近年ではお墓の形態も多様になり、自由にデザインのできる墓石を使ったプレート葬も人気を集めています。
そこで、プレート葬とは何かについて紹介し、墓石のデザインを具体的に解説していきましょう。プレートには言葉やイラストを刻み、色や形も選べるため、故人の想いを踏まえた墓石が作れます。
<この記事の要点>
・プレート葬には個別埋葬型と合祀型の2種類がある
・プレートには好きな言葉やイラストを刻むことができる
・石材の種類や色も豊富で、白・黒・青・ピンク・赤色の御影石などがある
こんな人におすすめ
お墓の種類に悩んでいる方
プレート葬に興味がある方
プレート葬とはあまり聞きなれない埋葬方法かもしれません。まずはどのようなお墓なのか、埋葬方法の種類、樹木葬との違いなどについて解説します。
プレート葬とは、一般的な墓石のように構造が複雑ではなく、板状のプレートを墓標として使用しているお墓に埋葬することです。
霊園の区画内に作られた「カロート」と呼ばれる納骨室に、遺骨を納めます。その上に蓋の役割として、墓石ではなくプレートをかぶせます。
プレート葬には、個別埋葬型と合祀型の2種類があります。個別埋葬型は、霊園の1区画に個人や家族単位で埋葬するお墓です。プレートのデザインも自由に選べます。
一方、合祀型は他の人と同じ区画に埋葬するお墓です。プレートは故人の銘板の役割をはたすため、納骨場所から離れたところに設置される場合もあります。
近年増えてきている埋葬方法の1つに樹木葬があります。プレート葬がプレートを墓標に用いるのに対して、樹木葬は墓石の代わりに樹木や草花を墓標として用いるのが特徴です。ただし、樹木葬の中でもカロートに納骨するタイプのお墓の場合には、ふたとしてプレートを用いる場合もあることを理解しておきましょう。
樹木葬は樹木の周りに遺骨を埋葬し、土に還す方法です。樹木葬には、遺骨をカロートに納めないタイプもある点が、プレート葬とは異なりますので覚えておきましょう。
プレート葬の墓石のデザインは、伝統的な墓石と比べると自由に決められます。まずはプレートに彫刻する言葉について解説していきましょう。一般的に刻まれることの多い言葉として、家名・命日・故人の名前、故人と関わりのある言葉、故人へのメッセージなどがあります。
プレートに刻む言葉は自由ですが、伝統的な墓石と同様に家名を入れるのも一般的です。家紋やイラストを添えるのもよいでしょう。
プレートの大きさによっては、家名しか彫刻できない場合もあります。命日や故人の名前については入れなくてもかまいません。
「絆」「楽」「和」「愛」などの故人と関わりのある言葉や、「笑顔」「愛」「優」「思いやり」など故人の人柄を表す言葉を刻むのもよいでしょう。
また、故人が好きだった曲名や歌詞、言葉を彫刻するのもおすすめです。アルファベットを使ってもかまいません。
故人へのメッセージを彫刻するのもよいでしょう。「感謝」「ありがとう」「Thank you」などの他にも、「安らかに」「永遠に」など故人に伝えたい気持ちを言葉にするのもよいでしょう。
また、「いつまでも忘れません」「大好きだよ」なども、故人に対する思いがこもったふさわしい言葉です。
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プレート葬の墓石には、言葉だけではなく、イラストを取り入れることができるのも大きな特徴です。伝統的な墓石では作りにくい、オリジナルの墓標を作って故人を偲びましょう。
プレートに家名を入れた場合には、家紋も一緒に彫刻することがあります。また故人の肖像画をイラストにして彫刻したり、写真を転写してカラー彫刻にしたりする方法もあります。
ただし特殊な加工をする場合には、霊園や墓地に相談してみましょう。独自のガイドラインを定めていることもあるため、事前に相談するのを忘れないようにしましょう。また、複雑な加工に応じて費用もかかることも理解しておかなければなりません。
故人と、故人の飼っていたペットと一緒に埋葬できるお墓もあります。その場合には、ペットのイラストや写真をプレートに彫刻することもあるでしょう。
また、ペットと一緒に埋葬をしなくても、故人が寂しくないようにペットの姿を彫刻する場合もあります。
故人が好んでいた花や樹木を彫刻したプレートも人気があります。彫刻に着色することもできるため、桜、バラ、ユリ、ヒマワリなどの彩り豊かな花を描けるでしょう。
また故人の誕生花や好きだった花を背景に配置することで、その人らしい華やかなお墓になります。
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プレート葬の墓石のデザインとしては、石材の種類や色によっても個性を出すことができます。さらに墓石の形を決めて、故人らしいお墓を作りましょう。
プレート葬の墓石は、御影石であることが一般的です。御影石にはいくつかの種類があり、色ごとに分類すると、白御影石、黒御影石、青御影石、ピンク・赤色の御影石の4種類があります。
白御影石にはカラー彫刻がよく映えますし、黒御影石は塗料が映えやすく、落ち着いたものに仕上がります。青御影石は青みがかったグレー系の石ですが、色見の幅が広いため、デザインによって独特の味わいがあります。
ピンク・赤色の御影石は、明るく柔和な印象が醸し出され、優しいデザインに向いているでしょう。
墓石の形については霊園によって指定されている場合、いくつかの候補の中から選ぶ場合、自由に作れる場合などがあるため、事前に確認しておきましょう。
一般的な四角形のものから、柔和な印象の丸いプレート、波型など特殊な形状のプレートなどさまざまなものがあります。
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プレートが墓標であるプレート葬では、墓石のデザインが自由に決められます。刻む言葉、イラスト、色や形を選んで、故人らしいお墓を作りましょう。
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