです。

2. 宗教離れが進んでいる

近年では、宗教離れが進んでいることから、しきたりや伝統などに縛られる人が少なくなったことも理由の一つです。

一般葬は、しきたりなどを大切にするので、宗教の決まりなども重要視します。しかし、宗教離れが進んだことから、形式に縛られるよりも自由度の高い葬儀を好む方が増えました。

儀式や決めごとよりも、故人を幸せな方法で見送れる葬儀を行いたいと思う方が多くなり、家族葬で自由な葬式を選ぶ方が増えています。

3. 高齢化社会による負担

高齢化社会により、様々な部分で負担が大きくなることから、家族葬が選ばれています。
というのも、故人の親しい知人や遺族が高齢化により、葬儀に参加できない場合も多いです。

参列できたとしても、体に負担がかかりますし、喪主の年齢も上がっていて大規模な葬式は体力的に難しいというケースもあります。

また、少子化の影響から故人の子供が一人の場合、経済的負担も大きくなるので、家族葬を選ぶ方が増えています。
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家族葬を行うメリット・デメリット

人間関係が気薄になったことや、宗教離れや高齢化社会による負担の増加などの理由で、家族葬を選ぶ方が多くなっています。実際、家族葬を選ぶとどのようなメリットがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

また、良い所だけでなくデメリットも理解して選択すると、最適な判断ができます。こちらでは、家族葬を行うメリットとデメリットを、それぞれご紹介します。

家族葬を行うメリット

家族葬を行う最大のメリットとして、故人とゆっくり別れられることがあげられます。家族や親戚などの身内のみで行うので、ゆっくりと故人との思い出に浸りながら時間が作れます。

一般葬では参列者の対応に追われて、ゆっくり故人を偲ぶ時間が取れない場合が多いので、きちんと別れを伝えたい方におすすめです。

また、家族のみでの葬儀は参列者の対応などが必要ありません。気を使うこともなく、体力的な負担も軽減させられます。

そもそも葬儀の準備でバタバタしてしまい、落ち着いて故人を想う時間も取れません。そこで多くの参列者の対応をしていると、精神的にも体力的にも負担がかかります。

家族葬なら、一般葬に比べて費用を抑えやすいのもメリットです。ゆっくり落ち着いて、余計な出費を抑えた葬儀を行いたい場合には、家族葬を選びましょう。

家族葬を行うデメリット

家族葬を行うデメリットとしては、周囲の人から理解されにくい場合があることと、葬儀の対応が増えるかもしれないことです。

生前故人と関係があった人やお世話になったと感じている人が、葬儀に参列できないことに理解を得られない可能性があるためです。

特に、高齢の方や宗教を信仰している方からは、理解が得られない可能性があり、最悪の場合は関係の悪化やトラブルに繋がる恐れもあります。

訃報を伝える際に、家族葬を行う理由をきちんと伝えて理解を得るのが大切です。

また、葬儀に参列できなかった人が、後日弔問に来る場合もあります。普段忙しい人にとって、葬儀後の弔問が増える点はデメリットの一つです。

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まとめ

家族葬と一般葬には、葬儀にかかる費用や参列者の数、規模などに大きな違いがあります。故人とゆっくり落ち着いて別れたい、余計な気を使わずに遺族の負担を軽減させたいという場合には、家族葬を選びましょう。

逆に、しきたりや伝統を守りたくさんの人に故人を見送ってもらいたい、という場合には一般葬が適しています。

葬儀の形式を決める際は、故人の希望を踏まえて家族でよく話し合い、全員が納得する形を選びましょう。

葬儀に関する疑問や悩みなどがある方は、些細なことでもお気軽に小さなお葬式までご相談ください。

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監修
小さなお葬式 コラム編集部
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葬儀・法要に関する専門領域の記事を、5人のチーム体制で執筆しています。
メンバーは葬儀・法要関連だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
現在 「小さなお葬式のコラム」では、合計2,000記事以上を管理しています。
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