葬儀に参加できないときは弔電を送ろう!弔電について解説

葬儀に参加できないときは弔電を送ろう!弔電について解説

訃報を聞いたときに海外などの遠方にいて参加できなかったり、体調を崩していて参加できなかったりという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

そのようなときにどうすれば良いのか知っておくといざという時に安心でしょう。実際に葬儀に参加できないからと言って、何もしなくて良いわけではありません。

弔電を活用すれば、どこにいても故人やご遺族に弔意を伝えられるでしょう。今回は、葬儀に参加できない場合に送る、弔電についてご紹介します

こんな人におすすめ

急遽、葬儀に参加できなくなってしまったという方

弔電を送ろうと考えている方

弔電の送り方について知りたい方

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弔電について

弔電という言葉はあまり聞き馴染みがない方が多いかもしれません。しかし、弔電についての知識がない場合、大事な方の葬儀で適切な対応ができないことがあるでしょう。

故人と関係が深かったのであれば、葬儀に駆けつけられなくても弔電を送り弔意を表すのが良いでしょう。弔電をよく知らないという方は、いざという時のために参考にしてみてください。

葬儀に行けなかったときに出す電報のようなもの

弔電は、訃報を受けたときに遠方にいて駆けつけられなかった場合に送る電報のようなものです。電報と聞くと結婚式や卒業式などのお祝いの場をイメージする方も少なくないでしょう。

しかし、電報はそのようなときだけでなく葬儀の場でも利用されています。葬儀などの訃報の際に送る電報を「弔電」と呼び、お悔やみの気持ちを遺族や故人に伝えます。

弔電はどうやって送るの?

弔電はNTTに電話で頼むものという認識が一般的でした。しかし、2003年に信書便法が施行されたことでNTT以外の業者の参入が可能になりました。

電報会社によってデザインは様々なので故人のイメージに合うものを選択すると良いでしょう。葬儀に送るものなので、基本的にはデザインはかなりシンプルです。白と黒の2色展開であることが多いでしょう。

中にはお線香がついているものや蓮の花が描かれているもの、生花やプリザーブドフラワーがついているものなども取り扱われています。

弔電を送るのにはいくらくらいかかる?

ここで気になるのは弔電にかかる費用でしょう。結婚式の電報の場合、かかるのは台紙代だけというイメージがあるかもしれません。しかし、葬儀に送る弔電の場合は少し異なります。

弔電の目安金額について

弔電を送るにはメッセージ料金やオプション料金などが別途発生します。台紙とメッセージを別料金にしている業者がほとんどなので注文前に確認するのがよいでしょう。

一般的なデザインの台紙であれば、約1,000~4,000円といったところでしょう。プリザーブドフラワーや線香などがオプションでついている場合は1万円以上する場合もあります。各台紙の金額とデザインは以下の通りです。

・基本料金が3000円未満の台紙デザイン
1,000円前後の台紙には蓮の花や菊などが印刷されている場合がほとんどです。もしくは無地の落ち着いた印象のものになるでしょう。お悔やみの気持ちを控えめに伝えたいという場合は、こう言ったものでも失礼にはなりません。

2,000円代になると、線香や押し花が付いているなど少し豪華な印象になります。最後のお別れだし華やかに送ってあげたいという場合は、こういったものを選択すると良いでしょう。

お線香付きのものであれば、その場に行くことができなくてもお線香をあげたいという気持ちを故人や遺族に伝えられます。

・3,000円~5,000円の台紙デザイン
3,000円から5,000円の台紙は相場よりもかなり高額ということを理解しておきましょう。そのため、生地が普通の紙でない場合がほとんどです。

正絹やちりめん、漆塗りのケースに入ったものなどがあり、明らかに豪勢なことがわかるでしょう。中には開くと音楽が鳴るものやフォトフレームとして活用できるものなどバラエティに富んでいます。

豪勢ではありますが、シックで落ち着きがあるように工夫されているので、豪華すぎて失礼になるということはほとんどないでしょう。

・5,000円~1万円の台紙デザイン
この金額の場合、メッセージのみではなくフラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーがついているものが多くあります。見た目が華やかなので、とても素敵な印象となります。

・1万円以上の台紙デザイン
弔電の中でも最高峰にあたる金額です。故人への思い入れが深い場合や、親族のお葬式などの場合、こう言ったものを選択するのも良いでしょう。

1万円以上の台紙になると、大きな盾がついていたり大きな花がついていたりするなど、とにかく豪華になります。場合によっては遺族が持ち帰る際に大変になるので、なるべく小さめなものを選択する方が良いでしょう。

しかし、豪華な弔電は葬儀の場を華やかに彩ってくれます。もし華やかに最後の見送りをしたい場合は、高級な弔電で華やかに送るのもよいでしょう。

メッセージは文字数で料金が変わる

弔電は、文字数が増えるほど高額になっていきます。NTTで申込みをすると、25文字まで660円、それ以降は5文字ごとに90円が追加されるという仕組みです。メッセージだけでなく氏名や住所、電話番号なども文字数カウントされるので注意しましょう

なかには弔電料金の中にメッセージ料金も含まれているという場合もあります。文字数が増えてしまって高額になるのが心配という方は、そういったものを選択してください。

申し込み方法は3種類!

弔電の申し込み方法は、電話、ファックス、インターネットの3種類です。従来は電話で申し込むのが一般的でしたが、最近ではインターネットを利用した申し込みが一般的です。葬儀などは予定がわからず突然起きるものなので、インターネットでの申し込みが安心でしょう。

どこの業者もインターネット受付であれば24時間受付を行っているので、一番時間がかかりません。急ぎの場合であれば、必ずインターネット申し込みを選択しましょう。

弔電オプションはかなり豊富

オプション内容は業者によって様々なので、故人に合ったものを選択し、少しでも華やかに送ってあげたいですよね。オプションの一例を以下でご紹介します。

 ・メッセージの背面にロゴや写真を印刷
・3時間以内で届けてくれる特急便
・華やかな装飾やデザイン
 
上記は一般的に多くの業者が用意しているオプションサービスです。メッセージの背面に故人が好きだった野球チームのロゴを印刷したり、思い出の写真を印刷したりするなど、工夫をこらす方は多いでしょう。

また、3時間以内で届けてくれる特急サービスは、葬儀場が業者と提携している場合に用意されていることが多いようです。

弔電の用意が遅くなっても、3時間で届けてくれるのであれば安心でしょう。特急サービスの場合、シンプルなデザインのみに限定される場合が多いので注意しましょう

華やかな装飾やデザインは、上記でも記載した線香や押し花、プリザーブドフラワーなどの追加です。お花や線香がついたものは、会場をパッと華やかにしてくれるでしょう。予算的に余裕があれば追加してみるのもいいかもしれません。

弔電にかかる費用を抑えるためには?

お財布に余裕がないときなど、弔電の出費は意外と痛いものです。お金はあまりかけられないけど弔意を伝えたいときの工夫やアイディアをご紹介します。

インターネットで早めの申し込みを

インターネットの場合、早めの注文であれば比較的安く弔電を手配できることがあります。逆に、直前になればなるほどかかる費用は高額になります。参列できない葬儀があると発覚したら、注文作業に入りましょう。

また、電話やファックスからの受付は人件費がかかる分、値段を少し高く設定しています。申し込む際にはインターネットから申し込むのがよいでしょう。

シンプルな弔電を選ぶ

弔電オプションの中にはプリザーブドフラワーや写真立て、生のお花などがあります。しかし、これはあくまでもオプションであって必ずしもつけなくてはいけないものではありません。特にお葬式の場ですから、シンプルなデザインのものでも違和感はないでしょう。

菊や蓮の花がプリントされた白黒のものであれば1,000円程度で購入できます。豪華なものを送ることができなくても、気持ちを伝えることが大切でしょう。弔意を伝えるために、予算内で無理のないものを用意してください。

弔電はいつまでに用意するのがよい?

ここまで弔電の準備方法や金額について解説しましたが、弔電はいつまでに用意すれば良いものなのでしょうか。弔電を用意しようと思っていたのに、気づいたらタイミングを逃してしまっていたというケースも少なくありません。

弔意を故人や遺族にしっかり伝えるために、弔電のタイミングを知っておくのは大切です。送るタイミングを知らないという方は、しっかり確認しておきましょう。

遅くとも前日には届くようにする

弔電は一般的に、告別式の場で読まれるものです。早く届いてしまう分には問題ありませんが、告別式よりも遅く届いてしまってはいけません

加えて、葬儀当日は弔問客がたくさん訪れ、遺族は対応に追われているので、お通夜の前などの落ち着いたタイミングに届くように送るのがよいでしょう

また、葬儀屋告別式が行われる会場が斎場なのか自宅なのかもしっかり確認しておく必要があります。地方では多くの場合自宅で葬儀を行うので、斎場に確認しても詳細が掴めないというケースも少なくありません。

斎場で行われる場合、弔電の早めの受け取りなどはできない場合もあります。斎場で行われるとわかったタイミングで、斎場に受け取り可能時間の確認をしておくと良いでしょう。

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まとめ

葬儀の予定は急に入るものなので、必ず参列できるとは限りません。大事な人が亡くなったときに、どうしてもスケジュールの調整がつけられず参列できそうにないという場合もあります。

そんなとき、弔意を伝えるのを諦めずに弔電の利用を検討しましょう。インターネットが使える場所であれば、場所を選ばず注文できるので、忙しい方にもおすすめです。故人へのお別れに素敵な弔電を検討してみましょう。

弔電に関しての正しいマナーや金額についてお悩みの際は、小さなお葬式にご相談ください。豊富な実績に基づく、ケースに応じた適切なアドバイスをいたします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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