
作成日:2014年09月08日 更新日:2021年07月12日
樹木葬とは?費用やメリット・注意したいトラブルについて
最近では、納骨の方法が多様化しており、その中の1つに樹木葬(じゅもくそう)というものがあります。
樹木葬とは自然葬のひとつで、お墓に納骨する従来の埋葬とは違い、霊園の敷地や自然の山木や草花の下にご遺骨を埋葬する方法です。自然へ還ることができるとして、選ばれる方が増えてきています。
この記事では樹木葬の種類、費用相場やメリット、注意したいトラブルについてご紹介します。

【もくじ】
・樹木葬とは?様々な種類
・樹木葬の費用相場は70万円程度
・樹木葬のメリット
・樹木葬を検討するなら注意したいトラブル
樹木葬とは?様々な種類
樹木葬とは、従来のお墓のように墓石を建てるのではなく、主に樹木を目印にするお墓のことをいいます。樹木葬の中にも、いくつかの異なるかたちがあります。
1. 都市型・公園型
目印となる樹木の周りに、ご遺骨を埋葬します。このタイプの樹木葬には、ひとりに対して1本の樹木を植える場合と、1本の樹木を植えた区画に複数の遺骨を埋葬する場合があります。ひとりに対して1本というスタイルは、スペースの問題もあって対応している霊園・墓地はそれほど多くないようです。
2. ガーデニング型
霊園や納骨堂内の、植物に囲まれた場所にご遺骨を埋葬するスタイルです。
3.里山型
都市部から離れた山林などの広い場所で埋葬するスタイルです。より自然に近い樹木葬の形です。
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樹木葬の費用相場は70万円程度
樹木葬の相場は、埋葬の種類よっても変わりますが、一般的には墓石を利用する埋葬よりも安くなります。全国相場は70万円程度です。石のプレート設置やペットと一緒に入るなどすると、さらに費用がかかります。
墓石を新しく建てると200万円程かかると言われているので、樹木葬は費用を抑えられる埋葬方法と言えます。
樹木葬のメリット
お墓の後継ぎや管理の心配がいらない
一般的な墓石は代々継承するものですが、継ぐ方がいなくなることも考えられます。樹木葬は墓地を継承する必要がなく、一般の永代供養などと同じように、霊園・墓地側が管理を行ってくれます。
お墓での供養と比較して費用を抑えられる
樹木葬であれば、墓石を新しく購入するよりも費用を抑えることができます。お墓の購入に費用をかけないで、必要なことにお金をかけることができます。
親族にとって受け入れやすい
新しい埋葬の形ではありますが、自然の中に埋葬されるということで、親族に受け入れられやすい供養方法です。
また、宗教・宗派を問わないので、選びやすくもあります。
樹木葬を検討するなら注意したいトラブル
許可を得た場所に埋葬する必要がある
樹木葬は管理された敷地でのみ行えるもので、ご自身の手で近隣の山などへ埋葬すると法律違反となります。好きな所に埋葬して良いわけではなく、墓石を使った埋葬方法と同様、法的に許可を得た場所に埋葬する必要があります。
また、埋葬の際には「埋葬許可証」が必要となります。
埋葬後に遺骨を取り出すことができない場合もある
個別に管理しない形式の樹木葬では、後で遺骨を取り出すことができません。
また、個別であっても遺骨をパウダー状にして散骨される場合は、遺骨が形を失うことになります。それによる親族間でのトラブルが起きないように、事前に納得をしてもらうようにしましょう。
親族に反対される場合もある
樹木葬に対する理解が進んでいないこともあり、親族の中には反対をする方がでてくることもあります。
家族や親族に納得をしてもらえる供養方法を選ぶ必要がありますので、樹木葬を選択するのであれば、ご自身がしっかりと理解をしておくようにしましょう。
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