通夜の化粧マナーを解説!メイクのポイントや急な参列の対応策

通夜の化粧マナーを解説!メイクのポイントや急な参列の対応策

通夜に参列するときは化粧マナーを守る必要があります。通夜の化粧マナーについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。通夜参列時に適した化粧マナーなどの知識を身に付ければ、「これで良いのかな」と不安な気持ちで参列しなくて済みます。

そこでこの記事では、通夜の化粧マナーを確認しましょう。併せて、メイクのポイントや急に通夜に参列しなければならないときの対応策も参考にすると良いでしょう。

こんな人におすすめ

通夜の化粧のマナーを知りたい方

通夜に参列する際の髪型について知りたい方

通夜における身だしなみについて知りたい方

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通夜での化粧のマナー

「派手な化粧をする」「ノーメイク」は通夜に参列する場合、マナー違反となります。どのような化粧が通夜の場で好ましいのかを知っておけば、恥をかかずに済みますし、故人や遺族にも失礼になりません。ここからは、通夜に参列するときはどのような化粧をすればマナー違反にならないのかを見ていきましょう。

「片化粧」を心がける

通夜に参加するときは「片化粧(かたげしょう)」をします。人によっては初めて聞く方もいるかもしれません。

参考までに、片化粧とは薄化粧とほぼ同じ意味を持つ言葉です。通夜などの葬儀の際に喪服を着た女性がする化粧を片化粧といいます。大きな違いは口紅を塗るかどうかです。片化粧では口紅を塗らないのが基本となります。これには、「大切な人を失った悲しみが大きく、紅を塗ることもできなかった」という由来があるようです。

ただし、片化粧をするときに口紅をまったく塗ってはいけないわけではありません。塗ってもマナー違反にはなりませんが、その場合は派手なものは避け控えめな色を塗るのがマナーです。

ノーメイクはNG

通夜に参列するときにはノーメイクは避けます。ノーメイクのまま参列してマナー違反にならないのは、学生、遺族、化粧をしないようドクターストップがかかっている方、敏感肌の方だけと考えて良いでしょう。それ以外の方は、ノーメイクで通夜に参列するとマナー違反になります。

「派手な化粧よりましなのでは」と思う方もいるかもしれません。大人の女性がノーメイクで通夜に参列するのはかえって故人や遺族に対して失礼になります。大人の女性の身だしなみとしての化粧は控えめにすることで、通夜に相応しい見た目に仕上げられるでしょう。

通夜でのメイクのポイント

通夜に参列するときはメイクの仕方にも気を配ります。普段通りのメイクで参列すると、バッチリ決まりすぎて派手になってしまうこともあるでしょう。全てのステップで普段よりも薄目にするのがポイントです。ここからは、通夜に参列するとき向けのメイクのポイントをご紹介します。

ベースメイク:厚塗りにしない

「シミやそばかすが気になるからコンシーラーをたっぷり使う」というメイクは通夜の参列者として相応しいメイクではありません。ベースメイクは厚塗りすることで、カッチリ仕上がってしまいます。片化粧を意識するのであれば、コンシーラーやファンデーションなどは薄く延ばし、カラーは落ち着いた色を選ぶのがベターです。

「いつものクセで派手なメイクになりそう」という方はBBクリームを使用するのも良いでしょう。使用する化粧品によってはラメやパールが入っているものもあります。キラキラした仕上がりは通夜の参列には相応しくありません。フォーマルなメイクを意識して使用する化粧品は選びましょう。

アイメイク:ウォータープルーフを選ぶ

通夜に参列するときは目元に華やかさは必要ありません。そのため、つけまつげやマスカラ、アイラインの使用は避けましょう。アイシャドウは派手な色は避け、ブラウンなど落ち着いた色を使用するのがマナーです。

涙腺が緩んでも目元のメイクが崩れないようにウォータープルーフの化粧品を選ぶと良いでしょう。カラーコンタクトを普段から使用している場合は外します。通夜での参列に自分を可愛く見せる必要はありません。

口元:ヌーディーなリップを選ぶ

口紅は派手なカラーは避けます。塗ってないように見えるレベルの「ほのかなカラーの口紅」は塗ってもマナー違反にはなりません。ただし、顔色が悪く見えるカラーは派手なカラーと同様避けます。

通夜に参列するときは口元に輝きは必要ありません。そのため、ラメ入りや口元にツヤ感が出やすいとされるリップグロスは使用しないのがマナーです。

チーク:基本はつけない

血色を良くする目的で使用するチークは基本的にはつけません。通夜が故人との別れを惜しむ場のひとつであることを考えましょう。

顔色が悪すぎてチークをつけたほうが良い場合はつけて問題ありません。つける場合は頬よりも上の頬骨にほんのりとつけます。円を描くように丸く入れるとチークをつけていることが周囲にすぐに分かってしまうため避けましょう。

急に通夜に参列しなければならないときは?

外出先や仕事中など、急に大切な人の訃報が入ったら化粧はどうするのがベストなのでしょうか。常に控えめのメイクをしているとは限りません。華やかなメイクをしている場合、通夜の参列者として相応しいメイクに近づける必要があります。ここからは、急に通夜に参加しなければならないときの対応策を見ていきましょう。

派手な色やラメ・パールのメイクは落とす

派手なメイクやキラキラしたメイクをしたまま通夜に参列するのはマナー違反です。目元や口元など、派手な色やラメ・パールが入っているメイクは落とします。簡単にメイクを落としたいときに使用するのがティッシュです。ティッシュで落としたい部分を押さえれば、キラキラした仕上がりを抑えられます。

フェイスパウダーを重ねる

ツヤのあるメイクをしている場合はマットに仕上がるフェイスパウダーを使用しましょう。フェイスパウダーを適量はたけば、余計なツヤを抑えられます。気をつけたいのがラメ入りのフェイスパウダーです。ラメ入りのフェイスパウダーを使用すると、ツヤ感を抑えられずかえってキラキラ感のあるメイクになってしまいます。

通夜での髪型のマナー

通夜に参列するときは化粧だけでなく髪型にも気をつけましょう。髪の長さや髪色によって通夜で求められるマナーは異なります。別れの場でマナー違反な髪型をしてしまうと、遺族や他の参列者を不快にさせてしまうこともあるでしょう。ここからは、マナー違反にならない髪型に求められるものは何かをご紹介します。

前髪が目にかからないようにする

目にかかるくらい長い前髪の方はそのまま通夜に参列するのは避けましょう。長い前髪はヘアワックスやスプレーなどを使って横に流すあるいはヘアピンなどでとめておくのがベストです。まとめられるようであれば、横の髪や後ろの髪とまとめておくと良いでしょう。

肩より長い髪はまとめる

ミディアムヘアやロングヘアなど肩より長い髪は耳より下の位置でまとめます。ポニーテールや2つ結びは通夜の場に相応しくありません。髪が短い場合、横の髪は耳が隠れないようにかけて、耳を出しましょう。

参列する方によっては髪をまとめていない方もいるかもしれません。そこは個人差だと受け止めます。地域によっても違いがあるため、心配な場合は周囲に確認すると安心です。

金髪や派手髪のときは?

明るいヘアカラーである金髪や派手髪のときはそのまま通夜に参列するのは避けます。黒に染め直したり、黒染めスプレーでそのひと時だけ染めたりすると良いでしょう。黒のヘアカラーが理想ではありますが、自然なブラウン程度のカラーであれば特に手を加えずに参列してもマナー違反にはなりません。

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その他の身だしなみのマナー

通夜に参列するときは目立ちやすい化粧や髪型以外にも、「どのような服装がベストなのか」「ネイルはオフしないといけないのか」「香水を付けるのはNGなのか」など事前にチェックしておきたいマナーはたくさんあるでしょう。ここからは、その他の身だしなみのマナーとして細かな部分に目を向けて通夜に参列するときのマナーをご紹介します。

服装:露出の少ない黒い服にする

通夜に参列するときは黒い服を選びましょう。季節に関係なく露出は少ない長袖を選びます。暑さが心配な場合は七分袖でも問題ありません。

夏場は気温が上昇するため、露出が少ない服を着ると「暑いのでは」と心配になる方もいるでしょう。しかし、一般的に通夜の会場はエアコンが入っていることも多いようなので、できるだけ露出の少ない服で参列しましょう。

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お通夜の服装マナー|男性・女性・子ども

ネイル:オフできないときは手袋を

ネイルは基本的にオフするのがマナーです。マニキュアや自分でしたネイルであれば、短時間でオフできる場合が多いためオフしましょう。

ネイルサロンなどでネイルをしてもらった場合、オフにも予約が必要なことも多く通夜に間に合わないことも考えられます。その場合、手袋をすると良いでしょう。手袋は黒色を選びます。黒色の手袋が用意できない場合は、深みのあるベージュカラーのマニキュアを上から塗りましょう。

香水:葬儀ではNG

通夜や葬儀では香水をつけるのは避けます。通夜に参列するときにおしゃれは必要ではありません。事情がありつけたい場合は少量に留めましょう。たくさん付けてしまうと、線香の香りと一緒くたになり、他の参列者に不快な思いをさせる場合もあるでしょう。

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まとめ

通夜に参列するときはキラキラ感のある化粧やおしゃれはマナー違反になります。派手な化粧は避け、マットな仕上がりを心がけましょう。外出先や仕事先で訃報を知ったときはラメ・パールの化粧はディッシュで落としたり、マットに仕上がるフェイスパウダーを使用したりする対応がおすすめです。

小さなお葬式にはお役立ちコラムもあり、「こんなときどうすれば」という疑問を解決できます。24時間電話対応もしているため、通夜や葬儀に関してお悩みの方はお気軽に相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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