家族が「余命1ヶ月」と言われた際にしてあげられること

家族が「余命1ヶ月」と言われた際にしてあげられること

余命宣告を受けると本人はもちろん、家族までショックを受けてしまうことでしょう。ましてやあと1ヶ月というように短い宣告を受けたときには、立ち直れなくなっても無理はないかもしれません。

しかし、何もせずただ死を待つしかないのかというと、決してそうではありません。本人や家族ができることもたくさんありますので、最善の選択をしましょう。

余命宣告を受けたときにやるべきことを知っておくと、後悔がない終活ができるでしょう。今回は、家族が余命1ヶ月と言われたときにしてあげられることを紹介します。

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余命宣告とは

余命宣告でいう余命とは、あとどれくらい生きていられるかを示す年月のことです。しかし、医師の考える余命宣告と宣告を受ける側が考える余命宣告には違いがあります。

例えば、余命宣告を受けると、「その期間の前後で、必ず死が訪れてしまう」「もう生き残る術はないのか」と思うかもしれません。しかし、余命宣告を受けながらも回復に向かうケースはあるでしょう。このような勘違いから「医師の言ったことが間違っていた」といったトラブルを生じさせないために、あえて余命宣告を行わない医師もいます。

また、余命はデータや資料をもとに算出しているので、宣告に差が生まれることもないとはいえません。とはいえ、医師が慎重に導き出しているので、参考にしても問題はないでしょう。

本人に伝えるかはしっかり考えましょう

余命宣告は、患者の家族に伝えられることが多いため、患者本人に伝えるかどうかは家族の判断ということになります。

しかし、本人に伝える際は慎重にならなければいけません。本人が聞いてしまうと自暴自棄になって病気の進行が早まったり、精神状態に異常をきたしたりするかもしれないからです。

だからといって、絶対に伝えないほうがよいというわけではありません。あらかじめ知っておきたいという方もいますし、自分の余生を知っておくことで不安が消える患者もいるようです。

余命宣告を本人に伝えるかどうかは、家族でよく話し合って決めましょう。

家族の余命が1ヶ月の際、本人にしてあげられること

余命宣告を受けたのが家族だったとしても、頑張るのは本人だけではありません。家族がしてあげられることもたくさんあります。例えば以下のようなことが挙げられるでしょう。

・そばで見守る
・本人の願望を聞く
・声をかける

以下で詳しく説明します。

そばで見守る

体に不調があることで、ただでさえ不安に感じているのにもかかわらず、余命宣告を受けるとさらに不安が募ります。そんな状態で一人きりにしてしまうと、絶望した気持ちになるのも無理はないでしょう。身近な人が近くにいるだけでも本人の不安はかなり軽減されるので、余命宣告を受けた際は近くで見守ってあげるとよいでしょう。

また、本人の近くにいることで、なにか非常事態が起きた時に医師にすぐに連絡できたり、対処できたりします。本人の気持ちに余裕を持たせる意味でも、そばで見守ってあげましょう。

本人の願望を聞く

本人が残りの人生でやりたいことなどの願望は、できるだけ叶えてあげたいのではないでしょうか。患者本人には「〇〇が食べたい・飲みたい」「〇〇に会いたい」「〇〇に行きたい」といった願望があるでしょう。人生に悔いを残さないために、これらの願望が叶えられるように行動するのが賢明です。

しかし、本人は決して丈夫な体とはいえないので、できることが限られてきます。人生の最後に楽しい思いをさせてあげられるように、家族全員でサポートしましょう。

声をかける

患者は余命宣告を受けているかどうかに関わらず、ネガティブな気持ちになっている事が多いでしょう。加えて、家族までもがネガティブになってしまうケースもあります。そんな状況に陥らないために、励ましの言葉をかけてあげて両者ともポジティブな気持ちにもっていくことが大切です。

しかし、一口に励ましの言葉といっても、かけてはいけない言葉もあります。例えば、以下のような言葉です。

「頑張って!」
「治るといいね」
「そんなにネガティブにならないで!」
「あなただけが辛いんじゃないんだよ」
「残り少ない人生だけど・・・」
「意外と元気じゃん!」
「可哀想に」

これらは、患者の気持ちを無視した無責任な発言とも受け取れるので、かけられた当人にとって不快に感じられることが少なくありません。

一方で、患者にとって一番嬉しいのはいつも通りでいることでしょう。病気のことに触れないでおくのも1つの気遣いです。もし、かける言葉が見つからないのであれば、無理に発言する必要はありません。

余命が1ヶ月の本人にできること

余命宣告された本人にも、以下のようにできることはあります。

・緩和ケアを受ける
・完治を目指す
・延命治療を受ける
・エンディングノートを書く
・カウンセリングを受ける

上記のことができるとはいえ、宣告されたショックが大きいでしょうから、無理は禁物です。

緩和ケアを受ける

緩和ケアは、病気を治すというより、病気による痛みを和らげることに重点を置いた治療法です。病気の進行を早めるわけでも遅らせるわけでもありません。

緩和ケアを受けるメリットは、日々の生活を病気の苦しみなく過ごせることにあります。病気の苦しみから解放されると、ベッドから出ることも可能ですし、病院の外へ出かけることも可能です。

また、病気による痛みを緩和することで精神にも余裕が出て、日々の生活を前向きに過ごせるでしょう。

完治を目指す

病気を完全に治すことを目指す場合、色々な覚悟を決めなければいけません。例えば、手術をする場合の患者本人の体への負担、薬による副反応、治療全般にかかる費用の用意などです。

また、治療に100%はないので、治療後も通院または入院しなければいけない可能性もあります。

延命治療を受ける

延命治療を希望する患者は「〇日に孫の誕生日があるから」のように、予定があるからその時まで生きていたいといった理由があることも少なくありません。ただし、延命治療は完治に向けて治療を行うわけではないので、病気自体が完全に治るわけではないことに注意が必要です。

エンディングノートを書く

エンディングノートとは、自分の人生について書き記したノートです。記入する媒体に決まりはないので、手帳やPCなどでも問題ありません。

遺言との違いは、法的な効力の有無でしょう。遺言は法的効力があるのに対し、エンディングノートには法的効力はありません

一般的に、エンディングノートには以下のような事柄が書かれています。

・自分の人生の年表
・生年月日やマイナンバーなどの個人情報
・クレジットカードや月額サービスの退会方法
・SNSや銀行口座のアカウントやパスワード
・趣味、嗜好
・財産について
・家族や友人へのメッセージ
・葬儀のやり方の希望

エンディングノートには、自分しか知らないことや家族へのメッセージに限らず、自分の書きたいことを自由に書いても問題ありません。

個人情報がたくさん載っているので、書き終えたら厳重に保管することをおすすめします。しかし、誰にも見つからない場所に置いておくと、家族が探すのに苦労したり、見つからずじまいになったりするので注意が必要です。

カウンセリングを受ける

余命宣告を受けたことで不安になる人は多いでしょう。不安を打ち明ける相手がいない場合、カウンセリングを受けるという方法もあります。医師の中にはカウンセリングを専門にしている方もいるので、もし不安がなくならない場合には遠慮なく相談しましょう。

家族が「余命1ヶ月」と言われたら何をすべきなのか

家族が余命宣告を受けた場合、本人のサポートに加えてやらなければいけないことがあります。いざ、余命宣告を受けたときに調べ始めると負担になるので、あらかじめ認識しておきましょう。

まずは心を落ち着かせる

家族が余命宣告を受けたら、まずは心を落ち着かせましょう。完全に冷静を保つ必要はありませんので、ゆっくりと現状を受け入れてください。

保険会社に連絡する

患者本人が加入している保険会社へ連絡してください。保険の中には、加入者が余命6ヶ月と宣告された場合、保険金の一部を存命中に受け取れるサービス(リビングニーズ特約)があります。この保険金は葬儀費用や本人の生活を充実させるために使いましょう。

相続のための準備をする

あとになって相続に関するトラブルを起こさないためにも、相続の準備は始めておいてください。そのためには、専門家などと協力して、自分がどのくらいの財産を所有しているか調査します。その上で、患者本人が遺言書を作成し、誰にどれだけの財産を相続させたいか明記しましょう。代筆はできません。

葬儀の準備

本人の死後に葬儀の準備を始めても遅くはありませんが、余命宣告を受けたタイミングで準備をしておくとさらに余裕が生まれます。辛い準備になりますが、親族や葬儀社のサポートを受けながら行いましょう。

患者本人の知人に連絡する

患者本人の知人に連絡をしましょう。本人が多くの人に看取ってもらいたいならなおさらです。知人とはいえ、家族が知らない方に連絡する可能性もあるので、そのときは連絡者の氏名や連絡先などを伝えてから、余命宣告されたことを伝えましょう。

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まとめ

家族が余命宣告を受けると、本人に限らず、家族まで深く衝撃を受けるでしょう。しかし、そのまま死を待たなければいけないというわけではありません。そばで見守ったり、本人の希望を叶えてあげたり、家族にもできることはたくさんあります。

一方で、患者本人にもできることはたくさんあるので、自分の人生に悔いがないように最善の選択をしましょう。

また、宣告を受けた家族のサポートの他にも、本人の知り合いへの連絡や保険会社への連絡など、やらなければいけないことは多くあります。

家族が余命宣告を受け、余命わずかだとわかったときには、こうしたことを着実に進めていかなければなりません。しかし、不明なことや不安も出てくるでしょう。そんな場合には、ぜひ小さなお葬式にご相談ください。専門知識を持ったスタッフがお客様に寄り添い、丁寧にアドバイスいたします。

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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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