「初穂料」の意味やマナー玉串料との違いについて詳しく解説
雑学

作成日:2022年07月08日  更新日:2022年08月05日

「初穂料」の意味やマナー玉串料との違いについて詳しく解説

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神社でお守りやお札を購入する際に「初穂料」「玉串料」という言葉を目にする機会も多いのではないでしょうか。どちらも「神様への捧げもの」という意味がありますが、場面によって使い分ける必要があります。それぞれの違いを正確に理解しておきましょう。

この記事では、「初穂料」の基本的な意味や「玉串料」との違い、初穂料の包み方や書き方、マナーなどの基礎知識を解説します。

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【もくじ】
「初穂料」はどのようなもの?玉串料との違い
初穂料を包む際のマナー
初穂料に関するよくある疑問
まとめ

「初穂料」はどのようなもの?玉串料との違い

初詣や婚礼の儀式、先祖のお墓参りなど神社仏閣は日本の伝統や私たちの日常生活に深く関わっています。「初穂料」もまた神社仏閣と関係しています。

ここからは、初穂という言葉の意味と「初穂料」と呼ぶようになった経緯について解説します。

初穂の意味とは

その年に初めて収穫した稲穂(米)や穀物を「初穂(はつほ)」と呼び、感謝の気持ちや豊作祈願の願いを込めて、古来より神様に供えられていました。

また、稲穂だけでなく、その年に初めて獲れた野菜や果物、魚介類などの「初物」もお供えとして神前に奉納されてきました。

初穂料はどのようなものなのか

「初穂料」とは、神様にお供えすべき初穂を用意できない代わりとして神様に納める金銭のことです。初穂を神前にお供えしてその年の収穫を神様に感謝していた風習のなごりとされています。「神様への感謝やお礼」という意味合いが強いため、婚礼や出産などの「慶事」に渡すのが一般的です。

また、葬儀などのお悔やみ事や大切な人との別れを執り行う場でもある「弔事」では、初穂料を渡すのはマナー違反となっています。

玉串料との違いは?

「玉串料」とは、初穂・初物と同様に、神様にお供えすべき玉串を用意できない代わりに納める金銭のことです。玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)という紙片を垂れ下げたものです。玉串を神様に捧げて拝礼することを「玉串拝礼(たまぐしはいれい)」、もしくは「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」といい、祈願者自らがお供えします。

「初穂料」と「玉串料」はどちらも神様への感謝を表しますが、「初穂料」は慶事でのみ使用するのに対し、「玉串料」は慶事・弔事のどちらでも使用できるという違いがあります。

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初穂料を包む際のマナー

初穂料はのし袋に包んで渡しますが、のし袋を用意する際にはいくつかのマナーがあります。ここからは、のし袋に記載する表書きと中袋の書き方、水引の選び方について紹介します。

表書きの書き方

のし袋の表書きは、毛筆または筆ペンを用いて上段に「初穂料」もしくは「御初穂料」と書くのが一般的です。また、下段には自分の氏名を書きます。

注意点として、初穂料の表書きの宛名は、初穂料を送る目的や名目によって変わります。例えば安産祈願の場合は、下段に両親の氏名を書き、七五三の場合は、下段に子供の氏名を書きます。お祭りの場合は、上段に「寄進」もしくは「奉納」、下段に贈り主の氏名を書きましょう。

このように、それぞれの場面に沿った宛名書きをしましょう。

中袋の書き方

初穂料は中袋に入れた状態でのし袋で包みますが、中袋にも記載が必要です。中袋の表面には包む初穂料の金額を明記します。「壱、参、伍、拾、阡(仟)、萬」のように大字と呼ばれる漢数字を使って縦書きで記載しましょう。例えば、1万円の表記は「金壱萬圓也」となります。

中袋の裏面には、氏名と住所を縦書きで記載しましょう。住所には大字は使用せず、漢数字(一、二など)を使います。氏名の欄には、祈祷を受ける方の名前を記載するように注意しましょう。例えば、赤ちゃんが祈祷を受ける場合は、赤ちゃんの氏名を中袋の裏面に記載します。中袋は黒のボールペンやサインペンを使用しても問題ありません。

水引の選び方

のし袋に使用する水引は、主に蝶結びと結び切りの2種類があります。七五三や棟上げなど「何度あってもよい」とされるお祝いでは、ほどけやすい紅白の蝶結びの水引きを使用しましょう。

一方で、「繰り返しあってはならない」とされる結婚式では、ほどけにくい結び切りの水引を使用するのがマナーです。初穂料を贈る場面を想定して、正しい水引を選びましょう。

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初穂料に関するよくある疑問

初穂料を渡す機会は限られているので、渡すタイミングや場面、金額の目安など、わからない点も多いのではないでしょうか。当日になって困ることがないよう、準備しておきましょう。

ここからは、初穂料を渡す際に悩んでしまいがちなポイントについて解説します。

初穂料は誰が渡す?

初穂料を渡す方に特段の決まりはありません。しかし、お宮参りなどで赤ちゃんが祈祷を受ける際は両親が初穂料を用意することが多いでしょう。赤ちゃんの無病息災を願い、健やかな成長を願う両親が初穂料を渡すのが自然な流れだといえるでしょう。

ただし、両親の祖父母や親戚が初穂料を用意する場合もあります。祖父母や親戚が「初穂料を出す」という場合は、無理に断らずに気持ちとして受け取ってもよいでしょう。

初穂料はいつ渡す?

初穂料を渡すタイミングは、参拝する神社によって異なります。一般的には祈祷を申し込むタイミングで、受付で初穂料を渡すのがおすすめです。

ただし、七五三の時期など受付業務が通常時とは異なる場合、専用窓口を設けている神社仏閣もあります。心配な場合は、祈祷をお願いする神社仏閣に初穂料を渡す場所や方法について事前に確認してみましょう。

初穂料として包む金額の目安は?

初穂料として包む金額は、個人の場合で5,000円~10,000円が相場となっています。また、企業が初穂料を包む場合は、祈祷内容によって異なりますが20,000円~が相場です。あらかじめ初穂料の金額を設定している神社仏閣もあるので、電話やホームページなどで事前に確認することをおすすめします。

新札にする必要がある?

初穂料として包むお札をすべて新札にする必要はありませんが、あまりにヨレがあったり、汚れがついていたりするものは避けましょう。基本的に、神様へ捧げる初穂の代わりとなるお金なので、できるだけ綺麗なお札を選んで包むようにしましょう。

まとめ

「初穂料」とは、古来より神様に豊作の感謝の意味で捧げていた初穂の代わりとなる金銭のことです。「初穂料」はお祝い時に捧げますが、似た意味を持つ「玉串料」は慶事・弔事、どちらの場面でも使用できるという違いがあります。

また、初穂料の表書きの宛名や水引は、初穂料を送る目的や名目によって異なります。渡すタイミングや金額の目安・マナーに悩む場合は、神社仏閣や詳しい方に確認すると安心です。

小さなお葬式では初穂料や弔事の際の玉串料など、その他、葬儀に関するさまざまな相談を専門スタッフが承ります。疑問をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

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