お葬式の髪型|ロングヘアはどうする?注意点やアレンジ方法を紹介

お葬式の髪型|ロングヘアはどうする?注意点やアレンジ方法を紹介

お葬式には服装や持ち物、メイクなど身だしなみのマナーがありますが、髪型にも心得ておきたいポイントがあります。特にロングヘアの女性はだらしない印象にならないようにすっきりとまとめることが大切です。

この記事では、お葬式の髪型で注意するポイントや、ロングヘア・ミディアムヘア・ショートヘアのアレンジ例を紹介します。記事の後半では髪型以外の身だしなみのマナーも紹介するので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

こんな人におすすめ

お葬式に参列予定の人

長髪の人

髪の長さ別にお葬式でのマナーが知りたい人

このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント

お葬式の髪型の注意点は?

お葬式には好みの髪型を自由に選択して参列するのではなく、その場にふさわしいスタイルで参列しなければなりません。清潔感があり、控えめな髪型を選ぶのが基本です。ここでは、お葬式の髪型の注意点を詳しく紹介します。

清潔感を意識する

だらしなく見えないよう、顔周りの毛や後ろの長い髪はすっきりとまとめるのがマナーです。髪をまとめていないと、遺族に挨拶する際やお焼香でお辞儀をするときに邪魔になってしまいます。

髪をまとめる際は、耳より下の位置にまとめ、高くなりすぎないよう意識することが大切です。高めの位置でまとめたり、ボリュームのあるアレンジをしたりすると、華やかな印象を与えてしまいます。前髪は目にかかるようであれば斜めに流すかヘアピンで留めましょう。

派手な髪色はNG

派手で目立つ髪色はお葬式には向きません。暗い色に染め直すか、洗い流せる黒染めスプレーを使って一時的に暗くしてから参列するのがマナーです。

とはいえ、急な訃報で髪色を変える時間がない方もいます。多少の明るさであればそのまま参列しても許容されるでしょう。どうしても暗くできない場合は、派手に見えないように髪をすっきりまとめて「落ち着いた感じ」を出しましょう。

二つ結び・三つ編み・ハーフアップは避ける

髪をまとめる際は、頭の低い位置でひとつに結ぶのが基本です。二つ結びや三つ編みはカジュアルに見え、華やかな印象を与えます。また、サイドを編み込んで三つ編みにするスタイルも、手の込んだおしゃれな雰囲気が出るためお葬式には向きません。

ハーフアップは耳より上の髪をまとめて、後ろの毛を下ろしたままにする髪型です。髪が短い場合は問題ありませんが、ロングヘアの方はだらしなく見えたり派手に見えたりすることがあるため注意が必要です。

パーマヘアはまとめて目立たなくする

おしゃれで豪華に見える髪型は避けるのがお葬式のマナーです。パーマへアはボリュームがあり華やかに見えてしまうため、髪を下ろした状態で参列するのは好ましくありません。

頭の低い位置でひとつにまとめてお団子を作り、カールした毛先が出ないようにするとよいでしょう。顔周りの毛も同様に、フワフワした部分が目立たないようにしっかりとまとめます。

整髪料やヘアアクセサリーにも気をつける

整髪料は無香料のものを使用し、ヘアアクセサリーは黒色の控えめなデザインを選ぶのがマナーです。具体的には派手な装飾のついていないバレッタやクリップ、ヘアピン、お団子ヘア用のネットなどが許容されています。

リボンがついていても黒一色のシンプルなデザインであれば問題ありません。キラキラしたビジューやラインストーンがついたバレッタやクリップ、黒色以外のおしゃれなシュシュ、光沢のある素材のヘアアクセサリーなどは避けましょう。

【お葬式の髪型】ロングヘアの簡単アレンジ方法

ロングヘアの方は髪を下ろしたままで参列するとだらしなく見えてしまいがちです。しかし、長さとボリュームがあるため、何も意識せずに髪をまとめると派手な印象を与えてしまうことがあります。お葬式にふさわしいロングへアのアレンジ方法を知っておくことが大切です。ここからは簡単なアレンジ例を紹介します。

ひとつ結び

最もベーシックで簡単なヘアアレンジがひとつ結びです。耳の下あたりの低い位置で髪をまとめて、黒いヘアゴムやバレッタで固定します。前髪が目にかかる場合はヘアピンで留め、ワンレングスの方は前髪もすべて一緒にまとめましょう。髪を結ぶ前にブラシで丁寧にとかし、毛先のハネやうねりがないように整えておくのがポイントです。

シニヨンヘア

髪が胸元よりも長い方やパーマヘアの方は、ひとつ結びではなくシニヨン(お団子)ヘアがおすすめです。毛先が出てこないようにしっかりとまとめることできちんと感や清潔感が演出できます。

最初に髪をひとつにまとめて結び、根元に巻きつけるようにお団子を作りましょう。黒のヘアピンを使うか、お団子ヘア用のネットを被せて固定します。この場合も、耳下の低い位置でまとめるのがマナーです。

ギブソンタック

ギブソンタックとは、毛先を巻き込んで作るシニヨンヘアのことです。最初に低い位置でひとつに結び、結び目の上に小さな穴を開けて結んだ髪を通します。これを毛先が見えなくなるまで何度も繰り返し、最後にヘアピンで固定すれば完成です。髪が長すぎると毛先が余ってたるんでしまい、きれいに仕上がらない場合があるため、ミディアムヘアから胸元までの長さの方におすすめです。

和装の場合も清潔感のある落ち着いた髪型

お葬式に和装で参列する場合も髪型の考え方は同じです。顔周りの毛や後ろの長い毛はしっかりとひとつにまとめ、前髪は目にかからないように整えます。

和装におすすめの髪型は、低い位置で作るシニヨンヘアです。夜会巻きも選択肢のひとつですが、ボリュームのある華やかなシルエットは避け、控えめな印象になるよう心がけましょう。清潔感があり落ち着いた髪型を選ぶことが大切です。

【お葬式の髪型】ミディアムヘアの場合

ミディアムヘアの場合も低い位置でひとつにまとめるのが基本です。結ぶ前にしっかりと髪をとかし、ハネやうねりのないように整えましょう。

毛先までしっかりとまとめたい場合はギブソンタックがおすすめです。ミディアムヘアの方はロングヘアの方よりも髪が短くてボリュームも少ないため、比較的簡単に毛先を巻き込めます。お葬式にふさわしい控えめな大きさのお団子が作れるでしょう。

【お葬式の髪型】ショートヘアの場合

ショートヘアの場合は髪をとかしてハネやうねりを整えるだけでも問題ありません。清潔感やきちんと感を演出するには、前髪をヘアピンで留めたり髪を耳にかけたりして顔周りをすっきりさせます。

また、耳より上の部分の髪をまとめてハーフアップにするのも一案です。ロングヘアは後ろの髪を下ろしているとだらしなく見えますが、ショートヘアであればハーフアップにしても清潔感は損なわれにくいでしょう。

男性・子どもの髪型はどうする?

家族でお葬式に参列する場合、女性の髪型だけでなく配偶者や子どもの髪型のマナーも心得ておくことが大切です。ここでは男性と子どもの髪型のポイントや注意点を紹介します。参列前に今一度チェックしておきましょう。

男性の場合

前髪が長い場合は目にかからない長さにカットするか、オールバックや左右に分けて額を出します。お辞儀した際に前髪が落ちてこないよう注意しましょう。

パーマをかけていて全体的にボリュームがある場合は、整髪料を使って落ち着かせます。髪色が明るい方は染め直すか、スプレーで一時的に暗くするのが好印象です。また、髭はできる限り剃って清潔感を出しましょう。

子どもの場合

子どもの髪型も基本的には大人と同じ考え方をします。女の子・男の子ともに、清潔感のある落ち着いた髪型で参列するのがマナーです。

女の子がヘアアレンジする場合は、低めの位置で髪をまとめ、華やかになりすぎないよう意識します。髪飾りの色は黒に統一し、きらびやかな装飾がついているものは避けましょう。子どもの好みを重視するよりも、遺族や参列者に対して失礼にあたらないかという観点で髪型を決めることが大事です。

お葬式の身だしなみ|髪型以外のマナーもチェック

お葬式では髪型以外にも服装や持ち物、メイクにも気を使わなければなりません。人によって考え方や重視するポイントに差がありますが、基本的なルールを押さえておくことが重要です。ここでは、髪型以外の身だしなみのマナーをまとめて紹介します。

服装

お葬式で着用する喪服には、格式の高い順に「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があります。ただし、日本の弔事で正喪服を着ることはあまりありません。遺族や親族、会葬者ともにお葬式で着るのは準喪服であることがほとんどです。通夜式や弔問では「準備していた」と思われないように略喪服を選択することもあるでしょう。

準喪服とは、女性の場合はワンピースやアンサンブル、スーツなどのブラックフォーマル、男性ならブラックスーツを指します。女性は必要以上に肌の露出をしないよう、スカートはひざからふくらはぎ丈のデザインを選び、薄手の黒のストッキングをはくのがマナーです。

男性は黒無地のネクタイと、白無地のワイシャツを選びます。光沢のあるネクタイや、柄入り・ボタンダウンのワイシャツは避けましょう。靴下は黒無地を選びます。

持ち物・アクセサリー

動物の本革を使用した鞄や靴、ベルトは「殺生」を連想させることから、できるだけ避けたほうがよいとされています。光沢のある素材や派手な金具・きらびやかな装飾がついたものは控え、黒無地のシンプルなデザインを選ぶのがマナーです。

アクセサリーは、清楚で落ち着いたデザインのネックレス・イヤリング(ピアス)・結婚指輪であればつけてもよいとされています。お葬式には控えめな印象のパールのアクセサリーが定番です。2連以上のネックレスは「不幸が重なる」と考えられているため、1連の短めタイプを選びます。

メイク

お葬式では「片化粧」と呼ばれる、口紅を塗らずに全体的に色を薄く仕上げるメイクをします。ベースとなるファンデーションは艶感を押さえ、チークやハイライトは使用しません。アイシャドウはラメやパールの入っていないものを選び、ナチュラルな色味を使います。眉毛は自然な形に整え、他のパーツとのバランスを考えながら描いていきましょう。

片化粧は口紅を塗らないのが正式なマナーですが、血色が悪く見える場合は、ほのかなカラーであればリップメイクをしても差し支えありません。本来の唇の色を生かして発色をよく見せられる「色つきリップクリーム」がおすすめです。

お葬式では濃いメイクは避けるのが基本ですが、ノーメイクで参列するのもマナー違反になります。全体的にマットで華やかさを感じさせないメイクを心がけましょう。

「喪主が必ず読む本」無料プレゼント中

「小さなお葬式」では、無料の資料をご請求いただいた方全員に「喪主が必ず読む本」をプレゼントいたします。

病院から危篤の連絡がきたときの対応方法や、親族が亡くなったときにやるべきこと、葬儀でのあいさつ文例など、喪主を務めるのが初めてという方にも役立つ情報が満載です。

いざというときの事前準備にぜひご活用ください。

喪主が必ず読む本

全員に「喪主が必ず読む本」プレゼント 無料資料請求はこちら

「小さなお葬式」で葬儀場・斎場をさがす

小さなお葬式は全国4,000ヶ所以上の葬儀場と提携しており、葬儀の規模や施設の設備などお近くの地域でご希望に応じた葬儀場をお選びいただけます。

まとめ

お葬式には清潔感を意識した落ち着きのある髪型で参列するのがマナーです。派手な髪色や華やかなヘアアレンジ、きらびやかなヘアアクセサリーをつけるのは控えましょう。

特にロングヘアの方は髪を下ろしたまま参列するとだらしなく見えることがあるため、低い位置でひとつにまとめてすっきり感を演出するのがポイントです。前髪が目にかかる場合は、横に流したりヘアピンで留めたりして額を出しましょう。

小さなお葬式では、葬儀の基礎知識を学べるお役立ちコラムを掲載しています。24時間365日通話無料で電話対応もしておりますので、葬儀や法事について疑問をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。お客様のご相談内容に合わせて専門スタッフがサポートいたします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
運営会社についてはこちら

このままWEBで調べたい方
小さなお葬式についてもっと知る
このままWEBで調べたい方小さなお葬式についてもっと知る
事前準備をすすめたい方 喪主が必ず読む本プレゼント 資料請求する(無料)
事前準備をすすめたい方喪主が必ず読む本プレゼント!無料でお届けいたします。資料請求する
小さなお葬式LINE公式アカウント
小さなお葬式LINE公式アカウント

この記事をシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line
基礎知識・マナーを徹底的に解説 葬儀・葬式の流れ