神棚の扉|開け閉めの作法とは?祀り方についても詳しく解説

神棚の扉|開け閉めの作法とは?祀り方についても詳しく解説

自宅に神棚があっても、扉の開け閉めの作法については知らない人がいるかもしれません。扉は開けておいてよいのでしょうか。それとも閉めておいたほうがよいのでしょうか。

この記事では、神棚の扉を開閉する作法について解説します。神棚の扉を開けるタイミングや、神棚の扉の数による祀り方など、正しい知識を身につけておけば、神様をしっかりとお祀りできるでしょう。

こんな人におすすめ

神棚の扉の作法を知りたい人

神棚の扉を開けるタイミングを知りたい人

神棚に祀るものを知りたい人

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神棚の扉の作法

神棚の扉は開けたままでよいのか疑問をお持ちの方に向けて、扉の正しい開け閉めの作法について説明します。扉は開けおいても閉めておいてもどちらでもかまいませんが、神道の作法では普段は閉めておくということを理解しておきましょう。

神棚の扉は開けていても閉めていてもよい

神棚の扉は開けていても閉めていても、半開きでもかまいません。しかし、地域、家庭、神社によって考え方が異なります。祖父母や両親、親族などから受け継いだ方法や、地域の慣わしに従って扉を扱いましょう。

神道の作法では普段は閉めておく

神棚の扉は開けておいても閉めても問題はないのですが、神道の作法としては、普段は扉を閉めておくのが基本です。せっかく神様を祀っているのに、なぜ閉めておくのかと疑問を持つ人もいるかもしれません。しかし、扉を閉めておくのには理由があります。

神道では、神様は恐れ多い存在であると位置づけられています。そのため神様が祀られている神棚は、神社の本尊の扉と同様に、特別なとき以外はむやみに人目にさらすべきではなく、扉を閉めておいたほうがよいとされています。

神棚の扉を開けるタイミング

基本的に神棚の扉を閉めていた場合には、どのようなタイミングで開ければよいのでしょうか。地域や家庭によって考え方は異なりますが、一般的に扉を開けるとされている3つのタイミングを紹介します。

神棚の清掃

神様がいる場所である神棚は、日頃からきれいにして神様に気持ちよく過ごしてもらいたいものです。そのため普段は神棚の扉を閉めていたとしても、定期的に開けて清掃をしたほうがよいでしょう。

毎月、1日と15日を節目として、扉を開けて清掃する家庭も多いといわれています。年末にも、大掃除の一環として清掃をする人は多いでしょう。ただし、12月29日は「二重に苦しむ」という言葉を連想させるため、清掃に適していないとされてます。

また、12月31日は慌ただしい時期であり神様に失礼になることから、清掃は避けたほうがよいでしょう。

御神札を納めるとき

神社から新しい御神札を授かった場合には、扉を開けて御神札を新しいものに交換します。御神札は年末に交換して、新しい御神札とともに新年を迎えるのが基本です。喪中でなければ、御神札を新たにして、神様をお祀りしましょう。

三が日・慶事

正月の三が日には、神棚にお参りをするために扉を開ける地域があります。また、結婚、出産、新築、改築などの慶事にも、扉を開けて神棚にお参りをする家庭もあるでしょう。

例えば、出産後、赤ちゃんに命名した際には、名前を記した命名書を神棚にお供えします。神様に、新しい命が誕生したことを報告するためです。

神棚に祀るもの

神棚は神様を祀る祭壇であり、神社から授かった御神札を納めて神具をそろえ、お供え物をささげる場所です。それぞれどのような意味を持つのかを解説します。

御神札

御神札とは、神様の御霊が宿るとされているお札のことで、神社から授かります。神社で祀っている神様の名前や、神社名が書かれています。

神棚には、伊勢神宮の神宮⼤⿇、氏神神社の御神札、個人的に信仰している崇敬神社の御神札という3枚の御神札を祀るのが基本です。

神具

神棚に供える道具のことを神具といいます。水を入れる「水玉」、お米や塩をお供えする「」、榊を入れる「榊立て」、御神酒を入れる「瓶子」、神様そのものであり神が宿るとされる「神鏡」などが一般的です。

神棚の前に置く神鏡には、神様に対する目印、鏡に写る姿を見て自分を見つめ直すこと、清らかな心で神様に向き合うなどの意味が込められています。

お供え物

神棚への毎日のお供え物の基本は、水・米・塩です。左から水、米、塩と置きます。御神酒をお供えしてもよいでしょう。これらは毎日新しいものに取り替えますが、難しい場合には、1日と15日に神棚を清掃する際に交換します。

榊は絶やさずお供えし、枯らさないように注意しながら、1日に新しいものにして、15日に交換するとよいでしょう。

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神棚の扉の数による祀り方

神棚は、扉の数によって2種類あり、扉の数が1枚の「一社造り」と3枚の「三社造り」です。神棚の造りによって祀り方が異なるため、それぞれについて解説します。

一社造りの神棚の祀り方

一社造りの神棚には、3枚の御神札を重ねてお祀りします。一番手前に神宮大麻を置き、2枚目に氏神神社の御神札、3枚目には崇敬神社の御神札を置きましょう。神棚の扉よりも御神札が大きいサイズの場合は、横に並べて置きます。

三社造りの神棚の祀り方

三社造りの神棚は、扉の数も御神札の数もともに3枚なので、横並びに置けます。向かって左側に崇敬神社の御神札、中央に神宮大麻、右側に氏神神社の御神札という配置で祀りましょう。

なお、御神札は「上巻紙」といわれる薄紙に包まれているので、神棚にお祀りする際には取り外します。

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まとめ

神棚の扉の開閉にはいろいろな考え方があり、開けておいても閉めていても、半開きにしておいてもかまいません。ただし、神道の作法としては、普段は閉めておくのが基本です。神棚の清掃や新たな御神札を納めるときなどには、扉を開けましょう。

小さなお葬式では、どんなことでもお気軽にご相談いただける、通話料無料のサポートダイヤルをご用意しております。神棚の扉や葬儀に関する疑問など、分からないことがありましたらお気軽にお問合せください。

また神棚に関する疑問以外にも、お亡くなり後の手続き・直近の葬儀にお悩みの方は 0120-215-618 へお電話ください。
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監修
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)
信長 洋輔(小さなお葬式 コラム編集長)

株式会社ユニクエスト社員
「小さなお葬式のコラム」の編集長。
葬儀葬式・法事法要だけでなく、終活・老後資金などFP関連の知識にも精通。
葬祭ディレクター1級の資格取得に向けて学習中。
葬儀業界最大級の、合計2000記事以上を管理。
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