お彼岸でお墓参りをする際のマナー!お供え物やお布施の目安

お彼岸でお墓参りをする際のマナー!お供え物やお布施の目安

春や秋には「お彼岸」があります。しかし、お彼岸の意味や期間についてきちんと知らない人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、お彼岸とは何かについて解説しつつ、お墓参りをする際のマナーを紹介します。

こんな人におすすめ

お彼岸にお墓参りを予定している人

お彼岸がいつなのか知りたい人

お彼岸のお墓参りのマナーを知りたい人

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お彼岸はいつ?期間やお墓参りの日程は?

お彼岸になるとお墓参りに行くのが一般的です。しかし、毎年お彼岸の期間が異なるため、「今年はいつお彼岸なのか分からない」といった人も多いでしょう。ここでは、お彼岸の決まり方や2024年のお彼岸がいつなのか解説します。

お彼岸期間の決まり方

お彼岸の期間は3月の春彼岸9月の秋彼岸の年に2回あります。国民の祝日である春分の日と秋分の日を中日として、前後の3日間を合わせた7日間がお彼岸の期間です。

春分の日と秋分の日は太陽の動きに合わせて決められているため、毎年日にちが異なります。春分の日と秋分の日は、前年の2月1日に政府が発表します。

お彼岸の基準が春分の日と秋分の日になった理由

春分の日と秋分の日は、真東から太陽がのぼり、真西に沈む日です。真西には阿弥陀如来の西方極楽浄土があるとされているため、お彼岸になったという説があります。

彼岸とは、悟りの境地である極楽浄土を目指す修行といった意味合いがあり、仏教で極楽浄土があるとされているのは西の彼方です。

2024年のお彼岸期間

2024年の春彼岸は、3月17日(日)~3月23日(土)の7日間です。3月17日が彼岸入りで、3月20日が春分の日で中日にあたります。

秋彼岸は、9月19日(木)~9月25日(水)の7日間です。9月19日が彼岸入りで、9月22日が秋分の日で中日にあたります。

お彼岸の墓参りはいつ?

お彼岸のお墓参りは、中日である春分の日や秋分の日に行くのがベストとされています。しかし、厳密に決められているわけではないため、期間中であればいつお墓参りしても問題ありません。家族が揃った日や晴れた日に行けばよいでしょう。

お彼岸にお墓参りをする理由とは?

なぜお彼岸にお墓参りをするのが定着したのでしょうか。それは、これから紹介する仏教の思想に基づく考えや、過ごしやすい日であるなどの理由があります。

中道思想に合うため

仏教用語である「中道(ちゅうどう)」というのは、「両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫く」「その場に合った正しい判断をする」といった意味があります。春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じであるため、仏教における「中道の思想にも合う」ということです。

八王日であるため

八王日に善行を行うとよいという説があります。八王日とは8つの節気である、「立春」「春分」「立夏」「夏至」「立秋」「秋分」「立冬」「冬至」のことです。

これらの季節の変わり目では、神々が世を巡回し、人々の行いを記録するといわれています。そのため八王日にあたる日にお墓参りをするようになりました。

生まれ変わりの行いにふさわしい日であるため

前述した通り、春分の日と秋分の日は真東から太陽がのぼり、真西に沈む日です。真西には阿弥陀如来の西方極楽浄土があるということから、浄土に生まれ変わるための行いをするのにふさわしいとされ、お墓参りをするようになったという説があります。

お彼岸でお墓参りをする際のマナー

お墓参りに特別な決まりや作法、服装などはありません。しかし、一般的な風習やマナーは押さえておくほうがよいでしょう。ここでは、お彼岸でお墓参りをする際のマナーについて紹介します。

必要なものを用意する

お墓参りに行く際は、数珠・線香・ろうそく・お花・お供え物を用意しましょう。お墓の近くには売店があることも多く、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでも線香やろうそくが売られています。

掃除用具やひしゃくも必要ですが、お寺やお墓がある場所に備えられていることが多いため、持参しなくても大丈夫でしょう。

墓石の掃除をして清める

お墓の前に着いたら、ろうそくや線香をつける前に、まずは掃除をしましょう。定期的にお墓の掃除をしていない場合は、枯葉や砂埃がたまっている可能性があります。また飾ってあった古い花なども取り除き、きれいにしましょう。そして墓石に水をかけ、清めます。

お供えをして手を合わせる

ろうそく立てにろうそくを入れ、火を灯します。風が強い場合はすぐに火が消えることもあるため、無理につけなくても問題ありません。その後、火をつけた線香を線香立てに入れます。

お供えをした後、手を合わせてご先祖さまに冥福を祈ります。なお、複数人でお参りをする際は1人ずつ手を合わせましょう。

お彼岸のお墓参りでお供えするもの

お彼岸でお供えするものは、春彼岸であれば「ぼた餅」、秋彼岸であれば「おはぎ」が一般的です。その他にも、「故人が好きだった食べ物やお酒」「果物」「菓子折り」などをお供えするとよいでしょう。おはぎとぼたもちは呼び方が異なるだけで、基本的には同じものです。

お彼岸で渡すお布施の目安

お彼岸では、お坊さんに読経してもらう際にお布施を渡します。お布施の金額は人にもよりますが、3,000円〜1万円程度が目安です。個別法要の場合は数万円包むこともあるでしょう。自宅に来てもらう場合は、別途お車代として5,000円ほど包むこともあります。

お彼岸でやってはいけないことは?

お彼岸はご先祖さまを偲ぶ意味合いがあり、大切にされてきた行事です。お彼岸に行事を重ねるのはよくないと言われることもありますが、ここでは、お彼岸でやってはいけないことについて詳しく解説します。

タブーな行事はない

お彼岸では、「引越しや祝いごとをしてはいけない」といわれることもありますが、基本的にNGな行事はありません。

ただし、行事が重なることで慌ただしくなってしまう点には注意が必要です。お彼岸に行事を行う際は、ご先祖さまへの供養がおろそかにならないようにしましょう。

周囲の気持ちに配慮する必要はある

仏教上の教えではNGとされていなくても、お彼岸に祝いごとをすることに対してよく思わない人もいます。特に結婚式をあげる場合は、親族や友人など周囲の人にも影響するため、配慮する必要があるでしょう。

またお彼岸に、入院している人のお見舞いに行くのは、縁起が悪いと考える人もいます。できる限り、お見舞いのスケジュールを改めるほうがよいでしょう。

彼岸花を持ち帰るのは避けたほうがよい

彼岸花とは田のあぜや土手などに生えている花です。秋の彼岸の季節に赤色の花を咲かせますが、この彼岸花を持ち帰るのは避けたほうがよいとされています。それは彼岸花の茎は有毒であることや、「持ち帰ると火事になる」という戒めがあるためです。

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まとめ

お彼岸は春と秋の年に2回あります。お彼岸の期間は毎年異なりますが、春分の日と秋分の日を中日とした合計7日間と覚えておくとよいでしょう。お彼岸ではお墓参りをするのが一般的ですが、お彼岸の期間中であればいつお墓参りをしても問題ありません。

お彼岸にお墓参りをする際は、この記事で紹介したマナーを押さえて行いましょう。仏事にまつわる疑問やお悩みは、小さなお葬式にご相談ください。専門のスタッフが24時間365日誠心誠意対応いたします。

監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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