葬儀に僧侶を呼ぶための手配方法とは?お布施の目安もあわせてご紹介

葬儀に僧侶を呼ぶための手配方法とは?お布施の目安もあわせてご紹介

仏式の葬儀では、僧侶を呼ぶのが一般的です。しかし、どうして僧侶を呼ぶのかわからないという方もいるでしょう。また普段からお寺と親交がない場合、どのように僧侶を手配すればよいのか悩む方も少なくありません。そこで、この記事では僧侶を手配する手段やタイミングについて解説します。

こんな人におすすめ

僧侶の手配方法が知りたい人

僧侶に渡すお布施の目安が知りたい人

僧侶を呼ぶかどうか悩んでいる人

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葬儀に僧侶を手配する手段

いざ葬儀のために僧侶を手配しようとなっても、まずは何をすればよいのかわからないという方も珍しくありません。手配する方法は、以下のように状況に応じて複数あります。

・菩提寺があるケース
・菩提寺がないケース
・インターネットで手配する

ここからは、ひとつずつ解説します。

菩提寺があるケース

菩提寺とは、自分の家系が先祖代々受け継いできたお墓が建立されてあるお寺のことです。菩提寺がある場合は、直接連絡して依頼しましょう。僧侶の手配だけではなく、葬儀の概要を決める際も菩提寺に依頼することをおすすめします。

菩提寺がないケース

中には菩提寺がない、あっても遠方で依頼しづらいという方もいるでしょう。その場合は、葬儀社に連絡をして僧侶を紹介してもらいましょう。

僧侶を紹介してもらう際は、どのような宗派がよいのか、戒名をいただくのか否かといったことを事前に伝えましょう。故人の宗派と異なる宗派の戒名をいただいてしまうと後から変更しなければならないため、費用と時間が余計にかかってしまいます。

菩提寺が遠方にある場合は、まずはその菩提寺に故人が逝去した旨を伝えましょう。そうすることで、住まいの近隣にある同じ宗派の寺院を紹介してもらえることがあります。

遠方にあるからといって自己判断で別の菩提寺に依頼してしまうと、納骨を受け入れてもらえないなどのトラブルに発展することもあるため注意しましょう。

インターネットで探す

最近では、僧侶を手配する手段も増えており、インターネットからも依頼できるようになっています。そのような仲介サービスはさまざまな組織が展開しているため、希望に沿った手配ができるでしょう。

菩提寺への依頼は決まりごとや配慮すべき点が多く複雑ですが、インターネットのサービスであれば決まりごとが少ないため、気軽に利用できます。ただし、インターネットのサービスを利用する際には、以下の点に注意しておきましょう。

・価格が相場に見合っているか

僧侶を手配してくれるサービスの値段は、高いものから安いものまで幅広く存在します。より充実した内容のサービスを提供しているほど、値段も高くなる傾向があります。

しかし、金額が高すぎるものは値段にふさわしくないサービスを提供される恐れがあります。一方で、安すぎるものはサービスの品質が悪かったり不十分だったりするケースも考えられます。そのため、適正価格を見抜いて選ぶことが重要です。

・実績があるか確かめる

インターネットで僧侶を手配する際は、どれだけの方が利用したのか実績が確認できるところを選ぶことをおすすめします。多くの方が利用した実績があれば、ひとつの安心材料となります。

・僧侶と柔軟なコンタクトがとれるか

僧侶と柔軟なコンタクトがとれると、葬儀の細かな要望まで伝えることが可能です。逆にコンタクトがとれないと、希望に沿った葬儀を執り行えない恐れがあるので注意しましょう。

僧侶を手配するタイミング

葬儀を執り行うにあたって、僧侶のスケジュールや斎場、火葬場の状況といったさまざまな日程調整が必要です。話し合う内容も多いため、僧侶の手配はできるだけ早めに行いましょう。先延ばしにしているといつまでも葬儀が執り行えなくなってしまいます。

法要のときも同様に、余裕を持って手配することが大切です。遅くても2週間~3週間前を目安に連絡をしましょう。

どうして葬儀に僧侶を呼ぶのか

葬儀とは、修行中の身であった悟りを開く前の修行僧が逝去したときに行われた「弔いの儀式」が由来ともいわれています。

葬儀における僧侶の役目のひとつは、逝去した方を出家させて仏弟子にし、あの世へと導くことです。そのため、仏弟子となった際に授与される戒名が必要となります。

また、僧侶は遺族の気持ちを代弁する役割も担っており、遺族の言葉を伝えることで故人が安心してこの世を去ることができます。

僧侶へ渡すお布施の額

葬儀を執り行う際、僧侶に対して感謝の意を込めてお布施を渡します。お布施は葬儀費用とは別で渡すものなので、事前に必要な額を調べて用意しておきましょう。お布施にはいくつかの種類があるため、ひとつずつ解説します。

葬儀でのお布施

葬儀でのお布施は、主に告別式での読経と火葬時の読経に対する感謝の意として渡すもので、約50万円が全国的な平均とされています。

ただし、九州地方では平均が約30万円であるのに対し、中部地方では約65万円になるなど地域や宗派によっても差があります。もし、お布施をいくら渡すのかが不明な場合は、菩提寺や葬儀社に連絡するとよいでしょう。

また場合によっては、お布施とは別に御膳料やお車代の準備も必要となることがあります。

法要でのお布施

四十九日法要や一周忌、三回忌といった法要の際にも、僧侶を呼ぶ場合はお布施を用意します。法要でのお布施の金額は、約3万円~5万円を渡すのが通例です。こちらも地域や宗派による違いがあるため注意しましょう。

また、離れたところで法要や法事を執り行う場合は、お布施とは別に交通費であるお車代として5,000円~1万円ほどを渡すこともあります。

納骨のお布施

納骨を行う際も僧侶に読経してもらうため、お布施を用意しましょう。目安としては約3万円~5万円ですが、檀家である場合はそれ以上の金額を渡すこともあります。他の法要と一緒に納骨を行う場合は、法要のお布施に納骨のお布施を上乗せしてお渡ししても問題ありません。

また、新しいお墓を建立する際は開眼法要が必要になるため、その場合もお布施を用意します。

納骨の場合も法要や法事と同様に、お車代や御膳料が生じる可能性があるので、忘れないようにしましょう。

僧侶にお布施を渡すときのマナー

お布施を渡す際は白い無地の封筒に入れ、表書きは「お布施」「御礼」とし、中心下部には喪主の氏名を書きます。

お布施を渡すタイミングは、葬儀前などあいさつをする場面がよいでしょう。渡す方法は、手渡しではなく切手盆に乗せて渡すのが通例です。切手盆がない場合は、袱紗に包んで渡します。

僧侶を手配するときの注意点

僧侶を手配する際は、いくつかの注意点があります。予想外のトラブルに巻き込まれないためにも、手配時の注意点について解説します。

菩提寺以外の僧侶に依頼すると納骨できない恐れがある

お世話になっている菩提寺以外で僧侶を手配してしまうと、お寺の敷地内にある先祖代々のお墓に納骨できない恐れがあります。それゆえに、菩提寺がありながら他で僧侶を手配する場合は、事前にしっかりと話し合いを行うことが必要です。

菩提寺で行われる法要には外部の僧侶は手配できない

法要などを菩提寺内で行う場合、外部から僧侶を手配してしまうと、菩提寺の僧侶に対して失礼にあたります。僧侶を外部から手配することは避けましょう。

僧侶を呼ばずに葬儀は執り行えるのか

葬儀には僧侶を招くことが通例となっていますが、現代では僧侶を呼ばなくても葬儀を執り行うことが可能です。時代の流れとともに葬儀のスタイルが変化したことによって、現代では必ずしも僧侶を呼ばなくてもよいとされています。

例えば、無宗教葬や自由葬では宗教がない儀式のため僧侶を必要としません。前述の葬儀形式を選択する場合や、葬儀に費用をかけられない場合は僧侶なしの葬儀を検討してみましょう。

僧侶を呼ばずに葬儀を執り行うときの注意点

もし、僧侶を呼ばずに葬儀を執り行うとなるとイレギュラーな葬儀にあたるため、参列者に事前に連絡しておくことが重要です。中には、無宗教で行う葬儀に対して肯定的な意見を持たない方もいるでしょう。後にトラブルを生まないためにもあらかじめ相談や連絡を行うことがおすすめです。

また、お世話になっている菩提寺がある場合は、無宗教で葬儀を行う旨を事前に連絡しておくとよいでしょう。

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まとめ

仏式の葬儀では僧侶を呼ぶことが一般的ですが、必須ではありません。僧侶は菩提寺または葬儀社に連絡するか、インターネットから依頼して手配します。

僧侶の手配にお困りの方は、小さなお葬式の僧侶手配サービスをご利用ください。全国どこでも依頼ができるため、日頃お寺とお付き合いがない方でも安心です。また、僧侶の手配だけでなく、さまざまなニーズに合った葬儀プランもご用意しております。葬儀に対して不安がある方は、ぜひ専門の知識を持ったスタッフへお気軽にご相談ください。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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